絵描き、着ぐるみ面を作る。(3)
前回はこちら
ポリパテのやすり作業は重装備で
ある程度盛れたら、かなり粗い#240ぐらいのやすりから順に番手を上げながら磨いていきましょう。この工程はやすりによるパテの粉が大量に出ます。絶対に防塵マスク等を使いしっかりした装備で挑みましょう。防塵ブースが作れるなら作りましょう。健康によくない。ちゃんとした装備がないと絶対ダメです。
防塵ブースがないので塗装ブースで作業したところ、案の定粉が恐ろしいほど発生しブース内が粉まみれになりました。ポリパテ盛りが上手くなったら出る粉の量を抑えれるかも…
足りない部分に更にポリパテを盛って表面を整えます。全頭面ということもあり、チューブのでかいやつを2本も消費しました。
溶きパテもやってみようか
溶きパテはチューブのラッカーパテを溶剤で溶かして使うキズ埋めに便利なアイテムですが、まだあまりキズが埋まりきってないこともありそこまで目に見えて効果が発揮していたかはわかりません。部分的に使うのが正解かも。
塗布したらやすりで削る。これの繰り返しでどんどん表面の凹凸を減らしていきました。
やすりの番手が#1000ぐらいまで進めたところでサフに移ろうと考えていましたが
その前に…
組み立てて違和感がないか、前と後ろの接合部分がきれいかどうか確認。
ん?違和感があるよな…と思ったところをここで修正します。
気になったのは目の厚み。厚みがあると、斜めから顔を見たときに目を後ろから貼り付けました感があからさまに出てしまい、微妙な顔立ちになりそう。そう思ったので削ることにしました。
削りました。強度が落ちて割れるリスクを考えれば、正直これはモデリング時点で解決すべきことでしたね。
サフのタイミングがわからないけど
扱いが楽なのと家に放置されていたことから、缶のサーフェイサーを使いました。
とりあえずやすりの番手に近いぐらいのタイミングでやってみて、表面処理が甘いと感じた部分をやすりで磨いていきます。
使ったサフはタミヤファインサーフェイサーL。番手がかかれていないのでぱっと見使うタイミングに困りました。どうやら仕上げ用っぽいです。
缶サフを使った経験が乏しいのか、単に下手なのかわからないですが、どんどん消費していきあっという間にサフがなくなってしまいました。
というわけで
Mr.ホビーの缶サフを買い足しました。
あとはサフとやすりを繰り返して納得のいくぐらいまでやるだけ。
乾燥を待つ間に目を作ろう
最初に資料を用意していましたが、解像度の高い目のアップを描いていなかったのでこのタイミングで描きました。
目を作るタイミングに関しては、絶対早い方がいいとも限らないですね。顔の造形が完成したのにイラストと目の輪郭が違っていると、先に目を作ってしまった場合輪郭に添えていない微妙な仕上がりになってしまう可能性があります。
作画は某アニメのキャラなのでそれに近い感じで。お絵描きにも資料は欠かせないですね。ネットで調べれば資料は飽きるほどありますが本で見るのもやっぱりいい。
まつ毛は印刷しませんが、イメージとバランスを掴むために描きました。左右反転は一部パーツのみやっていますが、基本的に左右どっちも描く方がそれっぽくなります。ここで手を抜いてしまうと逆に違和感が生まれそう。
別にこんな風に凝ってもいいのはいいんですが、目だけ異常に細かいとディテールのバランスが釣り合わず浮いた存在になってしまうかもしれないので描き込みは程々にした方がいいかも。あくまでお面の雰囲気に合った目を作ることが大事。
次回に続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?