地平天成の祈りを込めた作品

『阿吽の龍』画/阿部朱華羅
この地を守り 天に昇る
素材は、墨を中心に金泥、金箔など
ミクストメディアとなります。
サイズは4.0メートル×1.2メートル

日本古来から伝わる水を司る水神
=龍神を描きました。

青い地球。水は生命の源。
その水を司る龍神さま。

天に昇って、地を護る
阿吽の龍図

この龍神さまは日本古来から伝わる
水神=龍神。
火を吐くドラゴンとは異なります。
水を司る蛇に近い長い身体を持ち
心優しく強く気高い神聖な龍神さん。

そして、尻尾の先には眼がついています。
ご覧になる皆さんに質問いただきましたが
この眼は、私の想像上の龍神図で
森羅万象、地上の魂を護り天に昇って行く
その時、地上の人々、生きとし生けるものを
見守り苦しんでいるものを見落とさないよう
見つけて救い出す千里眼を描きました。

今、描いている千龍千眼も龍の尻尾に
眼を描いているのですが同じ意味を持つ
わたしの想像した龍の千里眼となります。

この絵は地平天成の祈りを込め
時空を超えて昔も今もこれからも
地上を守ってくれる阿吽で描きました。
眼にはみえないもの。その優しさを感じて。
祈りと感謝を込めて。いつもありがとう。

※この作品は、2020.国立新美術館
第21回日本フランス現代美術世界展にて
招待展示された作品となります。
※美術の窓10にて掲載されています。