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「夢」についての考察日記

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夢に関わる民話神話や幻想文学好きの私が、夢をモチーフにした文学や映画やゲーム、時には夢に関する宗教思想や哲学本についての所感を述べます。なお私は子供の時「あまりに毎晩悪夢を見て苦… もっと読む
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#文学

「現実世界を生きる力としての夢」というキーワード設定をしたことで見えてきたもの

皆さん、こんにちは。 noteで夢日記などをやっておりますヤシロと申します。 今日の記事は夢…

【仮説】面白い小説を読んでいる最中の私達の脳は「夢を見ている」状態にあるんじゃな…

アルゼンチンの幻想小説家ボルヘスの講演録『ボルヘス、オラル』に、 読書好きな私の心を強く…

サルトルとカミュの「非現実感」描写の違いを整理したコリンウィルソンの解説がめちゃ…

先日からコリン・ウィルソンを片っ端から読破している最近の私、 『アウトサイダー』を読んだ…

これが私の「思想」なのか!?書棚を見つめていて突然気づいたこと(ビーチボーイズ主…

皆さん、こんにちは。noteでイラスト入りの夢日記を連載しているヤシロと申します。 そんな私…

【「人類と夢」に関する雑学回】あの清少納言も「良い夢」を見るために努力していた!…

みなさん、こんにちは!ヤシロです。 いつも夢日記や精神世界エッセイをあげていますが、 た…

古代の中東の「夢文学」の凄さに圧倒された私と「現実のニュース」への戸惑い

前に以下の記事をかいてからというもの、日本と中東の「夢をテーマにした文学」の比較に取り憑…

エジプト出身の研究家が日本中世文学の「夢」とアラブ世界の「夢」を比較した論文の精度が凄まじい!!

偶然見つけた本なのですが、まさに、引き込まれた。名著と言っていい! 日本の古典、特に日記文学や藤原定家の和歌、九条兼実の『玉葉』等を中心に、 日本の中世人がどのように「夢と現実」を考えていたのか、に迫る、ものすごく興味深い本。 夢、というテーマに取り憑かれている私にピッタリの本だった。 だが何よりも驚きなのは、著者のカラム・ハリールという方が、 エジプトから日本文化研究のために来日していた方だということ。つまり、アラブ世界からの留学生の方である。 はっきり言って、