すきなもの備忘録Vol.4 Aぇ!ドリアイ

夏が終わってしまう。私の夏はエンターテインメントの夏だ。ライブの予定が無くなった時点でその夏は終わり。今日は夏の最終日だった。

Johnny's DREAM IsLAND 2020→2025 大好きなこの街から

8/24、25はAぇ!group公演。私は24、25の14:00公演を視聴した。

実は7/28なにわの日の関西ジャニーズ総出演公演も、8/11のAぇ!とリトカンの春松竹も、8/15のLil かんさい公演も見ていて、どれもよかったけれど、どこか気が乗らなくて書かなかった。
春松竹では全編コントってことを知らずに見たから「私は彼らのバンドが見たかったんだけど!?」と拍子抜けしてしまったため、Aぇ!groupの音楽が沢山聞けるであろうこの公演を楽しみにしていた。

Aぇ!groupは関西組の先輩である関ジャ二∞やジャニーズWESTの色を今のグループの中で最も強く受け継いでいると思う。なにわ男子やLil かんさいの王子キャラに対して、Aぇ!はバンドやお笑いを武器にして、より泥臭く男らしいイメージがあった。

しかし!オープニングからファンシーなおとぎ話テイスト。シンデレラの絵本が朗読され、どんなオチを用意しているのかとドキドキしていたら、まさかのそのまま王子としてKing&Princeの「シンデレラガール」からスタート!
王子テイストがそのまま2、3曲続く。メンバーの末澤デザインの真っ白、王道ジャニーズらしい新衣装でカメラにウインクしたり弾ける笑顔を向けたり、アイドルで王子様なAぇ!の6人。

そんな王子が初々しいちびっ子Jr.コーナーを挟むと猛々しいケモノへと姿を変える。
こちらも末澤がデザインしたという季節感無視のファーがふんだんにあしらわれた新衣装を身にまとい、妖しくも美しい「Party-Aholic」、そして初披露となった「Stray dogs」と続けて披露。
新曲「Stray dogs」は作詞作曲をジャニーズWESTの神山智洋が担当。歌詞にそれぞれの名前をはめ込むジャニーズお馴染みの手法だが、全ての歌詞が彼らに合っていると感じるし、歌詞に名前を入れ込むことによる違和感が全くない。「草間リチャード敬太」とかどうするのさと思っていたが、「腐ったまま終われるか 理解されずチャラになった努力も経験も溜め込んだ猜疑心も」とJr.歴の長い彼に合う歌詞になっていた。神山智洋はどこまで天才なのだろう。

曲終わりにふわふわと始まったMCでは8/24に誕生日を迎えた末澤誠也のバースデーサプライズ(?)を本人不在で行うというツッコミどころ満載の動画を公開。笑いもしっかり忘れない。

MC終わりは「名脇役」でしっとりと。
優しく伸びやかな佐野晶哉の歌声はこのようなバラードにこそ映える。この曲も彼がISLAND TV(ジャニーズ独自の動画配信サイト)にピアノの弾き語りを投稿して話題になった。

次のコーナーではLil かんさいの「Lil miracle」を笑顔で歌い、島崎斗亜を愛しすぎるあまり小島健が倒れたと思いきやなんとも言えない顔芸からわちゃわちゃメドレーが3曲と関西メドレーの3曲。曲中に佐野晶哉のキャラクターである「よしこ」が出てきたり、ちびっ子Jr.と触れ合ったりなんとも微笑ましい時間が過ぎる。

その後、正門のギターからバンドセッションが突如始まると「West side!!」からようやく私が待ち焦がれたバンドスタイルがスタート。と思いきや春松竹で初披露した新曲の「Break through」でバンドが終わってしまった。嘘でしょ。

それぞれが挨拶をし、メンバーの小島作詞、佐野作曲の「ボクブルース」を強く優しく歌い上げ、本編終了。
の30秒後にはでてきて「Firebird」をそれぞれをキャラクター化したぬいぐるみをもってわちゃわちゃと歌って本当に終了。
東京のJr.たちのサマパラでアンコールは見たことがないのだが、関西は必ずやっている。コールは聞こえないはずだからリモートでのアンコール曲は若干おかしな感じもするが、ファンの声を感じているということなのだろうか。

そんなAぇ!groupのドリアイ公演をうけて、私が思ったこと

バンド少なすぎない?

すきなもの備忘録Vol.3でサムパラのお話をしたが、7 MEN 侍たちのバンドを主軸とし、バンドであることに意思と覚悟を感じる公演を見ているため、ちょっと私が求めていたものから今回の公演が外れてしまった。
もちろんアイドルらしいAぇ!groupも好きだし、彼らにもバンドグループであることの覚悟は侍たちに負けず劣らずあるはずだ。
しかし、私はもっとバンドが見たかったよ。

バンドとしての楽器スキルや歌のスキルはAぇ!groupはとても高い。
自称ジャニーズ1のギタリストである正門のギタースキルは自他ともに認めるものだし、楽しそうに全身でドラムを叩く佐野の姿は見ているこちらも笑顔になる。緊張した面持ちでベースを引く福本も、結成当初からものすごく早いスピードで成長している。
また、メンバー全員歌が上手く、その中でもメインボーカルの末澤、草間、正門はクセもあって目印になる。バンドとしてとても映えると思っている。
それなのに!!あんまり推し出されない!!

今回の公演をみて、バンドスタイルを求めてはいたものの、やはりアイドルらしいAぇ!groupも素晴らしかった。ダンスは激しくても揃っていてかっこよく、歌のユニゾンがとても美しい。この特徴があるとアイドルとして舞台映えするのではないかと思う。私の最推し福本大晴はかわいらしい歌声とセクシーなダンスと多彩な表情がとてもアイドルらしく、見ていてその素晴らしさに泣きそうになる。
だからこそバンドに頼らなくてもいいのだろうが、先述したような武器を持つグループは数多くあるから、バンドという大きな武器をもっともっと振りかざして活用してくれてもいいのにと思っている。普通に私的にバンドがもっと見たいだけです。
そして7 MEN 侍とAぇ!groupの対バンが見たいです。

私の夏、おわり。

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