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初めてQAイベントを主催した話

こんにちは!Showcase GigのQAエンジニア横田です。

先日、弊社主催のイベント「Geek Gig」にてQA関連のイベントを実施しました。
初めてQAイベントを主催したので、その時の事を書いていきます。

どんなイベントを実施したのか

イベントの事を知らない方もいらっしゃるので、まずは、イベントについて簡単に説明します。

GeekGig 4社合同ミートアップ〜QAチームの今と未来〜』と題して、弊社含めた4社のQAエンジニアが集いディスカッションをするイベントです。弊社以外では、HRBrain社/サイボウズ社/Mobility Technologies社となります。

パネルディスカッションテーマ

  • 組織におけるQAチームの位置付けや課題

  • 他チーム(開発やそれ以外)との関わり方

  • 「品質とスピードの両立」に対する実践と課題

前半の2つは、各社の状態や取組内容をスライドにまとめて発表しました。最後の「品質とスピードの両立」に対して、登壇者間で質問をし合ったり共感を伝えたりディスカッションベースで進めました。

各社いろんな取り組みをしていたり、課題を感じていたりとすごく実のあるイベントになりました。
個人的には、HRBrain 板谷氏の「心のスクリプトテスト」というのキーワードがツボでした。

もし、詳細が気になる!って方はアーカイブがありますので、ぜひ、見てみてください。

ここからは、イベントの裏話的な事を書いていきます。

なぜ、この4社でイベントをすることになったのか

2021年の11月に、Twitterで私がこんなツイートをしたことから始まりました。

現在も悩んではいるのですが、QAエンジニアの採用について悩んだボヤキをツイートしました。
これにHRBrain 板谷氏が反応してくださり、「きっと他社も同じ様な悩みを持っているはず!」と勝手に思い込み、みんなで話そうとMeetyにてイベントを立ち上げました。

そのイベントに参加してくださったのが、サイボウズさんとMobility Technologiesさんでした。
4社が集まって、1時間近く採用についての悩みを語り合いました。
ここでは、採用についての話がメインで業務に関する話題は一切出てきませんでした。

どの会社も、同じ様な課題を持ちつつ特有な課題もあったりで、これはこれで楽しい時間でした。
あっという間に時間が過ぎていった事を覚えています。

この縁を、これで終わりにするのはもったいないので、Slackスペースを作ってみんなで引き続き意見交換できる場を作りました。
その中で、この4社でイベントをやりたいねーという話になり、今回のイベント開催となりました。

イベント主催での苦労したこと

イベント開催までのタスク

当初は、下記のことぐらいを決めておけば良さそうでは?と軽い気持ちで動きだしたのですが、
蓋を開けたら、もっとたくさんの事を決めなきゃいけないことに気付いて少し絶望しました。

(当初決めればよいと思っていたこと)
・イベントタイトル
・日時
・イベント概要
・登壇者
・配信方法

(追加で出てきたこと)
・当日までのタスク/スケジュール決め
・アーカイブ配信の有無
・リハーサル実施の有無
・当日使用するスライドの構成
・各社とのコミュニケーション取りまとめ
・イベント後の振り返り実施方法
・イベントアンケート項目の確認

4社の想いを1つにする

4社もいるので1つのことを決めるのに、同意を得たりする必要があったりで時間を要してしまった部分があります。
実は、皆さんが一生懸命にイベントのことを考えてくれている結果、イベント当日も「ここはこうしよう。どう?」みたいな提案が上がったりしていました。
当日に素敵なイベントができたのは、こういった泥臭い事を何度も繰り返した成果だと感じます。

参加者を集める

イベント開催が決まっても、イベント参加者が集まらなかったら寂しい感じになってしまいます。

イベント告知は、個人や各社のSNS、参加したイベントでの宣伝、MagicPodコミュニティのSlack Channelでの宣伝などいろんな事をやりました。
すべてが効果的だったわけではなく、Twitteでの告知においてはTwitterでの反応はあっても、実際に参加してもらう事はできなかった様に思えます。
参加したイベントでの宣伝や似たような属性が集まるコミュニティで告知をし、最終的には102人の方にご参加いただけました!ありがたい。

余談ですが、2022/3/15はQAやテストイベントがほかに3つも重なっていて、そんな中でもこのイベントに100名以上参加してくたのはうれしい限りです。

また、表には立っていないですが、裏では各社の運営担当の方がいろんな動きをしてくださったおかげなのもあります。
本当に感謝です。ありがとうございます。

イベント開催して良かったこと

苦労したことを書いてきましたが、良かったこともあります。
それは、イベント後に登壇者&運営者全員が、良いイベントだったと思えたことです。
初めて主催したイベントで、周りがそう感じてくれるのは、素敵なことだと感じています。改善すべき点や参加してくれた方のご意見等もありますが、まずは、開催が前向きな気持ちで終われたのは評価できる点だと感じます。

今後も、イベント主催を継続的に実施したい気持ちになりました。

答えられなかった質問に回答します

続いて、イベント中には回答できなかった質問に対して回答していきます。
(Showcase Gigの回答になります)

Q1:自動化やプロダクト寄りの話が多いですがプロダクトQAとプロセスQAの割合ってどうですか?知りたいです。
A1:現在は、プロダクトQA7割/プロセスQA3割ぐらいです。この3割の中には、品質定義の策定なども含まれています。プロダクトQAは大事な部分ですが、ここの比重が多いとは認識しているので、5割ぐらいに変動させていきたい気持ちはあります。

Q2:E2Eテストはどの環境に向けて実行していますか? A2:QA環境がメインです。MagicPodでの定期実行なども、この環境で実施しています。リリース後に、本番環境で簡易動作確認を実施しているので、本番環境でも実行することもあります。

Q3:自動テストとして、開発チームとQAチームの担保する範囲がどう分けられているのかが気になりました。プロダクトコードをテスト可能なコードにしないと、テストコードが書けなかったりするので、その場合どうするのだろうと気になりました。
A3:開発チームでは、コードに対してテストコードを書いてテスト実行する。QAチームでは、リリース前の対象物に対してテスト実行をするという範囲に現状はなっています。ただし、そこの線引きがあいまいな部分もあるので、開発チーム⇔QAチーム間で双方の品質担保範囲を定める取り組みを実施しています。

最後に

今回、未経験ながらイベントの企画・運営、登壇まで、様々な経験を得ることができました。Showcase Gigではこういったチャレンジをどんどん行うことができます!
イベント開催などを通じてQA界隈を盛り上げたい気持ちがある方、Showcase Gigに興味を持っていただけた方など、一度お話しませんか?

また、次回のQAイベントは5月開催を目指して進行中です。こちらもよろしくお願いします!

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