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【KAORIUM導入インタビュー】紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店さま:KAORIUM for Sake 導入でお客さまが直感的にお酒選びができるように

「日本酒を選ぶのは難しい!」そう感じる方が多いように、スーパーなどの小売店のお酒売り場では、「どうしたらお客さまにぴったりの日本酒をおすすめして愉しんでもらえるのか」と悩みを抱えているケースは多いのではないでしょうか?購入したい側と、提供したい側のニーズはマッチしているのに、うまく繋がらないのは悩ましいですね……。

日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」は、表現の難しい日本酒の風味をわかりやすい言葉に可視化するAIシステム。スーパーなどの小売店 店舗向けに開発されたタブレット型サイネージを使うと、好みの味わいや、その日の気分から、自分にぴったりの日本酒選びが体験できます。今回は、紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店さまに、2021年11月9日から1ヶ月間の期間限定で、実証実験 という形でKAORIUM for Sakeを導入いただきました。結果はなんと、日本酒売上56 %UP、ペアリング効果によるフード売上 39%UPと、驚きの成果が得られました。

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ここでは、導入にあたりご担当いただいた紀ノ国屋の菊池さまに、気になるご感想を伺ってみました!

紀ノ国屋さまの \\ KAORIUM ビフォー・アフター // 
販売するのが難しい → 直感的に選べる!愉しめる!日本酒売りへ

今回お話を伺ったのは……

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株式会社紀ノ國屋 営業本部 商品部 菊池才希さま
商品部に所属されており、商品ラインナップを検討するなど、酒類全般のバイヤーに従事されています。

日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」導入の背景は?

菊池さま 飲食業から小売業と携わる中で、酒類のお客さまへのご提案は、どちらの業界であってもとても難しいということを何年も感じていました。お酒のプロになればなるほど、お客さまとのお酒の知識の乖離が生まれてしまい、スタッフの中でも販売するのが難しい商品というイメージでした。

例えば、プレゼントで購入する場合、その予算感や選び方がさらに難しくなってきます。プレゼント需要などの少し高価格の需要も獲得していきたいのですが、そういった場合ですと、ソムリエなどの専門家がいる百貨店に足を運ばれてしまうお客さまが多いのが現状です。

それでも、コロナ前はスタッフを売り場につけて販売することが販売強化のアナログな方法だったのですが、現在試飲などもなかなか難しい状況となっていますよね。そんな中、日本酒を言葉と紐づけお酒選びをサポートしてくれる KAORIUM for Sake は、今までにない発想でまずは試してみたいと感じ、導入につながりました。

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実際に導入してみて、お客さまの反応はどうでしたか?

菊池さま 10年ほど前になりますが、以前働いていた業界で他社さまのタブレットでお酒を提案するシステムを導入したことがありました。その際は全く触ってもらえなかったこともあり、今回の取り組みでは何よりもお客様にタブレットを触ってもらいたいという気持ちがありました。実際には、多くのお客さまに KAORIUM for Sake をご体験いただくことができ、売上にも直結したことには驚きました。もちろん、ここ10年でタブレットに対するお客さまの慣れもあったかもしれませんが、何よりも直感的に操作ができたことが、今回の成功にも繋がっているかと思います。

ほとんどのお客さまは、明確に「こんなお酒が飲みたい」というよりも、「なんとなく美味しいお酒を愉しく飲めたらいいな」という希望が多いと感じています。一方で、苦手な味わいは強く認識されています。例えば「辛口」と一言にいっても、人と人とのやりとりだと、そもそもの「辛口」の認識が相互に違っている場合もありますよね。 KAORIUM for Sake だと、短い設問で直感的にお酒選びを手助けしてくれるので、その点がお客さまに受け入れられたのではないかと感じています。
※画像:「癒されたい」という気分から日本酒を選ぶ操作画面

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導入によって、効果は感じられましたか?

菊池さま 明らかに KAORIUM for Sake でおすすめされていた商品の売上が上がっていたという数値面での実感もありますが、数名で来店されたお客さまが愉しそうに体験いただく姿も見受けられました。また、スタッフからはお客さまにお声がけするきっかけができたという話も聞いています。今後は、従業員のお酒に対する苦手意識が軽減することにもつながればいいなと思っています。

今後、KAORIUM for Sake に期待することや、活用したい場面などありますか?

菊池さま 今回は選んだキーワードから、自分にあった日本酒を提案されるというものでしたが、今後は「誰かのために日本酒を買うためのシステム」が導入されると素晴らしいなと思います。また、味覚・嗅覚など、曖昧な感覚を視覚化できるというのは、お酒以外にも活用ができそうなので、他のカテゴリにも派生していただけることを期待しています!

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【グルマンマーケット 紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店について】
食を通じてシブヤグルマンの毎日を彩り、紀ノ国屋のお気に入りを発見できる場所。紀ノ国屋初のカフェ&バーを併設。渋谷という立地から、他店舗と比較して比較的若い層のお客さまが多い。気軽にアルコールを愉しんでいただくため幅広い種類の商品がラインナップ。他の店舗にはないユニークな品揃えと多様さで売上を伸ばしている。

販売するのが難しい日本酒が、KAORIUM for Sake を導入いただいたことで、ご来店いただいたお客さまにも直感的にお酒選びを愉しんでいただけて、本当に嬉しい結果となりました。菊池さま、貴重なコメントをいただきありがとうございました。今後のご期待もぜひ形にできるように邁進していきます!

今回、紀ノ国屋さまで実施した実証実験の結果については レポート でもご覧いただけます。

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