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青単ミッドレンジ概要

 こんにちは。すけいると申します。今回は5/19~6/3にかけて公認イベント「ファンミーティング(交流会)」で26勝4敗(敗北はすべて後攻)の成績を収めることができた青単ミッドレンジを紹介しようと思います。
 まず、ファンミーティングには始めたばかりの方も来られることと、優勝者を決めるイベントではないため、全員が必ず勝利だけを目的としたデッキを持ち込んでいるわけではないことを踏まえて、勝敗の成績は参考程度でよろしくお願いします。
 また、本記事の目的はこのデッキが強いという主張ではありません。私自身、コナンカードゲームからTCGを本格的に始めた身であるため、現在コナンカードゲームをやりこまれているプレイヤーの方々がこのデッキに対してどのような意見を持つか知りたい、私がイベントに参加している名古屋エリア以外のプレイヤーの方々とも議論を交わしたいという目的があります。そのため、簡単な質問から厳しい意見まで、気軽に筆者のX(すけいる@scale_ccg)のDMまでお寄せください。


デッキレシピ

デッキコンセプト

 7毛利蘭と6工藤新一のシナジー、6灰原哀と5江戸川コナン(4江戸川コナン)のシナジーによってお互いが8FILE帯ターンを目途にアシスト込み9FILE始動から8江戸川コナン→8工藤新一→・・・→4江戸川コナンなどで高い推理力の盤面を押し付けてターンを返し、次のターンで突撃+6工藤新一の2連アクション[事件]や迅速によって証拠を獲得しきってリーサルを狙います。

採用カードの解説

8江戸川コナン

 除去をしつつ、LP2をアクティブ状態で展開できる。相手ターン中現場リムーブ時効果への耐性、後述する8工藤新一と合わせて、8安室透(0147)の再展開を狙う黄単コントロールへの耐性にもなる。ネクストヒントで8レベルを出すと7枚目のレベル8への除去札となる。

8工藤新一

 除去をしつつ、LP2をアクティブ状態で展開できる。

7毛利蘭

 突撃持ち。突撃付与に手札を1枚捨てなければならないが、コンタクトで相手をリムーブすることで1枚ドローできるため、手札の質を高めることができる。

7江戸川コナン

 迅速持ち。

6灰原哀

 先3で強力なカード。手札に5江戸川コナン(4江戸川コナン)をセットアップすることで1つの行動権からキャラ2枚を展開し、1枚ドローするので、他のキャラを登場させるときに比べて1キャラ分盤面で得をしている。

6工藤新一

 7毛利蘭と5毛利小五郎とシナジーがあるカード。7毛利蘭を再アクティブにする動きが強力。現場に6枚以上カードがあるとレベル4扱いになり、状況によっては4FILEから1証拠を得ることができる。4江戸川コナンの宣言効果をこのカードに使用し、その後このカードの宣言効果を使うと、実質4江戸川コナンの宣言効果のデメリットを受けない形にもなる。現場に残らない点はかなりデメリットに感じるが山下に行くことで終盤に引き込みやすくなったり、山札リフレッシュが遅れたりするのでメリットになることもある。

5江戸川コナン

 6灰原哀とシナジーがあるカード。レベル5でAP6000LP1と高いスタッツを持つ。ヒラメキ1ドロー持ち。ヒラメキの1ドローはこのTCGでアドバンテージを得る数少ない手段だと感じているので一定数入れることは大事。

5毛利小五郎

 突撃持ち。このデッキでは終盤に活躍する。

4灰原哀

 次の手を持ってくるために使用できるカード。ヒラメキ1ドロー持ち。

4江戸川コナン

 6灰原哀とシナジーがあるカード。ヒラメキ1ドロー持ち。詰めの局面にアクティブで出せる実質LP2であるため、このデッキにおいて大事なカード。アクティブのカードを除去する手段は限られるため、このカードにそのリソースを割かせる動きも強力。

2小嶋元太(2毛利蘭)

 先1で登場させられる唯一のカード。キャラが立つことはこのゲームで重要だと考えているので計4枚採用にしている。カットインAP+2000も、自分のアクションに確実性を持たせたり、終盤にキャラを守ったりするのに使用できるため強力である。

1小さくなった名探偵

 その局面で必要なカードをほぼデメリットなしでサーチできる強力なカード。特に必要なカードがないときに使用してしまうと、5蘭の一撃やその他のパワーカードを山下に送ってしまう裏目があるので注意。

5蘭の一撃

 8レベルを除去できる数少ないカードの1つ。基本的に8レベルを除去せず、番を返すとかなり不利になるので、他のカードで対処できないときはこのカードを使う。終盤もLP0のキャラのアクション[事件]を通すために相手のブロッカーを除去できたり、ミスリードを除去することで推理を通せるようになったり、証拠の獲得にも寄与する。

デッキの理想的な展開

先攻

先1 パートナーアシスト→2小嶋元太(2毛利蘭)
先2 パートナーアシスト→4灰原哀
先3 パートナーアシスト→6灰原哀
→6灰原哀の宣言効果使用で5江戸川コナン(4江戸川コナン)登場
先4 パートナーアシスト(解決編移行)→8江戸川コナン→7毛利蘭
先5 アシスト込み9FILE始動可能状態

後攻

後1 パートナー推理→2小嶋元太(2毛利蘭)
後2 パートナーアシスト→5江戸川コナン
  orパートナー推理→4灰原哀
後3 パートナーアシスト(解決編移行)→7毛利蘭
後4 アシスト込み9FILE始動可能状態

 理想的な展開が叶わなくとも、先2では4灰原哀と4江戸川コナン、後2では5江戸川コナンと4灰原哀、先3では6灰原哀と5江戸川コナン、後3では7毛利蘭と7江戸川コナンというように、2ターン目以降に6枚の有効なカードがあるため、事故率は非常に低いです。
 2レベルのキャラの登場を私より重めに考えて、6枚採用にしたい場合は、6工藤新一と5毛利小五郎を1枚ずつ抜くと良いと思います。この2枚はコントロール相手に逃げきるための重要なカードではありますが、抜くならこの2枚だと考えています。また、AP+2000のカットインは、キャラを守ることでリーサルに絡むことができるため、増やすことで終盤力が落ちるとは言い切れません。

最後に

 このデッキの概要は以上になります。プレイングの詳細は後日また記事にします。
 おまけとして似ているアーキタイプに採用されていそうなカードの中で、不採用カードについて言及して終わりたいと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。

おまけ:不採用カード

 

7阿笠博士と4江戸川コナン(0007)

 7阿笠博士は終盤に詰め切る能力は決まれば高いものの、その始動に3枚のカード(7阿笠博士+6灰原哀or6阿笠博士or1小さくなった名探偵+4江戸川コナン(0007or0092))のセットアップが必要な点が弱いと考え、不採用としました。終盤は1枚で1証拠を得ていくのが再現性の観点で強いと考えていて、特定のカードを集めないといけないのは、8工藤新一やカットインを数回使用して手札枚数に余裕のない終盤には難しい要求だと考えるからです。4江戸川コナン(0007)も先2で立てられるカードでもなく、7阿笠博士とセット採用でないとかなりパワーが落ちるのでこちらも不採用です。

5宮野志保

 コントロール寄りの構築には有効と考えますが、終盤の体力を重視しておらず、低レベル域にも江戸川コナンが存在するので不採用です。

2シャッフルロマンス

 行動権を使用してキャラが立たないという観点から私は評価していません。5蘭の一撃もキャラは立ちませんが、効果が非常に強力でリーサルにも絡める強みがあります。

6毛利蘭

 突撃もなくLP0であるので、早めに試合を畳みたいこのデッキには合わないです。

5灰原哀

 効果がヒットすれば強力な効果なのですが、運であることと4レベル以下のキャラが少ないので不採用です。

4江戸川コナン(0161)

 6灰原哀のシナジーカードとして考慮できる1枚です。効果を使用するのに手札を1枚捨てなければならないのはデメリットの方が大きいと考えていて、終盤でも活躍できないため不採用です。


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