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【シンママライターの苦悩】なんだよ、私ほかのこと何にもできないじゃん!

ライター歴29年と言っているが、妊娠したと思って産婦人科に行ったら
「双子ですね、うちでは診られません、大きな病院へ行ってください。紹介状書きますからねー」と言われ、さらに
「仕事何してるの?ライター?書くのはいいけど、取材に行くのはやめて。安静だから。フラメンコ?とんでもない、すぐやめて」
と言われ、妊娠と同時に仕事も趣味もやめなくてはならなくなった。
そこから子どもが生まれて3歳くらいまでは、どうしても断れない仕事のみ受けて、ほぼ仕事してなかった時期もある。当時は3番目のダンナもいたしね。

さて離婚しました。子どもらは3歳。
片方は健常児だが、片方は脳性マヒで療育に母子通園しなければならない。
仕事再開しようにも、今までのように取材で飛び回るような仕事は受けられない。
時代的にも在宅ワークが成り立ちそうなので、徐々にWEBライターの仕事へ移行していくのだが、おいおいなんだよ、1文字0.5円って!
私、時給1万円の女だぞ!という自負もあった。

という訳で、WEBライターへ移行する前は、在宅ワークでは稼げないと思い、ライター以外でできる仕事はないかと考えてみた。

占い?
障害児のママやシングルマザーを助けるしくみを作る?
ホームページ立ち上げたら仕事入ってくるかな?
パートとか派遣とかで働く?いや、そもそも在宅じゃないし。
波瀾万丈の経験を活かして、占いとか人生相談とかできそうだけど、集客ってどうやんの?

ぐるぐるぐるぐる。
頭の中はできそうなことが浮かんでは消しの繰り返し。
結局、私は文章書くしかできないのかよ!って思った。

地道ながらクラウドワークスなどでも、探せば文字単価3〜5円、中には8円なんてのもあり、この辺りの仕事ならまぁまぁ暮らせるかなと。
もちろん、1回1回応募してテストライティング受けてからの受注だったが、応募したものに落ちることはほぼなく、運良く仕事が繋がっていったのだ。
それまでのライターとしての実績やクリエイターたちとの繋がりもあって、不定期ではあるが、単発の仕事も割ともらえた。

しかしまぁ、双子がいて障害児がいるとなると、なかなかに都合の良い仕事がないものだ。
私の場合、両親は遠くにいて気軽には預けられなかったし。
当然ながら離婚したダンナなどには頼れない。

稼ぐことに自信はあったけど、さまざまな条件をクリアしながらできる仕事を探すのは本当に大変だった。
いろいろ検討した結果、在宅でできるWEBライターへの移行だったという訳だ。

今となっては「書くというスキルがあってよかったね」だが、もしこれがなかったとしたら、こんなにスムーズにWEBライターに移行できただろうか。
どの仕事もできないってなったとき、私って結局これしかできないんだなって腹をくくった。
いろいろできると思ってたけど、これで食ってけと言われてるんだな、と思うことにした。

定期的な収入はなく、レギュラーの仕事もいつまで続くかまったく保証はなく、ボーナスもなければ決まった休みもない。
「来月どうやって生活しよう…」と途方に暮れたこともしばしばだ。
それでも、どうにかライター業1本でここまで来られた。

しかしここに来て、別のことにも手を広げようと考えている。
ライターは続けるけど、最終的な目標は出版だしね。
さて、何に手を出したのか。
結果は2〜3週間でわかるはずなので、またこちらで発表したいと思う。
乞うご期待。


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