【考察】アズール=サンは「いいザマだよね、お前」のときどんな顔をしていたのか?
一応この記事はニンジャスレイヤー2部のネタバレを含みます。よいこは気をつけてね。
「いいザマだよね、お前」
「いいザマだよね、お前」、それはニンジャスレイヤー第2部「ドゥームズデイ・ディヴァイス」(wikiに飛びます)にて、ダークニンジャに敗北したデスドレインに向け、アズール=サンが言い放ったセリフです。数多くのヘッズに衝撃(と蚊柱)を持って迎えられた名シーンと語られています。
しかし、このシーンはデスドレインを見ながら言った、ということしか地の文=サンは語っておらず、アズール=サンの表情・感情はさっぱり描写されていません。細かな情景については読者の想像に委ねられています。
この記事では、前後の描写を踏まえ、このセリフを放ったアズール=サンがどんな気持ちだったのか、どんな表情をしていたのかを考察し、考えられるパターンを列挙、その時の表情を拙作ウキヨエをもって見ていきたいと思います。
というのは建前で、正直言っていろんな顔のアズール=サンを描いて遊びたいというのが本当の目的でありますかしこ。
本編の状況的にありそうだと思う顔には「個人的アリ度」、それはともかく見てみたい顔には「個人的見たい度」で5点満点でそれぞれ採点していきます。これはあくまでも主観なのであなただけの点数をつけていきましょう(?)。
◆◇◆
①無表情・見下ろし
個人的アリ度:■■■■■
個人的見たい度:■■■■■
無表情に、無感情に言いすてるようなイメージ。直前にダークニンジャを無感情に見るシーンから会話を始めているので、その延長線上の表情。デスドレインから身勝手に頼られる理不尽さを感じながらも、結局成り行き任せで守るしかない状況のあまり心がサップーケイとなった結果、なんの感情も表に出なくなってしまっているのではないか。個人的にはこれがイチオシ。つぎのセリフの「お前の事を一生ゆるさない」までこの顔でいてほしい。
②微笑・見下ろし
個人的アリ度:■■■■
個人的見たい度:■■■■■■■■■■
①に少しの笑みを加えた表情。鼻で笑うように言い放つイメージ。状況のブルシットぶりのあまり、自嘲なのか、デスドレインへの嘲笑なのかわからない笑みを浮かべていたとしてもおかしくはない。直前にジツを発動させていることから、ニンジャの邪悪性の影響で負の感情が表に出ているとも考えられる。
それはともかくこの顔で見下されてみたいというのが実際のところ本音ではないだろうか。
③切ない
個人的アリ度:■■■■
個人的見たい度:■■■
つい悲しい顔をしているかも知れない。デスドレインに同情する要素はないと思うが、自分の人生を壊した男が足元でブザマをさらしているさまをみて、それでも彼を守らなければ明日はない自分へのあまりのショッギョ・ムッジョさに切なくなっていたとしても十分にあり得る。すぐあとの瀕死のデスドレインをみて「嫌だ!」と悲痛に叫ぶシーンにもスムーズにつながる表情である。
④決断的
個人的アリ度:■■
個人的見たい度:■■
デスドレインを叱るようにビシッと言っていたかもしれない。私がやるからアンタはそこで寝てなさいよ的な空気。このテンションならカラテが高まってそうなのでダークニンジャと問題なく善戦できるのではないか。直前に「何かしろ!アズール」とデスドレインから頼まれている以上やる気になったとも考えられる。しかしアズール=サンにはその程度でデスドレインを守る決意を固めるほどの義理はないのではないか。ストックホルム症候群めいて庇護欲が湧いたのかもしれないが…。メタ的な部分だと語気を強めていたとしたら、「お前!」とビックリマークが語尾についていそうである。
⑤キレてる
個人的アリ度:■■
個人的見たい度:■■■
デスドレインへの憎しみと不甲斐なさにキレているかもしれない。ありえなくはないけど、この時点で感情(エゴ)を大きく表に出せているならとっくにデスドレインから卒業できたはず。アズール=サンとデスドレインとの決別は「グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン」まで待つことになる。
⑥ニヤニヤ
個人的アリ度:■
個人的見たい度:■■■■
デスドレインがブザマに尻餅ついてるのに楽しくなってニヤニヤしてるかもしれない。ってそれは悪趣味すぎるのではないだろうか。しかしニンジャソウルが目覚めたことによる全能感からこんな顔がでていたとしても何もおかしくはない。こんな曖昧なテンションでダークニンジャを相手したら瞬殺されそうだ。
⑦にこにこ
個人的アリ度:■
個人的見たい度:■■■
うっかりにこやかな笑顔がこぼれてしまっているかもしれない。ってあんたそんなキャラちゃうやろ!でもデスドレインの影響でサイコ野郎化しつつあると考えれば何もおかしくはない。多分。
⑧違うとこ見てる
個人的アリ度:
個人的見たい度:■■
ダークニンジャ=サンも来てるし、デスドレイン負けちゃったしなんかもういいかなって空気になっている。これからダークニンジャと戦うのにそれはないだろう。自由奔放系の悪の女幹部ムーブか。いやもう完全にネタ切れ。
◆◇◆
おわりに
アズール=サンの人生は壮絶な環境すぎるので、現代日本を平々凡々に過ごす我々にはその感情を読み取ることはできないと結論付けざるを得ない。4部ではすっかりタフになってしまった彼女の心境は如何ほどなのか、心の安寧はどこにあるのか、全ては本編でそのうち語られるであろう…。
もしこんな顔してたんじゃない?というご意見があればコメントとかいただければ追加するかもしれません。
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