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ちょこっと妄想科学館

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科学技術の前線の話題に、ちょこっと妄想のエッセンスを加えて面白くしました。内容は嘘にならないよう注意しています。
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電源を使わないラジオ

ChatGPTに、電源を使わないラジオの回路構成を聞いてみた。 その回答  図を描いてみた。  アース側の配線の説明が省略されていたが、それを補完すると、ChatGPTの言っていることは概ね正しい。  続きを補足すると、各部品は適切な数値であることを要し、ダイオードは低圧で動作するゲルマニウム型、イヤホンは高インピーダンスのクリスタル/セラミック型である必要がある。が、受信した電波自体の電力で回路が動作するので、電源も電池も不要である。  但し、放送局はAMラジオ局

ChatGPTの様子がちょっとおかしいんだが

 GPT-4が数学の問題に関して2023年3月頃の測定より精度が下がったという報告があった(2023年7月)。  そこで、何が起きているのか検証をしてみた。問題の一例は「17077は素数ですか?」である。  この質問にGPT-3.5は「1とその数自身以外に約数を持たないため、素数です」と回答した。これは正しい。  それに対してGPT-4は「17077は127と131の積として表現することができます」と回答した。これは間違いである。  再度GPT-4に「17077は素数です

新産業革命と調教呪文

 新しい産業革命が、AI技術の発展によって実現されつつあります。特に、自然言語処理(NLP)の分野では、GPTシリーズの登場によって大きな進歩がありました。GPTシリーズは、大量のデータセットを用いた事前学習により、高度な自然言語理解を実現しています。Chat-GPTは、人工知能が自然言語で会話するために用いられ、高い性能を発揮しています。  AI技術は、様々な分野で人間の仕事を代替することが可能です。例えば、カスタマーサポート、翻訳業務、記事の作成などが挙げられます。しか

自律型AIの脅威

 我々の多くは「ドラえもん」に安心感を持っている。それは、「ドラえもん」は何かを相談されなければ自分からは何もしないからだ。現状のチャットベースのAIは、これに似ている。AIの回答に疑問を感じたとき、そこで操作を打ち切れば、AIの示したものが正しくても誤りであっても、それ以上に事態が複雑化することはない。  現在、チャット型の生成系AIに続き、自律型AIというものが研究され、実用化段階に入っている。これは何かというと、人間が呪文(プロンプト)を作成せずとも自動的に行動を提案