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めちゃくちゃお気に入りの変態配列キーボード

10月に変態配列と呼ばれるアリス配列のキーボードを買った。
アリス配列にもいろいろあるが、打鍵音にこだわる私としてはアルミケースの『keychron Q8』を選択。
海外の本社サイトからの購入はいろんな意味で勇気がいったが、無事に到着した。
keychron Q8

さてアリス配列とはセンターで左右に分かれているエルゴノミックデザインのキーボードのことである。
通常のキーボードは両手をホームポジションに置いたとき、肘を少し内側に寄せるようにしなければならない。
アリス配列では「G」と「H」のところで左右に分かれており、さらに少し「ハ」の字になるよう傾斜が付けられている。
そのためホームポジションに手を置いたときに、自然な状態で手を置けるため、長時間キーボードを打っても疲れないというものだ。

元来より肩こりがひどい私は、この文言に強く惹かれた。
ライターの職業病と言ってしまえばその通りだが、1日の大半をキーボードを打っている身としては、できるだけ楽に打てるものが良いにきまっている。

ところが実際にアリス配列キーボードを打ってみて気づいたことがあった。
私は「H」と「Y」を左手で打っていたということである。
通常のキーボードならキーが分割されていないため、どちらの手で打っても問題はない。
アリス配列は真ん中で分割されていて何もないスペースがあるので、必ず左手側にあるキーは左手で、右手側にあるキーは右手で打つ必要があるのだ。

アリス配列キーボードが来てからというもの、「イータイピング」「タイピング練習」などのアプリでタイピングを練習。
どうしても「H」と「Y」を左手が何もない空間を打ち「カンッ」という音が響いていたのだが、仕事でも毎日5000〜10000文字以上は原稿書いているので、2〜3週間程度で慣れた。

慣れた結果、アリス配列最高!となった訳である。
何が最高か。
まずは誤入力がかなり減った。
そして何故だか数字入力がとてもしやすい。
スペースキーは分割されているが左右どちらにもあるので、これも何気に便利だ。
右手が腱鞘炎になりそうに痛かったのだが、手首の角度が良いのか打鍵するときにほとんど痛くない。

キーキャップを変えてみたり、キースイッチを交換してみたりと、この2か月ほどいろいろ試してみて、やっと今のスタイルで満足がいった。
これで一生ものとはいかなくても、これが壊れるまでは長く使えそう。
ちなみに、3〜4回交換してみてめっちゃ気に入ったキースイッチはこちら。
控えめなコトコト音とタクタイルの打鍵感が気持ち良い。

変態配列と呼ばれているキーボードはHHKBなどほかにもあるが、このエルゴノミックデザインのキーボードがアリス配列と呼ばれているのは『不思議の国のアリス』からきたのではないかという説がある。
配列が理解できなくて不思議の国というわけだ。
うちの息子もこのキーボードを見るなり「気持ち悪っ」と笑っていたが、これに慣れたらもう二度と通常のキーボードに戻れなくなるのではないかと、そっちの方が心配になってきた。

書く仕事をしているのだから、書く道具にこだわりたい。
実は、次はキーボードの自作に挑戦してみたいと思っていたりする。
もちろんはんだ付けとかいらないやつね。
面倒臭がり、細かい仕事が嫌いな私だが、できるだろうか。
しかし、自作キーボードキットって、2万円とか3万円とかしたりして、結構高級なんだよね。しかもキーキャップとキースイッチは別売りだし。
3万円出せば、最初から組み立ててある結構良いキーボードが買える訳だが、そこをどう考えるか……。

いや、今アリス配列が壊れるまで使うって言うてたやん。
沼って怖い。


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