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<立夏>木苺の記憶

実家の庭でたくさんの木苺がとれるようになりました。若葉生い茂る庭の中に、赤い実がキラキラとたくさんなっていると、宝探しのような気持ちになって夢中に探してしまいます。野生だからこその甘酸っぱい木苺を食べると子供の頃に戻ったような気持ちになるのが不思議です。どこかで食べたことがあるのかは覚えていないのになんでなのか…「味覚(嗅覚)と記憶」の関係性についても興味があるので、いずれ記事にできたらと考えています。

話は変わるのですが、無事、立夏の末候「竹笋生(たけのこしょうず)」に記事を書くことができました!締切がないとやらないので、予告をすることで自らを追い詰める作戦勝ちです。

竹笋生(たけのこしょうず)
たけのこが土から芽が出てくる頃。たけのこは成長が早く、一晩でひと節伸びると言われています。

あれ・・?市場ではすでに筍(たけのこ)の旬は過ぎているような…。旧暦と違うのかなと思いましたが、住んでいる地域にもよるのかもしれないですね。筍の旬は年に一度、本当に一瞬です。筍の文字は竹冠に旬ですから、まさに旬を代表する食材の一つです。母が筍が大好きでアク抜きをして茹ででくれるのですが、口に運ぶまでとっても手間のかかる食材ですね。

旬のものを食べることも季節を感じることができる醍醐味です。たけのこご飯に若竹煮、焼き筍に筍と牛肉炒め、水煮では味わえない美味しさを味覚で楽しんでいきたいです。

次は「立夏」を終え、「小満(しょうまん)」に入ります。あまり気負わず、細く長く続けていくことができればと。


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