【シティS1準優勝】ナツハチ型三神ザシアン

2020年10月11日 23:46

※この記事は全文無料です。最後にお布施用に設定しておくので、投げ銭してもらえると嬉しいです。
※10/18追記　本当にナツハチ型三神ザシアンは強いのか？を検証し、その結果をもとにデッキを改良しました。こちらは有料になります（100円）。興味があればご購入ください。

はじめに

どうも、Scarです。
本来はVGCプレイヤーとして活動してたはずなんですが、最近ポケカにハマっており初参加したシティリーグで準優勝できたので、内容は薄めですがせっかくなので残しておきます。

【執筆者紹介】
Scar　Twitter@Scar3020
・世界大会出場4回（VGC部門）
・2015年世界大会6位（VGC部門）
・2014年全国大会3位（VGC部門）
・ポケカはたしなむ程度にプレイ

いきなり宣伝で恐縮ですが、少し前にセキタンザンVMAXの記事も出してるので良かったらこちらも読んでください！
※こちらはScarがデッキを構築し、よもぎ君がデッキを使ってCLで29位に入ったものです

さて、今回のシティリーグですが、環境予想としてはCL横浜と比較すると

【使用率が増えるデッキ】
・ルカメタザシアン
・三神ザシアン
・マッドパーティ
【使用率が減るデッキ】
・雷系統（ピカゼク、ピカVMAX）
・セキタンザン
と予想してました。

特にザシアン系統のデッキは増えると予想していたので、デッキの選択はかなり迷いました。セキタンザンは三神ザシアンには勝てますが、ルカメタザシアンに勝てないので候補から除外。小ズガもマッドパーティが厳しいので候補から除外。

そして手元に残ったのが、三神ザシアン。しかしここで一つ問題が発生。

ミラーでの勝率が安定しない

本来、三神ザシアンは先攻を選択するデッキだと理解してるのですが、先行を取ると、後攻で上振れオルタを言われると勝てないし、後攻を取ると普通に先攻2ターン目に先にオルタを言われて勝てない・・・。

そしてシティリーグの2日前に出た結論がこれ。

鬼滅コラ

あの竈門炭治郎が言ってるんだから間違いないです。

そして、このカードの存在がさらにそれを後押ししました。

ん・・・このカード三神ザシアンで後攻1ターン目に使ったらクソ強くね？

タッグコールで三神とナツメ＆ハチクを持ってきて、、、

ナツメ＆ハチクでザシアン、デデンネ、クロバット、水エネルギーを持ってきて、、、

そんなわけで頭の中は完全に宇宙でした。そして1時間の一人回しを経て、完成したデッキがこちら。

デッキレシピ

【デッキコード】VFFFVV-owauxA-VkFFFk

当日のマッチアップと結果

【予選：64人スイスドロー5回戦】
1回戦　三神ザシアン　後攻　6-0
後手1オルタ決めて勝ち
2回戦　ルカメタザシアン　後攻　6-4
後手1失敗、後手2オルタから止まらず殴り続けて勝ち
3回戦　超バレット　後攻6-3
後手1オルタ決めて勝ち
4回戦　小ズガ　後攻1-6
事故気味、オルタ言えなくて負け
5回戦　三神ザシアン　後攻6-0
後手1オルタ決めて勝ち

【決勝トーナメント（8人）】
決勝トナメ1回戦　小ズガ(再戦)　先手6-0
先手2オルタからぶん回して勝ち
準決勝　マッドパーティ　後手6-2
後手2オルタ、相手のデデンネロックしてる間に盤面整えて勝ち
決勝　マッドパーティ　後手1-6
手札事故気味でオルタ打てず、結果論ナツハチで持ってくるポケモンもプレミっぽくて負け

採用カードと採用理由

◆ポケモン
アルセウス＆ディアルガ＆パルキア（3）
できるだけ三神でスタートしたいので、多くの三神ザシアンでの採用枚数である2枚から1枚増やして3枚。実際に3枚目を入れたことで、大幅に後攻1ターン目のオルタージェネシスの成功率が向上。

ザシアンV（2）
2枚？舐めてんの？と言われそうですが、基本的に1枚しか使わないので1枚までのサイド落ちを考慮して2枚。本当は3枚欲しいけど枠がなかった。

レックウザGX（1）
後攻1ターン目のオルタージェネシスを成功率をあげられるカード。ナツハチでエネルギーを落とせたときは、レックウザを展開するとメタルソーサーが不要になり要求値が下がるのが大きい。

デデンネGX（2）
後攻1ターン目に絶対使うので2枚。

クロバットV（1）
後攻1ターン目に絶対使うけど、枠の都合で1枚。デデンネ1、クロバット2も検討したが、デデンネの方が展開力が高いのでこの配分。

ワタシラガV（1）
中終盤にボスを再利用したいので1枚採用。

クチートGX（1）
三神ミラーで相手が先行1ターン目にふとうのつるぎで終わっていると、だいたい何か抱えてることが多いのでウインクし得。ムゲンダイナにも強い。

カプ・レヒレ（1）
おなじみの小ズガ対策枠。マッドパーティに対しても、げんきのハチマキを貼ると水エネ1枚でオルタ込み60点出るので、ポッドデスを一発で倒せて強い。

フーパ（1）
オドリドリGXの刈り取りや、マッドパーティ対策用として採用。非GXポケモンをレヒレと合わせて2枚採用することで、小ズガやマッドパーティに対する安定感が増す。

◆グッズ
クイックボール（4）
思考停止の4枚。タッグコールと合わせて三神へのタッチ手段が多いので、安定する。

ポケモンいれかえ（4）
三神ザシアン以外でスタートした場合に三神ザシアンをバトル場に出すために、中終盤にザシアンがブレイブキャリバーを打ったあとに下がるために使うのでこれも思考停止の4枚。

エネルギーつけかえ（4）
後攻1ターン目にオルタージェネシスを打つための必須カードなので、ヒット率をあげるためにこれも思考停止で4枚。

メタルソーサー（4）
ナツハチでたくさんハンド切ったり、レックウザGXを採用してることもあって、すさまじい勢いでエネが落ちてくので、これも思考停止で4枚。

タッグコール（4）
最初は2枚だったけど、どう考えてもこのカードを後攻1ターン目に使うのが強すぎて気付いたら4枚になっていた。

グレートキャッチャー（1）
中終盤に使うのでとりあえず1枚採用。

ぼうけんのカバン（1）
ポケモンの道具3種類へのアクセス率をあげるため採用。1枚で2枚持ってこれるため、ハンドを増やせるカードとしても価値が高い。

大きなおまもり（1）
色々なところであると嬉しい（個別の説明は面倒なので割愛）ので1枚。

ふうせん（1）
ポケモンいれかえ以外の入れ替え手段として採用。

げんきのハチマキ（1）
かゆいところに手が届くカード（これも個別の説明は面倒なので割愛）。1枚あればいいので1枚。

◆サポート
ナツメ＆ハチク（2）
基本的に1枚しか使わないので、1枚までのサイド落ちを考慮して2枚採用。タッグコールと合わせて6枚あるので、結構な確率で1ターン目にタッチできる（初手で持っていなくても、デデチェンジまで合わせるとだいたい持ってこれる）。

博士の研究（2）
序中盤に1回打つかもしれないぐらいのカード。理想の動きはナツハチ→ボス連打なので、展開が完璧にいってれば使わない。

マリィ（2）
これも博士と同様。相手の盤面やハンドに干渉するカードが全くないので、保険程度に2枚採用。

ボスの指令（4）
序盤に手札を大量にトラッシュするときに巻き込まれる可能性が高い、かつ中盤はボス連打が理想なので4枚採用。

◆スタジアム
混沌のうねり（1）
無人発電所を貼られたくないので、1枚だけ採用。

◆エネルギー
基本鋼エネルギー（8）、基本水エネルギー（3）
多分、これが最低限。

不採用カードと不採用理由

ツールスクラッパー、リセットスタンプ
それぞれ採用しても1枚の採用になること、序盤に一気に手札をトラッシュするので、スタートの手札にあると切らざるを得ないので、中終盤欲しい盤面で使える保証がない。ならば、後攻1ターン目のオルタージェネシスを成功させるためのカード（レックウザGXやタッグコールの4枚目など）を増やした方がこのデッキは強いと思ったので不採用。
基本的にはやりたいことを全力で押し付けるデッキなので、そこはもう割り切って構築段階から突っ走った。

おわりに

そんなこんなで怪しさ満点のデッキではありますが、練習（一人回し）段階で7割ぐらいは後攻1ターン目にオルタージェネシスが言えてたので、悪くはないかなと思います。

基本的に普通の三神ザシアンは先攻をとるデッキ＝じゃんけんに勝つ必要があるので、相手も後攻デッキの場合を除いてじゃんけんのプレッシャーが無いのも良いです。相手に後攻取られたら取られたで、先行2ターン目のオルタージェネシスを成功させるだけなので。

基本は全力で後１オルタを狙いますが、ときには方針転換も必要です。オルタージェネシスが2ターン目になっても全然勝てないことはないので、臨機応変に選択します。むやみやたらに狙っても勝てないので、冷静に判断しましょう。