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徒然なるままに、マイペースに

はじめのはじめに

この度、私、さーつぃは本業の傍らフリーランスライターとして一歩を踏み出しましたことをここに発表します。

記事数も少ないまだまだ駆け出しの駆け出しではありますが、電子書籍に記事を投稿させて頂きました。電子書籍の発売に際して私の記事を書籍の一部のご紹介としてnoteに載せる事を出版元様よりご了承いただきました。本noteは本著の抜粋版になります。少しでも気に入ってくだされば、スキをポチッとして頂けると泣いて喜びます。

独学で何かをがんばるあなたへのエールのために。

では、はじまりはじまり。



はじめに

私の英語学習は、「TOEICで800点取れた」とか「学生時代留学してました」とかいう、すごい何かがあるわけではありません。

ごく普通に学校教育で使えない英語を学び、そのまま大人になったごくフツーの一般人の話です。ですので、この項に英語学習での何かを得ようと思ってもきっと期待外れになってしまうでしょう。

ただ、そんなごくフツーの一般人である私、いや、英語スキルとしては下のランクの私が、大人になってから「英語が話せるようになりたい」と本気で思うようになり、失敗を繰り返しながら今日に至るまでを徒然なるままに記していきます。

これを読んでくださっているあなたが、もし英語に自信がないのであれば、私の失敗談が「自分でもできる」という自信を生むきっかけになれば、これ幸いと思います。

1章 中学時代の変な宿題

みなさんは中学生のとき、英語の授業の宿題で変な作業を強いられなかっただろうか。

ひたすら英単語をノートに書かされるというあれ。

暗記のためにとノート1ページ分英単語で埋めて毎日せっせと提出している真面目な生徒たちの一人であった、私。

今だったらアホらしくてやってられない。中学生なんてまだまだ純粋なんだなと改めて思ったりもする。

この非効率な英単語の覚え方を習得している人はある世代では一定数存在する。しかも、その変な宿題が構文の暗記にも用いられていたので、彼らの悲劇は一層深い。

「これが英語の学習法」だと刷り込みされて社会に放り出されてしまうのだから、そりゃ「日本人は英語ができない」わけだ。

2章 非効率な日本の英語教育を受けてきた人の悲劇

そんな効率の悪い英語教育を受けてきた世代、ど真ん中の私は、なかなかその呪縛から抜け出せず大人になった。

社会人になってから、海外旅行へ行く機会があった。
職場で仲の良い同僚と一緒に韓国へ行ったのだが、英語圏ではない韓国で、まさかのスタバで「スターバックスラテください」という注文が通じなかったのだ。

「飲み物の注文くらいで?」とツッコミが入るのが聞こえてきそうだが、その通り。「プリーズ、スターバックスラテ」という相当つたない英語が、かなりカタカナだったらしい。

これくらいの注文が通じなくて正直ショックだった。

私の英語レベルが相当低いのがお分かりになった事でしょう。その事件をきっかけに私は、「英語が通じるようになりたい」と思うようになったのだ。

いわば、私の人生における英語学習第二章の開幕だ。

3章 駅前留学にて

みなさんが社会人になって英語に取り組もうとした時に何を思い浮かべるだろうか。

私の場合は、駅前留学だった。

そのスクールが今もあるか分からないけど、一時期、ウサギのCMがTVでたくさん流れていた。
まんまとCMに乗せられて、私も駅前留学の門を叩いた。

そのスクールは外国人講師とマンツーマンで会話をしながら英語を学んでいくスタイルなので、まぁまぁ金額はした。

たしか月謝ではなく、プランによって各々まとめまった金額を契約して一括で払うかローンだった気がする。これは行ってみて知ったことだったので正直面食らった。

でも十数年前は今みたいにスマホもなくインターネットを気軽に使える環境ではなかったので、十分な下調べができずに行って「こんなはずではなかった」と思う人が少なくなかったんじゃないだろうか。

そう思うと今はいい時代になったもんだ。

授業は毎週1回、欧米人の講師とマンツーマンで日本語禁止の中で行われる。韓国のスタバで注文が通じなかった私にはなかなかの試練だ。

授業の中で一番印象に残っているのが、服屋での買い物シーンの再現の時だ。

講師扮するショップ店員さんを呼ぶ時にテンパって「Come here.」と言ってしまったのだ。欧米人に真顔で怒られたのはこの時が最初だろう。

日本語でいうと「おい!こっち来い」になるから当然だ。

分からないなりに駅前留学は楽しかった。しかし、上達はしない。英語で会話できて楽しかったな。で終わってしまったのだ。

実践重視のスクールだったので、講師の説明もすべて英語だ。たまに日本語を使ってくれるけれども当時の私の英語力ではレベルアップにまでこぎ着けなかった。本末転倒。

結局駅前留学はお金がもったいないと思ったので、途中で辞めてしまった。

そこから5年くらいは英語に触れもしなかった。私のやる気スイッチよ…。

30歳を過ぎた頃、再び私の英語熱が高まりだした。一体全体、私のやる気スイッチはどこにあるのか分からない。

何がきっかけだったかも覚えていないがきっと頭の片隅には「英語話せるようになりたい」という願望があったんだろうと思う。

次の章では、駅前留学から5年後私が再び英語への道を歩み始めた軌跡を綴っていきたいと思う。

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4章 目的ははっきりと

※抜粋版のため割愛させて頂きます。

5章 三度目の英語熱

三度目の英語熱はそれからすぐにきた。一人旅にハマりだして国内旅行だけでなく海外へも気楽に行けるようになりたいと思うようになった。

あの韓国での苦い思い出が蘇る。
今はこれが私のモチベーションになっている。

目的が自分にとってリアルなものとなり、「ただ話せるようになりたい」と求めるレベルのハードルが下がったので、とても気が楽になり、学習の仕方もガラッと変えることができた。

話させればいいのだから、使いたい英会話のフレーズを覚える、色んなシチュエーションを想定し、例文を作るだけでいいのだ。

何も一から英単語の語彙を増やさなくてもいいし、英文法の勉強もする必要は特にない。

例文を作ると言っても、グーグル翻訳などで調べれば一から自分で英作文する必要はない。実地訓練を積んでいけばいいのだ。

最近は大手の英会話スクールでなくても安価で質の良い英語環境に親しめるようになっている。非常にありがたいことだ。

私が最近行ったものは、外国籍の方で日本語経験の浅いジュニア講師の単発レッスンだ。

金額は1000円もしなかったのでかなり安い。主催のコーディネーターに「講師は日本語が拙いのでそこはご了承ください」と言われた。
1000円以下なら文句があるわけがない。

さて、当日の模様は次の章にしよう。

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6章 ネパール人の女の子先生

ジュニア講師のレッスンを受けるにあたり、それなりに準備をしていくことにした。
自己紹介や趣味の話とかもし突っ込んで質問されても困らないようにするためだ。

分からないことはほとんどググれば出てくるので、実際参考書とかは不要だった。

気楽な会のようなので、カンペを見ながら臨むことにした。

当日、駅近の小さめの会議室でレッスンは行われた。講師は可愛らしいネパール人の女の子。

まだ20代前半に見える。その日の生徒は私以外にもう一人。こちらも20代だろうか、若い男性だった。

ネパール人のかわいい先生と生徒二人でレッスンが始まった。

まずは簡単な自己紹介。先生の英語が早すぎて所々分からない。とりあえず笑顔をキープしておいた。

もう一人の生徒である若い男性はかなり英語が達者な方だった。初級で申し込んだのだけど大丈夫だったか、少し不安になった。

私はかなりカタコトの英語で自己紹介を手短に済ませた。

自己紹介のあとは、先生がプリントを我々生徒たちに渡してくれた。

どうやら先生が質問することが書いてある。これは助かる耳で追いつけなくても何とかなりそうだ。

先生が質問する。
「$&#&%?」ん?分からない。

もう一人の英語が達者な生徒は質問の答えを考えているようだ。彼の答えを待つと少し時間がかかりそうなので、私はニュアンスだけの理解で彼の答えを待たず、質問の答えを単語と単語をつなげながら何とか答えた。

先生は一生懸命聞いてくれて、何とか私の言いたいことは伝わった。一安心だ。

しかし、次の瞬間、先生から「あなた英語分かりますか??」と英語で飛んできた。

さっきの答えは質問の答えになってなかったんだ。と悟った。

私は全くの初心者ですと言いたかったが、どう言ったらいいのか出てこないので無理矢理ひねり出した言葉を伝えた「ビギナー」。

オーマイガーである。

先生の方は「OK!」とニコッと微笑み、ゆっくりと話してくれるようになった。ここに天使がいるかと思った。

そして、男性の方が答える番だ。達者な英語で「もう一度質問を教えてください」

おい!とツッコミを入れたくなった。でも私が勝手にできるヤツだと決め込んでいたので、この若い男性におののいていただけかもしれなかった。

確かに質問の意図が分からなければ、そう聞けばよかったのだ。どんな場合でも知ったかぶりはよくない。

こんな感じでレッスンは、都度私は先走り、先生に「大丈夫?」と聞かれながら、男性は毎回「もう一度質問を教えてください」と言っていた。

よかった。ここは初級レッスンで間違いないようだ。

何とかレッスンを終えた。課題がたくさんあり過ぎたが、これは実際に使わないと分からなかったことだ。何でもチャレンジしてみるもんだ。

この他にも最近はチャージ料金を払って外国人と話せるカフェがあるらしい。

もしみなさんが英語に興味があれば、インターネットで色々調べてみてほしい。意外と安く手軽に英語に触れる機会があることを知るだろう。

7章 英会話学習は手ごろにできる

私たちが英会話に触れたいとき、昔は大手の英会話スクールが主流だったように思う。最近はかなり小規模でしかも手軽に参加できる英会話サークルや英会話カフェが増えてきている。

費用をそこまでかけずにネイティブスピーカーと話すこともハードルが低くなっている。

2019年版の『EF EPI英語力指数』日本人の英語力は世界53位。

アジアでは最低レベルにだ。これは義務教育の文法ベースのカリキュラムなどが原因しているが、手ごろに英語に触れる機会が極端に少なかったからではないだろうか。

一昔前の日本人にとっては、英語学習は敷居が高かったように思う。

お金をかけるわりに上達しないというのが現状だったのだろう。外国語を学ぶのに机上がほとんどで、会話するという事をすっ飛ばしてきているのだから仕方ないといえばそうかもしれない。

しかし、そういう暗黒時代を経て今の若者は英語について、わりとナチュラルに捉えているのではないだろうか。

いわゆるZ世代といわれる若者たちは、ランドセルからして色とりどりで、『男の子は黒、女の子は赤』という今思えば謎の決め事から解放されている世代だ。

日本に外国人ビジネスマンが増えたことに伴い、公立の小中学校でも肌の色の違う同級生が浮くこともなく至って普通に机を並べている。私世代にも小中学校で学年に一人や二人はいたが、若干色眼鏡で見られる節があった。

しかも彼らはインターネットネイティブだ。10代の頃から世界中の人たちとSNSを通して交流している人もそう珍しいことでもないだろう。

とにかく彼らは、変な偏見がないのだ。多感な時期に生きづらさを感じていた私にとってはとても羨ましい世代でもある。今の若者の方が一世代前の我々よりもきっと世界は狭いのではないだろうかとさえ思う。

シンギュラリティが加速する世界で英語を話せない事は、機会損失の何物でもない。インターネットで世界中にネットワークが繋がっており、インターネット利用者は約40億人で、総人口の53%に相当する。日本の人口は約1.2億人なので、英語を使えないだけでどれだけの機会を失うかお分かりになるだろう。

人生100年時代といわれている現代において、何かを始めるのに遅いと言うことはない。その何かのチャレンジの一つに“英語”を追加することをオススメしたい。

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8章 英語自学習のススメ

今の私は英語を学ぶのにそんなにお金をかけていない。ジュニア講師の単発レッスンしかり、英会話サークルしかり。そういうものに参加する以外は、無料のアプリとかYoutubeを見て自学習だ。

英単語を覚えるのに単語カードを使わずともスマホでできてしまうし、英文を分からない単語を表示させながら読むアプリもある。課金版にしなくても十分に勉強になる。

あと、第6章に出てきたネパール人先生におすすめされたのが、イギリスBBCニュースを毎日読むことだ。ビギナーの私にかなりハードルの高い提案をさらっとしてきた可愛いネパール人。

さすがにコーディネーターの人も「それは難しいでしょ」と私をフォローしてくれたが、ネパール人先生は「ムズカシクナイヨー」とニコッと微笑んで見せた。なるほど彼女は小悪魔だ。

それはさておき、英語のできる人が口々に言うのは「毎日英語に触れること」だ。やはり母国語ではない言語を習得しようと思うと、それくらいしなければ外国語を記憶に留めておくことは難しいのだと思う。

『エビングハウスの忘却曲線』という理論をご存じだろうか。時間の経過と人間の記憶の変化を示した研究だ。その理論によると、記憶した内容は1時間後に半分ほど忘れ、1日後には覚えた内容の74%を忘れるそうだ。

ヒトの脳の構造上の問題なので、忘れてしまうのは仕方ないにしても、毎回いちいち忘れていてはスキルは身につかない。

英語系Youtuberで有名なAtsueigoのATSUさんがこの忘却曲線を利用して英語を自分の頭に定着させる方法を紹介されているので、Youtubeで見てみるといい。

ご存知ない方がいれば、Youtubeで「Atsueigo」と検索するとすぐヒットするはずだ。

私の友人で留学経験のある人でも日本に帰ってきて英語を使う機会がないと忘れてしまうと言っていた。英語が話せる人も忘れないために向こうのラジオを聴いたり、英語圏の友だちと電話したりして、せっかく習得したスキルを忘れないように努力している。

私の経験から言うと、自分の目標とするレベルに合わせてやればいいので、仕事や様々な付き合いで忙しい社会人はここで目標設定を誤ると途中で挫折するし、ただの苦行を自分に強いて下手すれば英語が嫌いになってしまう。

そうなっては本末転倒だ。楽しく学ぶということを念頭に置いて取り組んでほしいと思う。

また、おすすめなのは自分が英語が話せるようになった姿を想像してみることだ。これはモチベーションアップできるし、ついでに自己肯定感も上がる不思議な効果がある。

目指す自分の姿を追いかけて日々取り組んでいけば、3ヶ月、半年、一年であなたは見違えるように成長しているだろう。かく言う私もそうやって日々何かしらの英語に触れるようにしている。

9章 SNSでの英語を活用

※抜粋版のため割愛させて頂きます。

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10章 英語圏の人と友だちになるには

 ※抜粋版のため割愛させて頂きます。

11章 バベルの塔と世界共通言語

今の私は、学生時代みたいにノートに英単語を書き殴るような苦行のような事もしていなければ、英会話スクールに入るなどして特別お金をかけているわけでもない。

自分にほとんど負荷をかけていないのだ。私の場合は、例えば1kg前後のダンベルを毎日持ち上げる方が向いている。英語の学習にほとんど負担を感じないくらいのタスクを続けているのだ。

これは掲げている目標によっても違うし個人差もあると思うので、自分は多少負荷がある方がモチベーションが続くと思えばそれで続けてみるといいと思う。

ポイントは、自分にとって一番しっくりくる目標を掲げる事だ。私も楽しくをモットーに独学で英語を学んでいる。その人に合ったやり方が必ずあるのでぜひ探してみてほしい。

例えば、英字新聞読む、洋画を英語字幕で観る、Youtubeの英会話チャンネルをチェックするというのもいい英語の勉強法である。

私のように実際に話せる場に行く事もいいと思う。そんなに英語ができていなくてもカンペを用意していっても怒る人はいないので安心して飛び込んでみるといい。

もちろん自分のレベルに合わせた所に行かないと大きく挫折して英語から遠ざかるという勿体ない事態にもなりかねないのでそこは気をつけてほしい。

英語を通して皆さんはどんな事がしたいと思うだろうか。私のように海外旅行で言葉の壁を感じないようにしたい人もいるだろうし、ビジネスで世界中の人を相手に商売がしたい人もいるだろう。

世界共通言語といわれる英語。今後、移動通信システムが5Gに移行すれば、より英語の必要性は出てくるだろう。通信遅延が皆無になるし、VR(仮想現実)の表現の可能性がより広がる事で、物理的な距離を超えて世界中を繋ぐこともできる。

『旧約聖書』の『創世記』に登場するバベルの塔の物語では、昔、人間はみな同じ言葉を話していた。

しかし、神に近づこうと塔を天に届くよう高く高く積み上げていった。その事に神の怒りを買い、人間は言葉をバラバラにされて、全地に散らされてしまった、とある。

しかしいま、急速な技術革新が人々をまた一つに繋げようとしている。そこに英語が一役買っていると思うと私は何だかロマンがあると感じるのだ。

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最後に 

英語学習体験ということで、今回初めて記事を書いてみました。1万字というボリュームで実際書けるかだ不安でした。

私はブログを少ししていますが大体多くて2千字くらいのものしか書いたことがなかったのです。おそらく初めてこのボリュームに挑戦したのではないでしょうか。

しかし書き始めると、ちっぽけな経験だと思っていた私の英語学習はなかなか面白い経験だったと再確認する事ができ楽しく書き上げる事ができました。この機会を与えてくださり、褒めて伸ばす方針の編集・主催者の方にはとても感謝しています。そのおかげで私も何とか記事を完成させることができました。

特別なことはしなくても英語はできるようになるというのが私の持論です。

英語に苦手意識がある人に向けて言いたいのは、モチベーションが続くような目標設定ができていれば、独学でも英語が割と通じるところまで持っていくことができるということです。私もいつか英語を自由に使って世界中の人をコミュニケーションが取りたいと思い日々学んでいます。

この本を読み少しでも皆さんの“英語熱”を燃やすことができたなら本望です。私のようなレベルでもできたのです。これを読んでくださっている皆さんならきっとできるはずです。

ここまで私の経験談にお付き合いくださり、最後までお読みくださったことを心より感謝します。
2020年4月 タキザワ板金

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