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Scalesのものがたり料理教室

料理研究家のスケイル(Scales)の料理を、詳しくレシピ解説付きでたっぷり紹介いたします。季節の旬を存分に感じられる身近でありながらちょっと特別な料理、またお酒のこと、テーブル…
Scalesの語り口で、素材の意外な組み合わせの発見、読んで美味しい、作って美味しい。 ワクワクす…
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2023年2月の記事一覧

白子のオイスター炒めピリ辛風味(旬の白子をおいしく。ポイントは白子の選び方にあり。)

白子、ああ白子。寒い季節の楽しみのひとつ。 だいたい旬は12月から3月くらいなので今季ももうすぐラストスパート感がある。美味しく食べるのは、ふたつのポイントを押さえればOK。 もちろんスーパーの割引シールは私も大好きだけれど(笑)、白子に限ってはできるだけ新鮮なほうを選びましょう。新鮮さ=味わい、に等しいニアリーイコール。ぷりっと形がしっかりして、みずみずしくて濁りのないもの。白く濁りのある汁が出てしまっていると、ちょっと鮮度が落ちている証拠。 さて、今日はさっと作れる白

いちごのぬた和え(いちごを和食でいただきましょう)

ぬたとは、ご存じ酢味噌のこと。酢味噌和えは多くの人が大人になって好きになった味のひとつだと思う。子供は酢を使ったものが苦手なものだけれど、うちは大皿ではなく銘々に小鉢が出てくる家だったので食べないのはすぐにばれる(大皿でも同じか)。さらに「好き嫌いはいけない」が信条の家だったので泣きながら食べさせられた、食べるたび本当に苦手だったけれど今は大好き、そう、味覚が育てば勝手に好きになる、食べれなかったのは舌が”ちゃんと”子供だったから。 今日は旬のいちごをぬた和えに。甘酸っぱい

ナンプラーで味付けした白レバーのふわふわコンフィ、低温調理で(わたしの好きなスーパーの話とともに)

白レバーが下北沢のオオゼキに売っていた。たまにちょっとよい焼き鳥屋さんのメニューにあるけれども精肉の状態ではあまり見かけないのでうれしい。ここは東京でも好きなスーパーのひとつ。とにかく品揃えが楽しい、肉も良いけれど特に果物に野菜の豊富さ、前は椎茸の原木(!)なんかも見かけた。ほかにはなんといっても魚と野菜果物は上野の吉池、豊洲のフードストアあおきは生鮮食品に調味料ほかすべてが東京イチな品揃えだと思う、もうなんでもあって私的テーマパーク!小さいけど飯田橋のMiuraya も品揃