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DIAMOND Tier1到達!~初期ダイヤ帯レポート~

新シーズンにダイヤ帯も追加されたということで早速ダイヤ1に載せました!

今回は環境調査兼日記という名目で好き勝手書いていこうと思います。
本当は最初期のダイヤ帯がとても面白い環境でその記録を残しておきたかっただけです。

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全然勝てるからダイヤ帯でも連勝チャレンジできそう

ダイヤ帯環境調査報告

初期ダイヤ帯で大流行

初日はダイヤ帯環境を十数人で回していた,初期は十人もいなかったのではないだろうか。
当時は全員のユーザー名とデッキが一致する程度には人口が少なく,互いのデッキバレが前提となりOCGで言うところのマッチ2本目以降のような別ゲーと化していた。
Tier4まではメタに回る斜めに構えたプレイヤーもそれなりに見受けられたが,Tier3以降は鉄獣戦線,電脳堺,竜輝巧の3つのみと言っていいほど極端な環境が形成され,またドロバが空前絶後の大流行を見せる。
前期トップの一角であるエルドリッチは確認できる範囲では2人しかおらずTier3以降は一度も見かけなかったため罠デッキの限界を示す環境にも感じた。

様々な事情があり初日のTier2到達からは5/2深夜まで触れることができずダイヤ1到達は5/3の0時半と遅れてしまったが,あの最初期のダイヤ帯環境での対戦は非常に充実した時間であり,来期以降はこの充実感を味わえないようにも感じたため環境の行く末を見届けられなかったことは非常に残念である。

日記はこの程度に留めここから先はこの環境で分布した3テーマに触れた後,デッキ解説に移る。

竜輝巧

疑う余地もなくシェアトップであり不動の環境トップ。

プレイヤーの練度が高く確実にGやドロバを通すプレイングを心がける必要があり,また上記以外の誘発は重ね引きしなければまず貫通してくるためドロバが吹き荒れるこの環境でも最後までトップシェアを維持し続けた。

構築やプランニングも面白いものが多く,ドロバを受け展開が伸びなくなった際に神巫+竜輝巧でバロネスを立てて相手の展開を抑え,返しで再び展開を通すなど,神巫のレベル操作により神巫+竜輝巧で組むシンクロに謎の多様性が生まれていたのは非常に興味深い収穫だった。

鉄獣戦線

このデッキバレ環境は当時のOCGさながらウーサ抗戦(+α)が強力で,特に電脳堺と竜輝巧にはこの盤面の突破は困難である。
構築としてはミラーや電脳堺を意識した十二獣鉄獣戦線にドロバを採用し竜輝巧にも圧をかけた構築が多く見受けられ,純構築を選択した私は苦しい戦いを強いられることとなった。
特にケラスから入って妨害を捌き切った後に十二獣からアーゼウスに繋げる動きはリターンが大きく,手札を消費しながら展開する鉄獣戦線は返しの手数が召喚権のみになることが多いため2素材アーゼウスが超えられず返しでワンキルという負けパターンが少なくなかった。

先手後手問わずミラーの敗北が嵩み構築に若干の不満を覚え大幅な変更も考えたが,極端にミラーを見ても電脳堺や竜輝巧への勝率が保てず本末転倒となるため気持ちライスト,抹殺を増やし金謙で掘りに行ければラッキー程度に留めるも,結果としてはこの少しの変化が有効に働く場面が多かったため,一点を除き今回の構築には非常に満足している。
詳細については後述する構築紹介で解説する。

電脳堺

繊細な展開や知識を要求されるため人口の多いプラチナ帯ではあまり見かけなかったが,初期のダイヤ帯では総人口の少なさはあれど練度の高いプレイヤーが多くシェア3位にまで上り詰めた。
ドロバをもらってもある程度V.F.D.を狙えるメタへの耐性などこの環境では明確に竜輝巧との差別化ができていて強力な反面,相手をする側としてはそのメタ耐性により採用カードの大きな制限が生じるため構築面への弊害に苦しめられた。
ミラーへのメタを薄くすることになった原因の7割程度はこいつのせいである。
構築に関してはメタスペの狭さもありドロバは採用せず誘発枠はうらら,G,γ,(抹殺用のニビル)のみのオーソドックスな構築が多かったため特筆する点はない。
こういうタイプのデッキは下手な小細工は事故に繋がり本末転倒になりかねないため,ある程度は割り切りどっしり構えた構築になるのは当然の結果ではある。

構築紹介

今回使用した構築は相も変わらず純鉄獣戦線であるため基本的な解説についてはこちらを参照してほしい。
今回の解説は前回からの変更点のみに焦点を当てていく。

前回からの変更点としては

ツインツイスター   :2→1
ライトニング・ストーム:1→2

鉄獣の抗戦      :2→1
抹殺の指名者     :0→1

と,どれもミラーを想定した変更となる。

ツイツイとライストの枚数

エルドリッチが消えたことでツイツイを採用する理由も消え,またダイヤ帯での鉄獣の増加を重く見てライストを2枚まで増やした。
ライストでウーサや双龍を処理することで抗戦の1妨害程度であれば受かるようになり,些細な変化だが金謙で有効牌が捲りやすくもなったためこの変更はしっくりきた。
今振り返るとエルドリッチを含む罠デッキにはTier3以降一度も当たらなかったため,最初期に限れば役割のないツイツイはピンの採用すら必要なかっただろう。

抗戦と抹殺の指名者

私の投稿した動画に抗戦2枚採用について疑問を持ったコメントがあり,そこから採用理由を見直すうちに抹殺でいいことが判明したため今回の変更に繋がった。
当時抗戦2枚の採用については主にG受けであったがそもそも双龍抗戦という盤面はあまりにも脆く,羽根ライストで1妨害に削られるだけでは済まず最悪壊獣で4抗戦を揃えられず0妨害になる裏目すらある。
それに対し抹殺の場合は鉄獣1枚であればルガル抗戦にしかならないが,これはギミック外の誘発が固まっていることが殆どなため問題ではなく,鉄獣のギミックが固まった際はGを弾きフェリジットで手札の質を上げつつルガル双龍抗戦など強力な展開に向かえるため考えれば考えるほど抗戦の複数枚採用は理論として破綻していた。
他の場面においてもフラクトール+抗戦はうらら1枚で抗戦もろとも腐るがフラクトール+抹殺であれば2枚とも有効に働き,後手においても抗戦はほぼ腐るが,抹殺は墓穴や誘発を弾けるなど優位性に関して例を挙げればきりがないが,今回ダイヤ1を目指すにあたって抹殺がもっとも輝いたのは鉄獣ミラーの多発である。
先攻であれば余ってもそのまま伏せてケラス等を飛ばすことで手数を1つ潰すことが可能で,後攻であっても抗戦に対して抹殺抗戦宣言をすれば相手のリソースと妨害の両方を潰せるため,魔法の通りの良い鉄獣ミラーの抹殺は1枚でゲームを決めかねない理不尽なパワーカードへと変貌する。

これは余談だがOCGで墓穴を差し置いてまで抹殺が制限に指定されている理由の1つとして,本来実力差が顕著に出るはずのミラーが抹殺の登場によりクソゲーと化したことが問題視されたというものがある。
単純に誘発を弾けるスペックだけ見ても大概なため,マスターデュエルでも順当に指名者は規制されていくだろう。

最後に

ダイヤ帯実装ということでまだ見ぬ強敵と戦うためにダンジョンに向かうような気持ちでダイヤ帯に突撃したら待っていたのは少数のダイヤプレイヤーで行われるデスゲームでした…。

初のダイヤ帯実装だからこそTier3以降は極まった環境で別ゲーだったけどマスターデュエルの告知で私が期待していた,いつでも,どこでも強者と戦える環境がそこにはあってあの苦しくも楽しい時間が今でも名残惜しいです。

すごいぞ!ラピュタは本当にあるんだ!

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