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【マネフォの人々】新卒1人目として飛び込んだ「クライアントの課題解決」への挑戦|山本 有紗

こんにちは!マネーフォワード新卒ビジネス採用担当の手塚です。

私は新卒採用担当として「マネーフォワードで活躍する新卒社員」にインタビューをしています!
今回の記事では、Money Forward X本部へ新卒第一号として配属された19新卒の山本さんにインタビューしました!

山本 有紗(やまもと ありさ)
Money Forward X本部 コンサルティング部

早稲田大学国際教養学部卒業後、マネーフォワードへ2019年度新卒として入社。
学生時代はアメリカ留学やスタートアップ企業での長期インターンを経験。
現在はMoney Forward X本部にて金融機関向けに営業、コンサルティングを行う。

できることは何でもやる!アクティブな学生時代

ーー 山本さん、はじめまして!今日はよろしくお願いします。
まずは山本さんがどんな学生生活をおくられてきたのか聞かせてください!

はじめまして!こちらこそよろしくお願いします。

学生時代は結構アクティブだったと思います。1年間の海外留学が必須だけど4年間で卒業できる学部に入学しました。小学生の頃にアメリカに住んでいたことがあったんですけど、中学生からは日本に住んでいたので、アメリカに行きたい気持ちがずっとあったんです。そんな中この学部を見つけて、「これじゃん!」と思いました。休学したので結局大学は5年間通ったんですけどね…(笑)

留学は大学2年生の夏から1年間と決まっていたので、それまではサークル活動やアルバイトのかけもちを頑張っていました。留学ではアメリカのオハイオ州に行ったんですけど、そこでは勉強もしつつサークルに入って「できることは何でもやる!」という感じでしたね(笑)

帰国した3年生の秋頃から、留学アドバイザーというコミュニティに約1年間注力していました。後輩に留学の面白さを伝えるコミュニティで、活動内容はイベントの企画運営です。
同時期に国際学生寮に住み込んで、留学生の日本での生活を手伝うレジデントアドバイザーという活動もやっていました。

2度目の就活、大手証券会社を辞退しマネーフォワードへ

ーー 確かにアクティブですね!その後に就活を始めたんですか?

そうですね。ただ、当時内定をいただいていた会社は「やっぱり違うな」と思って休学をすることになり、ベンチャー企業で長期インターンを始めました。それが4年生の秋ぐらいです。

インターンをしていくにつれて小さい規模やスピード感のある会社で働く楽しさを感じ、2回目の就活ではIT業界の勢いがあるベンチャー企業を探していました。

1回目の就活で内定をいただいていたのは大手証券会社の総合職だったんですが、「大企業だな」という感じでした、うまく表現できないですが(笑)内定者の交流会でも、「これから頑張る!」というよりも「この企業に就職が決まって安泰だ」という雰囲気があって。

あと、自分がどうして内定を貰えたのか分からなかったんです。自分としても興味はあったけどどうしても行きたかった会社ではなかったので、選考を振り返ってみると「私が話した志望動機ってそんなに響くものだったかな?」と思ったんです。

ESでTOEICやTOEFL iBTの点数は提出していたのでそれが理由なのかとも考えたのですが、その情報だけじゃなくて自分に合ったところにいきたいと思って、就活をやり直しました。

ーー自分に何を期待されているかは知りたいですよね。
2回目の就活ではどんな軸から、なぜマネーフォワードを選んだんですか?

当時は①IT業界②会社を代表するプロダクトがある事業会社③成長している会社④人を軸にしていました。

①については、ECサイトを作っている長期インターン先での経験から、モノや生活をITの力で豊かにしていけることが楽しいと感じていたので、身近な問題をインターネットで解決できる会社を探していました。

②については、自分がどういう会社にいるのか人に伝えられるかどうかは大事だと思っていて、これがないと自分が社会にどういう影響を与えられているのか実感できない気がしたんです。マネーフォワードであれば『マネーフォワード ME』があるので、この軸に当てはまると思いました。

③については、希望する職種が当時はなかったので、成長している企業に身を置いて、いろいろ経験していく中でやりたいことを決めたいと思い、成長中であることも大事にしていました。

一緒に働く人は大事だと思っていたので、④も重視していました。マネーフォワードはミッションをとても大切にしているのですが、面接でお会いした方がお話しされるミッション・ビジョン・バリューなど一人ひとりが目指している方向性が、本当に同じだったんです。企業理念やカルチャーがしっかり社員に浸透していて一貫していることが魅力に感じましたし、人柄もとてもよかったです。そしてみなさんとても優秀で、話すことが整理されていて「かっこいいな」って思いました。

Money Forward X本部初の新卒として手探りの日々が続く

ーー 山本さんが所属されているMoney Forward X本部についても教えてもらえますか?

今はMoney Forward X本部のコンサルティング部というところに所属しています。業務内容は…なんでもやるんですが、分かりやすく言うと営業やコンサルティングをしています。

Money Forward Xに興味を持っていただいている金融機関や事業会社へ営業したり、受注後はそのプロジェクトのリーダーとなってリリースに向けて社内/社外調整を行って案件を進めたり、やっていることは幅広いです。

提供しているサービスもボーダーラインがなく、Money Forward Xの既存ラインナップ(『マネーフォワード for 〇〇』や『通帳アプリ』など)を提供することもあれば、0からクライアント用にアプリを設計〜開発することもあります。他にも、サービス企画やプロモーションをお手伝いしたり、ワークショップを開催したり。クライアントが抱えている課題を解決するため、そのクライアントに合ったソリューションを提供しています。

クライアントによって内容は異なりますが、サービスの設計から開発まで様々な場面でご支援をしています。

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※出典:2020年11月期 第2四半期決算説明資料

Money Forward X本部はこのような事業会社や金融機関がクライアントなので、社内で比較すると、担当しているクライアントの規模はとても大きいと思います。担当する案件数は人によりますが、私の場合は現在メインで3社、その他複数の企業を担当させていただいています。

ーー 山本さんは新卒1年目でどんなことを担当しましたか?

入社した初月は全体研修があり、5月からはOJTが始まり先輩の営業に同行して議事録を書くことやサービス紹介をすることから始めました。6月以降はおかねのコンパスプロジェクトに参加してメールのやりとりやQ&Aの管理をさせていただいていました。

7月頃からは銀行APIの連携が本格的に始まり、銀行と電代業者が一堂に集まるAPI合同相談会が金融庁主催で開催されました。この相談会は約2ヶ月間にわたり複数回行われましたが、マネーフォワードのフロントとして金融庁や各銀行とのやりとりを担当しました。このタイミングから地方銀行も担当するようになり、新卒1年目は銀行とのAPI連携に注力していました。

あとは9月あたりから直近リリースを控えている大型案件も担当させていただくようになりました。他にも日々お問い合わせはきていたので、その都度先輩と営業に行くということをやっていました。

※API(Application Programming Interface)…アプリケーションやソフトウェアの機能を共有する仕組み

ーー 新卒1年目で大変だったことは何でしょうか?

大変だったこと…何でしょう(笑)全部大変でした。みんなが何を言っているのか全然分からなくて。

例えばAPI連携だと、「そもそもAPIって何?」というような状態なんです。API連携するにあたってどのようなステップを踏むのか、「工程にテストがあるけどそのテストって何するの?」とか。

開発系の知識が必要なので最初は何を言ってるか分からなくて、そのキャッチアップがまず大変でした。

他にも、営業中に最初は私が説明するのですが、詰まってしまうと先輩が補足してくれて。そうなると、そこからは先輩が基点になって会話が進み、クライアントがこっちを見てくれなくなって辛いと思うことは何度もありました。

お客様は新規事業を考えている場合が多かったので、役職的にも偉い方がくるんです。私が若いこともあって頼りにされていないと感じることがよくあり、それが辛かったです。

私は、本を読んだだけで理解して進めるということができなくて、自分で実際に体験してみないと言葉にできなかったんです。ひたすら先輩に聞いたり過去のチャットをさかのぼったりするなど事前に調べてはいるものの、頭の中で情報が繋がらなかったので本当のインプットは経験するまでできませんでした。なので、キャッチアップのスピードはゆっくりだったと思います。

Money Forward X本部配属の新卒(ビジネス職)は私が初めてだったので、先輩方もどうやって教えるか苦戦されたと思います。精神的な面で辛い日々でした。

ーー そんな辛い日々をどうやって乗り越えたんですか?

一度ミーティング中に大泣きしたんですよね(笑)それがターニングポイントでした。

1年目は営業の定例ミーティング中に「ありさタイム」という時間があり、毎回20分私が話す時間をもらっていたんです。そのとき、真面目に「営業のここが分からない!」と話すつもりが泣いてしまって。

今思えば、それまで誰にも相談をしていなかったんですよね。上司や同期にも相談していなかったし、会社外の友達にも相談していませんでした。業務で質問はしていましたが、どこか遠慮していたんだと思います。

それからは自分でふさぎ込んでしまっていたものが開けて、同期に話すようになったり、社外の友達と遊んで気分転換したり、リフレッシュできるようになりました。

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マネーフォワードは手を挙げれば挑戦できる会社

ーー 入社されてから1年半が経とうとしていますが、入社前後でギャップはありますか?

思ったより規模が大きいなと思いました(笑)

私が内定をいただいたときは社員数300人ぐらいの規模だったんですけど、入社時は600人ぐらいになっていて、今では700人を超えています。成長している企業に身を置きたいと思っていましたが、「こんなにスピードが速いんだ!」と思いました。ただ、ネガティブなギャップではないです。

また、ギャップではないですが、マネーフォワードは人がすごくいいと思います。みなさん優しくて職種に限らず色々なことを教えてくださるし、自分ができなくてもフォローしてくれます。みんな「チームでやっていこう」という雰囲気があるので、チームワークが良いと感じます。乱す人がいないというか。

あとやっぱり、チャレンジできる環境がありますよね。私の場合は、大型案件の開発をマネーフォワードベトナムにお願いするにあたって、私がベトナム拠点との調整をするポジションを担当させてもらえたんです。

自分が得意な英語が使えるし、コミュニケーションがうまくいくようになったので、そこからさらに仕事を楽しく感じられるようになりました。前々から英語に興味がありますと伝えていたので、そういった役割を与えてくれたのはとても嬉しかったです。この仕事を通して自分に自信もつきました。

同期を見ても2年目でプロダクトマネージャーをやっている人がいたり、これから新規事業開発のためにマネーフォワードベトナムに行く人もいるので、自分からやりたいことを発信している人には積極的に機会を与えてくれる会社なのだと魅力に思います。

ーー今後、山本さんがマネーフォワードでやっていきたいことは何でしょうか?

今、ベトナムメンバーと仕事をするのがとても楽しいんです。なので、ベトナムメンバーと関わる仕事があればもっと挑戦してみたいです。

英語をバリバリ話す仕事に関わると「これが自分の武器なんだ」と実感します。そして私は矢面に立つというよりサポートしたいタイプなので、自分の強みを活かしつつサポートにまわれているのがやりがいです。

それと長期的には営業やコンサルだけでなく、他の職種も挑戦してみたいと思っています。たとえば広報や人事にも興味があって、それができるならマネーフォワードで体験してみたいです。

人事だと社内のみんなをサポートしていく役割でもあるし、組織をよくしていくための動きができそうだと考えています。広報であれば社内の良さをもっともっと広めていけるのかなと思って。マネーフォワードという組織をより良くしていきたいので、そういうことに関われたら嬉しいです。

ーーさいごに、これを読んでくれている就活生のみなさんにメッセージをお願いします!

就活って大変ですよね…。
私自身就活を2回行いましたが、うまくいくことばかりではなく、辛いこともたくさんありました。特に今年はオンラインでの説明会や面接が主流と聞いており、実際に会って雰囲気を感じることができないなど、これまでとは状況が変わって大変なのではないかと推察します。

就活経験者としてアドバイスできることとすれば、「絶対に譲れない軸をもつこと」と「思い詰めすぎず、自己肯定感を下げないこと」ですかね。

私の就活中の軸は、①IT業界、②会社を代表するプロダクトがある事業会社、③成長している会社、④人でしたが、①②③は事前に調べられる情報なので、面接時は④を中心にみていました。最終的にマネーフォワードを選んだ理由も「人」と言っても過言ではありません。

面接で会える社員はごく一部ですが、その方々が会社を代表していると考え、面接でスムーズにコミュニケーションがとれるか、尊敬できるか、話していて楽しい気持ちになれるか等々をみていました。ほとんど自分の直感を頼りに(笑)

ただ、「人」で判断して良かったと思っているので、自分の中でなにか譲れない軸を持っておいた方がいいと思います。

それと、面接で上手に話せなかったり、うまくいかないことがあっても思い詰めないこと。ご縁がなかったと割り切ったり、「こんな私を落とすなんて見る目ない!」みたいな感じで自己肯定感を保つことが大事かなと思います。
と言っても、そんなに簡単に割り切れないこともあったので(笑)、都度ノートに不満とか愚痴とか、思うことをつらつら書いてました。

私の場合は書くことによって気分がすっきりしたり、思考が整理されるのでノートを持ち歩いていましたが、後々振り返るとより自己分析が深まったり、志望理由が鋭くなったりしていったので、書くことによってブラッシュアップしていけたかなと思います。なので、自分なりの気分転換方法を見つけることもおすすめです。

就活は大事ではありますが、それが自分の人生の全てを決める訳ではないので、迷ったり納得いかなかったりしたら別の道を考えたり、やり直したり、周りに左右されずに自分の意志で決断した方が後悔がありません。

ぜひ自分と向き合って、自信を持って、納得できる道を探してください。頑張ってくださいね!

ーー 山本さん、ありがとうございました!

あとがき

今回のインタビューを通して、山本さんからマネーフォワードのカルチャーである「Teamwork」を感じました。

マネーフォワードは、チームで価値を最大化しそれをユーザーに届ける会社です。山本さんの「みんなが気持ちよく取り組めるためにサポートしたい」という気持ち、またそれを心からやりがいに感じられている人柄は、正に「Teamwork」を体現していました。

同じ思いを持った仲間と仕事がしたい、そんな方はぜひお話しましょう!エントリーお待ちしています!


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