Showcase GigのLooker活用
こんにちは!
プロダクトマネージャーをしているkamyuです!
主に、謎解きをslackに投稿する仕事をしています。 脱出ゲーム好きな仲間を募集しています!
この記事は、Showcase Gig Advent Calendar 2021 19日目の記事です。
今回のテーマ
さて、下記の「?」は何でしょうか!?
そうです! Google社提供のBIツール、「Looker」ですね!
弊社では、データ分析はもちろん、さまざまな用途にLookerを使っています。 今回は、弊社でのLooker活用について書いていきます!
活用事例
(1) 多くのモバイルオーダープロダクトを整理
弊社は、8年間もの間、モバイルオーダーに取り組んでいます。 現在は「O:der Platform」という終着点にいたっていますが、ここに至るまで、数々のモバイルオーダープロダクトを開発してきました。closeされたものもあれば、まだ利用されているものもあります。
プロダクトは洗練されていった一方で、データは歴史を感じさせる複雑なものになっています。
「違うプロダクトだが、データは同じDBに入っている」ケースがある
プロダクトによって、使われていないテーブル/カラムが存在する、存在しない概念がある
各時代で設計思想が違い、SQLを書こうとするとJOIN条件をミスったりする
LookerはLookMLという形で分析用に再定義をしていくため、複雑性を吸収できています…!
「複数のプロダクトを持っていてLookerでまとめている」のは珍しくないですが、「モバイルオーダープロダクトばかりである」という弊社の状況には特に合っているツールだなと感じています。
(2) ほぼすべてのチームで利用
このように「多くのモバイルオーダープロダクト」を持つことから、「O:der事業本部」「ビジネスデザイン事業本部」と分かれている(参考)上…
弊社では、システム導入までのオンボーディング、導入後のカスタマーサクセスやカスタマーサポート(飲食店側/エンドユーザー側)などにも力を入れており、組織構造としても幅広くなっています。
非ITのスタッフでも簡単にBIを作成できるため、ほぼすべてのチームでLookerを活用しています。 既存のダッシュボードから少し改変 → slackに通知、という使われ方が多いですね。
経営企画
経営指標データの閲覧、戦略立案
「全プロダクトを横断したプロジェクト」を作成しています
プロダクトマネージャー
プロダクト企画:「こういうレコメンドを作ろうとしたらどれくらいの人に刺さるんだろう?」
「この機能は使われているかな」
そのほか、状況のwatchなど
カスタマーサポート
問い合わせいただいた方の飲食履歴の確認
非推奨な設定になっていないかチェック
カスタマーサクセス
売上情報などのモニタリング
改善提案
マーケティング
利用者のセグメントに応じたメール配信
コンサルタント(※1)
各お客様ごとにadhocなレポートを作成 → 運用面/システム面での改善提案
細かい権限管理や、設定次第では個人情報の表示有無も指定できるため、 弊社のような幅広い構造の組織でもデータガバナンスを保つことができています!
多くのチームに使われていると、目からウロコな要望が来ることも多く… Lookerを始めて半年でありながらかなり習熟できました。 また、プロダクトマネージャーとしても社内外のモチベーションがどこにあるのかを把握できたのが良かったです。
唯一利用できていないのはSalesチームですが、近いうちにSalesのデータもLookerに入れていけるように計画中です!
(3) プロダクトへの組み込み
Lookerは、BIをプロダクトに埋め込み、お客様へ提供できます!
Wix社の事例が公式に記載されています。
他にも、弊社で最近利用しようとしている某ツールなどでも、Lookerの埋め込みでBIを実現しているものがありました。
現在、リリースに向けて準備中ですが、下記のようなメリットがあと考えています!
BIを作る開発工数の削減
工数が少ないため、「売上レポート」のような必要不可欠のものだけでなく、「キャンペーン」「クーポン」の個別レポートなど…種類も増やしていけると考えています。
プロダクトマネージャーによるすばやい改善活動が可能
個別の企業向けのカスタマイズ対応も視野に入る
早くお客様に価値を届けられるよう頑張ります!
終わりに
以上、弊社でのLooker活用事例でした。
これまでは、インフラ担当1名とプロダクトマネージャー1名(私)で運用してきましたが… 2021年12月から「CRE」というチームも立ち上がりましたので、さらにLooker活用を進めていきます!
具体的なproject構成への知見や、「全チームで使うためのわかりやすい設定の仕方」などのノウハウもたまってきました。 それはまた別の記事にします!
さて、明日は カスタマーサポートのeriさんです! エンジニアじゃないけどテックブログを書こう!というところからしてすごいなと思いませんか!? 「チームみんな、一丸となって良いもの作っていこう」という弊社の雰囲気もでているなと思いました。 お楽しみに!