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みんなでソロさんぽ”ゆるラン”スペシャル!

こんにちは!世田谷区内で地域活動をしています、世田谷コミュニティ財団の運営サポーターのUGと申します。
この度、世田谷コミュニティ財団のプロボノチームのうち「遊びクリエイティ部」が中心となって開催した「みんなでソロさんぽ ”ゆるラン”スペシャル!」について、紹介したいと思います。
※世田谷コミュニティ財団のプロボノチーム「遊びクリエイティ部」については、別途、ご紹介したいと思います。

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1.”ゆるラン”スペシャル!(概要)

その名のとおり、世田谷を「ゆるやかにランニング!」するイベントのことです。
この夏、新型コロナウイルスの自粛期間中に開催した「みんなでソロさんぽ」というオンラインイベントが発端です。
オフラインでソロさんぽをして、まちのお気に入りの場所などを紹介しあいました。
まち歩きの視点を学んだうえで、まちを見てみると、これまでとなんか違う!
様々な視点があることに気づかされました。

みんなでソロさんぽのオンラインコミュニティで話題に上った世田谷のスポットを、ゆるゆるとランニングしながら、みんなで巡りました。
集合場所の駒沢公園西口から、上用賀公園まで約5.5キロ。
のんびり、ゆーっくり、スローなペースで走りました。

集合場所の駒沢公園(ぶた公園)で、久しぶりにオフラインで会う方や、オフラインでは初めての方、本当に初対面の方など、ドキドキの顔合わせです。
しっかりストレッチをして、ゆるゆるとスタートしました。

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当日のタイムスケジュール(予定)は、次のとおりでした。
10:00 スタート
10:15 緑泉公園&駒沢はらっぱプレーパーク
10:30 駒Q(駒沢給水塔)★
10:45 新町一丁目公園
10:50 ベッカライ(ドイツパン屋さん)★
11:00 ファミマ(中央図書館向かい)
11:10 大山道児童遊園(いっぷく公園)
11:25 けやき広場
11:30 上用賀公園
12:00過ぎ 解散
★マークは合流ポイントです。合流ポイントは、この時間を過ぎてから出発します。

途中、立ち寄ったところの解説が長引いてしまったり、なんかまったりしてしまったりで、予定どおりには進みませんでしたが、走りながらなんとか帳尻を合わせることができたようです(笑)


2.駒沢公園から上用賀公園までの見どころ!

はじめに駒沢緑泉公園です。
入ってすぐのところに、縁なしの噴水が現れます。
小さな子やワンちゃんにはもってこいです。
奥には高木の樹木がうっそうと茂っているところにせせらぎが流れています。
都会では水のせせらぎを聞くことができる場所って少ないですよね。

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一番奥まで進み、隣接する駒沢はらっぱプレーパークに立ち寄ります。
ここは子どもが自由にのびのびと遊べる公園です。
公園なのに穴を掘って水を流してみたり、木に登ったり、手作り遊具で遊んだり、時には火(※)を使うこともできます。
※プレーリーダーがいる時で、使用できる時間など一定のルールがあります。
ケガは自己責任だよ。というところが特色だと思います。
ミカンの木に木登りしている子どもたちに参加者がみかんを取ってとおねだりしてみたようで、上からポンと渡してくれました。
「2~3日後に食べられるよ」と教えてくれました。く、詳しいね。大人でも知らないかも(笑)

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続いて目指すのは、駒沢給水塔です。
寄り道せずに行こうと思っていたら、二つある塔がよく見れる場所はないの?と参加者からの声!
・・・よくぞ聞いてくれました!
ありますよ。こっちです!
その場でコースを変更して、大きなマンションの公開空地を横切り、駒沢給水塔の西側へ回り込みました。
そこには、第1回地域風景資産のパネルが掲示されていました。
「大正12年に建築された・・・」ふむふむなるほどー!
なんと参加者に保存会の監事の方がいらしたので、詳しい解説を聞くことができました。
しかも、二つの塔が両方見える場所がある!と案内してくれました。

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その後、本当に一直線の「水道みち」を通って、新町公園に!

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新町公園は、世田谷区が初めて作った第1号公園です!
中央に小山が設置されており、反対側にいる子どもが死角にならないように設計されています。
1号の時からすでにそのような配慮がされているなんて、との声も。
google マップで新町公園を見てみると、ジジ池跡と表示されています。
実は、みんなでソロさんぽの際、蛇崩川の水源地として、このすぐ近くにあるババ池跡が話題になりました。
ジジ池跡のすぐ近くにも暗渠があり、蛇崩川の水源だと推察されます。

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続いては、ベッカライ・ブロートハイムという、おいしいドイツパンのお店です!
その途中、マンホールのふたがやけに多い歩道を通りました。
これが暗渠です。道路の下は河川として水が流れています。

少し進むと、焼きたてのパンの香りがしてきました。
すでに10名ほどの先客が列を作っていました。
コロナによる入場制限で、4人ずつ入ります。
ハードな噛み応えのライ麦パンがお勧めのようですが、フランスパンやサンドイッチ、クリームパン、キッシュなど、いろんな国のパンが味わえます。
一度では無理そうなので、それぞれその日の気分で購入しました。

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続いて、大山道児童遊園です。
その途中、下水道局の隣のいかにも暗渠といったわき道を通り抜けます。
猫しか通らないのでは?(笑)
ここには、蛇崩川の洗い場跡という表示があります。
大山道と蛇崩川が交差する場所にある公園です。
さらにここには、ソロさんぽの際にとても盛り上がったいっぷく像があります。
江戸時代に大山詣の習慣があり、その通り道を大山道と呼んでいたようです。
いっぷく像は、キセルを片手に、いかにもいっぷくしてますという表情とたたずまいで、自粛期間中の私たちをもオンラインで笑顔にしてくれました。

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続いては、馬事公苑のところのけやき広場です。
またしても途中、蛇崩川の水源と思しきババ池跡付近にある弁天祠に立ち寄りました。
私有地の井戸の上に祭られており、すぐそばに暗渠があります。まさに水源では?

この日のけやき広場には、キッチンカーが出店し、多くの人でにぎわっていました。
ここは公園ではなく道路なのですが、ここをよりよく活用しようと、bajicoという活動がはじまっており、baji市をはじめ、様々なイベントや企画が催されています。
実は、参加者に、bajicoのロゴデザインに選ばれた方がいらっしゃいました。

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あとはゴールの上用賀公園です。
けやき広場でレジャーシートを敷くのは憚られたので、芝生の小山のある上用賀公園へ移動します。
途中、馬蹄が歩道に埋められているのを見つけながら。

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ベッカライ・ブロートハイムのパンをほおばりながら、しっかり目の自己紹介をしつつ、今日の軌跡をたどって、わいわいと時間が過ぎた、秋晴れの休日でした。
まち歩きとジョギングがセットになったようなイベントで、駒沢給水塔保存会の方やbajicoなどの地域活動のキーパーソンとの出会いがあり、なんと高校生の参加もありました。
参加者のお子さんの小学校2年生もずっと大人たちと一緒で、完走してました(!)。結構な距離でしたが、帰りは駒沢はらっぱプレーパークでさらに遊んだのだとか。

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このような賑わいや楽しさを生み出せたのは、プロボノの知識・アイディアによるところが大きいと思いました。


3.今後の予定

実は、この日、次の企画を考えようという話になりました。
すでにいくつか案を出してもらい、これでいこう!というところまで来ています。
次はどこになるでしょうか?
お楽しみに!



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