創作する皆さんを後押しする『場』であり続けたい
シナリオ・センターのロゴの意味、改めてお伝えしようと思います。
何気なく目にしている方も多いと思います。このロゴ。
このロゴは、原稿用紙から羽ばたいていく様子をイメージして、作られたものだそうです。
何が羽ばたくのか?
そりゃ、皆さんの想像力だったり、創作力だったり、活躍の場へだったりいろいろです。
「さぁ、ここから飛び立っていけ~!!」という願いが込められています。そう思うと、結構いいロゴでしょ?
実際、多くの方が飛び立ってくれてます。
創作する『場』としてのこだわり
シナリオ・センターは、創立から今年でちょうど50年。50年間、講師・事務局が一丸となってこだわってきたこと、それは受講生の皆さんが創作の腕を磨く『場』として最大限、機能するということです。
シナリオ・センターは、1964年新井一が東京映画撮影所で、「いい映画を創るためにはシナリオを知らなくては」とスタッフを集めてシナリオを教え始めたところに端を発します。
その後、新井の自宅で寺子屋のように続けられ、いまに至ります。寺子屋版シナリオ・センターにいらしたのが、柏原寛司さんやシナリオ・センターの後藤所長や研修科の上原講師。
当時は、脚本家志望の若者や助監督が、たくさん入り浸っていたと代表の小林はよく話してくれます。
シナリオ・センターのDNAのひとつに、みんなで集まって腕を磨くというのがあります。なぜなら、どんな一流の作家でも、自分の作品を客観的に見ることはできないからです。
創作には仲間が必要なんです。
シナリオ・センターのロゴにも、そんな思いが込められています。
創作を後押しする『場』であり続けたい
いまの社会状況を考えると、仲間が集まり、感想や意見を交わし、講師がアドバイスを伝える……そんな当たり前のことが、難しい状況です。
一所懸命、除菌して、4月もなんとか通常通りのゼミをしよう!
そう思っていました。実際、ゴーストバスターズのような除菌作業もしています。(笑)
でも、いまは「『私』が感染しないこと」と同じくらい「『私』が感染させないこと」が大切だと考えました。
シナリオ・センターのポリシーからしたら悔しくてしかたないけれど、ゼミナールでは通学は実施せず、作品提出としての授業と決定させていただきました。
いまは、物理的な『場』ではないかもしれない。
でも、創作する皆さんを後押しする『場』であり続けたいと思っています。
そんなことできるのかな?正直、不安はあります。でも、通信講座の受講生のみなさんとは、作品と添削を介して、ちゃんとつながり続けているんだから、大丈夫!!そう思ってます。
ロゴはいま、きっとこんな感じ。離すしかない。
またみんなで集まって、ワイワイやるため。
「さよならは別れの言葉じゃなくて~」的なやつ。「いまは、お互いのために距離を取ろう」的なやつ。
再会に向けたソーシャルディスタンス!
こんな時こそ、シナリオで磨いてきた想像力、ものごとを客観的に見る作家の眼をフル回転させて、ぼくら一人一人の手で、ふつ~の日々を手にいれましょう!
シナリオ・センターの新井でした。
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シナリオ・センターは『日本中の人にシナリオをかいてもらいたい』と1970年にシナリオ講座を開始。子ども向けキッズシナリオも展開中。アシスト、お願いします!! https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html