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日本サブカルに対する尊敬を通して襲来する新時代ゲームプレイの到来

ネット界隈で様々な話題を良い意味でも悪い意味でも展開されたゲーム。そうmiHoYoがあらゆるプラットフォームに向けてサービスインした原神である。周りの評価はさておき、何はともあれ試してみようかと言うことで、試してみたつもりだったが、現在すでに冒険者レベル26になっている。それがこのゲームに対する私のアンサーだと思ってもらって良いと思う。

Googleでパクリと検索したらこのゲームが引っかかるくらいに、原神は本当に日本の有名なタイトルのありとあらゆる要素が散りばめられている。私が思いつくだけでも以下の通りだ。
・ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(全体的なデザイン)
・ゼノブレイド2(ゲーム内ガチャ要素を課金にしたような)
・ニーアオートマタ(アクション全般)
・ファイナルファンタジー14(クエスト周辺)
・ありとあらゆる日本のアニメ(アチーブメントテキスト)

でもこれらに怒りを覚える必要はなく、ゲーム好きは好きで面白いゲームをするだけである。ゲーム開発側はインスピレーションを受けていることは認めているし、優れたものを真似して素晴らしい作品に昇華することはおかしなことではない。もちろん、法律が許すレベルで、というのは言うまでもない。

原神は、主にスマートフォンで展開されてきた、ソーシャルネットワークゲームなのである。ただそれが、コントローラーを握ってTVの大画面で遊べるようになり、大ボリュームで高画質で有名声優がセリフを話しているような内容である。無料だからプレイの敷居が低い(つまらないと感じたらやめれば良いし損はない)といった要素の全てが、ユーザーにとっても運営側にとってもメリットしかない。「無料でこんなすごいゲームできてしまって良いの?」と思いがちだが、当然のことながらしっかり収益が見込めて、儲かるという魂胆でサービスを始めているのだ。なぜなら一人当たりのゲームに対する支払額が尋常ではなくなる可能性を秘めているからである。さらに課金を促す要素がソーシャルネットワークたる所以で、ガチャ結果はSNSを通して投稿すれば一瞬であらゆるユーザに共有され、射幸心を煽り、手に入るまでお金を使い込んでしまいかねないのだから。果たしてそれが良いのか悪いのかは、プレイヤーの責任に委ねられている。無課金でも楽しめる設計になってはいるが、確実にガチャで手に入れたキャラを使ってプレイした方が、ゲーム体験含め良くなるのは間違いない。

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とはいえパクリ満載のゲーム内容なのか、と言われると決してそんなことはない。かなりのゲーム体験を積んでいる私から見ても、シナリオ(まだ完結していないからわからないが取ってつけたようなストーリーでは無い)、バトル(強キャラがいれば無双できるというわけでは無い)、オープンワールド(探索や収集要素)、音楽(中華風だがアンビエント的で落ち着くBGM)、高難易度(マルチで協力する要素)など完成度は高い。バージョン1.0なのにここまでの完成度は、余程技術力があるとしか思えない。ここは本当に脅威で、リリース当日に鯖落ちとかすぐ修正パッチとか入るようなゲームは本当に置いていかれると思う。

すでにバージョン1.1リリースが直近で見えており、すでに様々な不具合や改善が図られるだけではなく、ゲーム要素として追加されるものもあるようである。とはいえ覚悟しなければならないのは、確実のこの手のゲームは課金に対する欲求から離れられないと言うことだ。これから今以上に優れたプレイアブルキャラクターが課金要素として登場することは明白だし、ゲーム内で得られる課金するために必要なアイテムの取得には限りもあれば時間もかかる。絶対に無課金で遊ぶんだ!と言う鋼鉄のようなハートと信念を持ち合わせた者か、ゲーム配信を通して得た収益をゲームに還元していくようなスパイラルを確立しているか、持て余すほどの金を持っている富豪くらいしか、このゲームをお勧めできないというのが正直なところだ。

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