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絵描き、着ぐるみ面を作る。(1)

美少女着ぐるみ、自作でお迎えしたいよなぁ…

最近では美少女着ぐるみを製作されている工房さんも国内外にそれなりに増えていて、お迎えに豊富な選択肢があります。
ですが、工房さんに依頼してもらってお迎えするのもいいと思うけどせっかくだし自分の思い通りの娘を作ってみたい。後々オリキャラもお迎えしたいとなったら自作がやりやすそう。と思ったので自作で美少女着ぐるみの面を製作することにしました。

着ぐるみのお面はFRP(繊維強化プラスチック)という素材で作る方法と3Dプリンターを使って作る方法が主流らしいですが、私はニオイの比較的少ない後者で製作しました。

製作開始時のステータス
・デジタルお絵描き歴3年
・高校美術部で油絵を少し(忙しくて作品作りこみできず後悔)
・3Dモデリング経験なし
・3Dプリンター造形歴0
・エアブラシ塗装経験なし
・ガンプラで筆塗り塗装は経験あり(小学生時代)
・自作塗装ブースあり
・コスプレ知識0
・着ぐるみ知識は少し(?)

正直ぜんぜんわからん…


3Dプリンターとエアブラシを買った

でかい
稼働時間が短い以外は割と優秀です。

去年の2月ごろに3Dプリンターのセールをやっていた、3Dプリンター関連製品を扱っているサンステラさんからEnder-3 V2 Neoをお迎えし、それと同時期にRAYWOODの充電式エアブラシRS-1をお迎え。

正常に動作しました。割ときれいに印刷できますね。

3DプリンターはFDM方式だったり光造形方式だったり方式によって違いがあるのですが、価格と強度、扱いやすさの面からFDM方式のものにしました。
FDM方式は熱で線状のPLAやABS等の素材を溶かして積層して造形、光造形方式は液体のレジンに光を当てて固めて造形するやつです。ざっくり言えば価格が控えめで強度はある程度あるけど精度は出なくて後加工が面倒くさいのがFDM、精度が高いけど強度が微妙で価格が高いのが光造形って感じです。光造形だとレジンで皮膚が荒れることもあるそうです。
強度はどちらもFRPには劣っていますがまあ大丈夫でしょう(←後に身をもって知ることになるとは…)

3Dモデリングはblenderで

最初に出てくるアイツ

Blenderは無料で3Dモデリングができるソフトで、一般的なPCでも普通に使える便利なやつです。他の3Dモデリングソフトに比べてよく聞く名前なので、情報収集がしやすいと思いこれを使いました。リア友も使ってるから最終手段だけど困ったら聞ける。
テンキーがあると視点操作が楽らしいですがなくてもできます。
最初は多分椅子とか簡単なモデリングをして少しずつ慣れていけばいいと思います。
私はそういったことをめんどくさがるのでモチベーションが下がらないようにするためにも最初から本番として作っていきます。練習練習って本番に移らず足踏みし続けるのが勿体ないじゃないですか。(非推奨)

Blenderというソフトは機能の追加や操作方法の変更などがしばしば行われています。そのような仕様変更に対応するため、blenderを学ぶ方法にはYouTubeを使いました。なるべく新しい情報が必要なので、圧倒的にネットサーフィンとYouTubeを頼ったほうがいいです。

モデリングをしよう!!!

清書前の某素晴らしい声さん。

何もなしにいきなりモデリングをするのはさすがに無謀なので資料となる正面図と側面図を描きました。
実際にblenderでモデリングする部分は髪の毛と眉毛、目以外の頭部ですが、全体の完成イメージを想像しやすいよう顔のすべてのパーツが揃っている状態にしました。

資料めちゃくちゃ大事です。

完成図をわかりやすくしておくことで作るのがかなり楽になります。表情はなんとなく強度がありそうな閉じ口にしましたが、今思えば開き口の方が表情がわかりやすく、それっぽくなりやすいので難易度が低く作りやすかったのかもしれません。

参考資料の動画の通りに置いていくけど正直うまくいく気がしない

次回に続きます。


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