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2023年の写真 2.

今日は2023年に中判カメラで撮影した写真のなかから選んでみました。
私と中判カメラ(Rolleiflex)の付き合いは長く、もう13年にもなります。そのせいか、目も当てられない失敗がない代わりに決定打もなく、12件選ぶのは35mm判にも増して難しかったです。…でも、そこは、まあ、Rolleiflexで撮る写真の質が安定してきたのだと積極的に考えることにします。

Porto
Porto
Brugge
Brugge
Berlin
St Moritz
St Moritz
Aschaffenburg
Vicenza
Vicenza
Praha
Praha

最後の2件は買ったばかりのFlexaret IIで撮った最初の1本から選びました。その他の10件はRolleiflex 2.8F Planar、またはRolleiflex 2.8F Xenotarで撮影した写真です。私の2台のRolleiflexとFlexaretの間には実に約30倍もの価格差があるのですが、こう並べてみると、そんなことは敢えて書かなければ分からないような気もします。もっとも、Rolleiflexのほうがやはり圧倒的に操作しやすいのは確かなのですが。ただし、Rolleiflex 2.8FとFflexaret IIの間には、そもそも製造時期に20年以上の開きがあるので、ここで操作感を比べること自体ナンセンスであることに違いありません。いずれにしても何年かぶりに買ったカメラ、Flexaret IIが、私にとっての2023年のベスト・バイであることは間違いないと思います。

次第に重いカメラを持ち歩くことが苦痛になり、それに加えてSummaronというお気に入りのレンズにも出会ったことから昨年はLeicaばかり使っていました。今年はショルダーバッグではなくリュックサックにカメラを入れることを(今更)思いつき、再び中判カメラで撮る機会が増えました。二眼レフで写真を撮るのは確かに手間がかかりますが、それでもやはり圧倒的に楽しいと思います。また撮る時に苦労したぶん、撮る前後の記憶が写真とともに残るように思えるのです。来年も引き続き、35mm判と中判を上手に使い分けて写真を撮っていきたいと思います。