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エッセンシャルワーカーの恩恵と虚無感

 何もする気が起きない。買い物に行く気力もない。そんなときにスマホ一つで美味しい食べ物を注文し、届けてくれる人たちがいる。緊急事態宣言の中、休業を余儀なくされた中で、人が生きていく上で絶対に必要とされる仕事を行う人たちのことを、エッセンシャルワーカーと呼んだ。

 緊急事態宣言が明けても、出前館やUber Eatsなどのお食事お届けサービスは好調だ。在宅勤務でリモートワークをして、出勤・帰宅の時間がなくなって余暇があっても、買い物や食事を作る行為を全て外部発注する。とても便利だし、実際ものすごく助かっている。だがそこに、少しばかりの虚無感を覚えてしまうのは、些か考えすぎなのだろう。なんてことはない。本来自分が行動しなければならなかったことを誰かに任せて、その分、浮いた時間を別のことに使えばいいのだ。創作の時間に充ててもいいし、ずっと気になってたあの場所の掃除をすればいいのだ。

 ところで話は変わるが、出前館とUber Eats。私は両方利用しているのだが、そろそろ違いが明確になってきたように思う。出前館は安心と信頼が売りだろう。運ばれてくる食事の品質も高いように思う。しかしそれだけに宅配にかかる時間が長い。おそらく地域によるとは思うが、やはりUber Eatsは早い。運び手の能力にも差が出るのだろうが、他との競争や、こなせばこなすほど自分の報酬に跳ね返るということを考えると、スピードを重視するというのはうなづける。スマホのアプリもUber Eatsに軍配が上がるだろう。一度でも使えばその有用性に気付くはずだ。

 おかずだけでも注文できるようになっているので、日常の食生活を有意義に過ごしていくためにも、うまく活用していきたいものである。

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