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Scalesのものがたり料理教室

料理研究家のスケイル(Scales)の料理を、詳しくレシピ解説付きでたっぷり紹介いたします。季節の旬を存分に感じられる身近でありながらちょっと特別な料理、またお酒のこと、テーブル…
Scalesの語り口で、素材の意外な組み合わせの発見、読んで美味しい、作って美味しい。 ワクワクす…
¥666 / 月 初月無料
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#しつらい

鶏肉とフェンネルのレモンクリーム煮(鶏モモを柔らかく焼き仕上げるコツ)

摩訶不思議な野菜、フェンネル 一見すると玉ねぎのような、丸くなったセロリのような。しかし葉っぱはハーブのような味わい。それを初めて見たのは、確かイタリアのスーパーマーケットだったように思う。私にとってとてもセンセーショナルな出会いだった。とりあえずオリーブオイルで炒めた味わいに「なにこれ、不思議でおいしい!」と。 当時私はイタリアに住み、とある都市の郊外に建つ1DKのこじんまりとしたアパートメントで一人暮らしをしていて、そこはガスコンロが3つと、ビルトインのオーブン、大き

いちごのハニーマスタードマリネ🍓(ほんのりピリッと辛味、からの、じゅわっと甘味)

子供の頃は、イチゴに牛乳と砂糖をかけて、これまたイチゴの形した先割れスプーン(あれ、可愛かったなぁ、知ってる?)で、1/4くらいイチゴの食べ応えを残しつつ、牛乳もしっかりいちご味になるくらいに潰して食べる、いちごみるくが好きだった(原点)。潰さなすぎも、潰しすぎもダメ、子供なりにも潰し加減にこだわりがあったのだ。 イチゴってそのまま食べても最高に美味しくて、なのにチョット加えた”ひとてま”にも寄り添ってくれる。しかも、変容せず揺るぎなくいちごのままに。そんな愛しい果物。

鶏肉のマスカルポーネシチュー

マスカルポーネチーズを料理に使いましょう。ティラミスだけなんてもったいない。とくに煮込みがおすすめ!!おかげで材料はシンプルですぐに出来ちゃう。しっかりコクのあるシチューになりますよ。

パッションフルーツ・クレームブリュレ

まるでビタミン爆弾! ものすごーく酸っぱいけれど、爽やかで瑞々しいパッションフルーツの味が大好きです。その酸味(そして皮も器として)上手に使って、特別なデザートにしましょう。カスタードのほのかな甘みにパッションフルーツの酸味がアクセント。こちら以前インスタに上げてかなりの反響いただきましたけれど、そういえば詳しいレシピはどこにも出していなかった。パッションフルーツが出回って来たので、是非作って見て欲しいです。ホームパーティーや、誰かを家に招いた時も喜ばれると思うから。ここだけ

<春のサラダ>紅芯大根とうどのサラダ、桜のビネグレットソースで

暖かくなってもうすぐ桜も咲きそう。春が来ますね。 ふわっと桜香るビネグレッドソースで春を食べよう。

エシャレットのバルサミコキャラメリゼ

エシャロットと、エシャレット。 玉ねぎのような見た目のエシャロットと、青い葉っぱのついている細長いエシャレット。何だかちょっとややこしいね。そう、これにはちょっとワケがある。その秘密に想いを(少しばかり盛って)馳せながら、今日はエシャレットのバルサミコキャラメリゼを作って行きましょう。 エシャレットの奇妙な運命。 そもそもが、エシャロットはざっくり言うと玉ねぎの一種で、エシャレットは根らっきょう。そう、らっきょう。こんな風に全く違うものなのに、数奇な運命を辿る事になったのは

ポルチーニとコンテの春巻き

ふわぁ、香り高い春巻きが出来てしまいました。。ポルチーニの香りとコンテチーズの旨みが爆発。春巻きの具って組み合わせが重要。日本酒やワインにもいいし、ビールやハイボールもいいですね。(それにお弁当にこんなの入っていたら気分爆上がりしてしまうでしょ。)

ピリリと辛い、山椒ボロネーゼ

ちょっと四川の雰囲気纏ったイタリアン。 舌の上に細かな火花を散らせたような、香り高い刺激的ボロネーゼは、ほんの少し中華寄りの味付けにしながら山椒の刺激を引き立たせます。 ぜひ、熱々のうちに食べてくださいね、刺激強めにしておきましたから。笑 なお、花椒は必ずホールのものをご用意ください、香りがまるで違いますよ。

菊芋のポタージュ

瑞々しいシャキッとした菊芋の細かな歯応えは、他のお芋にはない独特な感じ。ポタージュにすると、さっぱりした不思議な食べ応えがあります。 今日から菊芋のおいしい食べ方レシピにポタージュも加えましょう。

新玉ねぎと胡麻油のポタージュ

透き通るように真っ白な新玉ねぎの季節ですね。 私、新玉ねぎが大好きです。 いつも手にする玉ねぎとは違う、ほとばしる瑞々しさ。 これが出始めたら決まって作るレシピがあります、それはポタージュ。 今回は優秀な胡麻油の力を借りましょう、炒めるための油としての役割だけではありません、胡麻油の旨味を出汁のように使って、ほんの少し中華寄りのポタージュに仕立てます。 旨みがしっかりしたポタージュ、出汁やブイヨンは何も使っていないだなんて、きっと驚きますよ。

マイ・ベスト・プルドポーク

やっぱり大きな塊肉を買うときはワクワクする。ちょっとしたイベントだよね。ダイナミックな感じの煮込みだったり、特別な感じのする自家製パンチェッタだったり、失敗しないようにちょっと気合が入るのだけど、実は塊肉を使う料理って、大概「ほったらかし」で出来るから、ほんっと手間のかからない優等生。 今日は、色々試行錯誤して自分史上最高なプルドポーク ができたので、そのレシピを。たっぷり作るからアレンジして別の料理にも生かせるこの料理はもしかしてなんだかんだ(二人暮らしくらいなら)一週間

玉ねぎのバルサミコロースト マスカルポーネを添えて

ゆっくりゆっくり。バルサミコを染み込ませながらローストしたとろとろ玉ねぎに、マスカルポーネを添えて。 冬にぴったりの付け合わせ、或いはメインになってしまうほどの御馳走。 玉ねぎの甘みにマスカルポーネが絡まって、よもやデザート。 とても好きな玉ねぎレシピ。 材料はシンプル。その分、ポイントはいくつもあるのですが、ゆっくり詳しく説明しますね。

旬のひと皿、蛍烏賊と蕗の薹のマリネ、そしてペペロンチーノにも応用しましょ。

わざわざ料理名に「旬のひと皿」なんて名付けてみる。 旬と旬の味わいは、どうしてこんなにも良くあうのだろう。 出始めの蕗の薹の苦味、子供の頃は苦手でしたけど、大人になると愛おしくなる旬のえぐみ。 蕗の薹は黒くならないように茹でるのに色々と試行錯誤しました。 一番青々とうつくしく仕上がる方法もお伝えしますね。

白子と柚子胡椒のリゾット

クリームリゾットのような見た目と味わい、でも乳製品は使っておらず、 その正体は、なんとなんと、この時期だけの美味しい「白子」。 白子を贅沢に使って、こっくり芳醇濃厚なクリームリゾットに。 時折、ピリッと薫る柚子胡椒風味がアクセント。