NPO法人代表の日常 オリンピック選手は国の代表ではない
まず、なぜ代表ではないか
・公募によって選ばれたわけではない
・選挙によって選ばれたわけではない
選考会に出場したので立候補したと思われるかもしれないが、スポーツの1種目の大会にそこまでの権限はない。
選手自身にしても自分のために記録や勝利をあげながら能力を開花させてただけで国のために結果を残したわけではない。
代表という概念ということになるが、「周りから選ばれた人間」ではまずない。オリンピック出場は本人が掴み取った権利である。
「柔道家として毅然として欲しかった」「日本人の礼節を大切して欲しかった。」
まず日本人はいつ多様性を受け入れるのだろうか?多様性を受け入れる覚悟がないのか?礼節って何?
人の思いを全てコントロール出来ると思っている人たちがいる。阿部詩選手はオリンピック前「兄弟での金メダル2連覇」という思い重圧をかけられた。彼女はその重圧を受け入れ、スポンサーやファンの気持ちと共にこの舞台に挑んだ。
しかしそんなことよりまず自分自身が一番辛かったのだと思う。どうしてその気持ちを共有できないのだろうか?
いつまで日本人は自分の感情を押し殺して生きなければならないのだろう。
安全な場所から彼女たちを非難する人々を俺は許さない。それと戦っていくことが使命だ。
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