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日本医療安全学会学術総会 中村薫先生発表内容

SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。
今回は、2024.04.24配信のメルマガ内容です。


第10回 日本医療安全学会学術総会・助産部会

前回と同じく、第10回 日本医療安全学会学術総会・助産部会で発表された中村薫先生の講演内容をお伝えします。

忙しい方のために、まず概略をお伝えします。


「助産師活動の拡充と助産法の整備を」講演内容


講演は、「助産師活動を拡充させるために助産法を整備するべきだ」というのが結論です。

「助産師活動の拡充と助産法の整備を」講演概要
演者:中村 薫(一般社団法人 日本助産所会 嘱託医師)

この10年間で出生数は3割減の72万人となった。
統計では、出生数下位7県の合計が2024件であるから、一次医療機関は一つの市で1施設、2-3次医療機関は県で2-3施設で済むはずである。

こうなると少ない医療機関と、助産所・助産師・保健師による在宅健診や在宅出産といった枝選択肢を視野に入れないといけない。

ただ現在の保助看法では助産師は臍帯切断と浣腸しか認められておらず、他の医療行為は医師の指示が必要となっている。

しかし医師や医療機関が少なくなりその指示ももらえなくなったので、法律を変えないと立ち行かない。
また損害保険も、日本助産師会の会員であることやガイドラインに違反してない事などおかしな制限があり、保険制度も変えないといけない。

このままでは....本当にお産場所がなくなる。

だから保助看法ではなく本来の助産師の活動を支える助産法が必要である…。

「助産師活動の拡充と助産法の整備を」(中村 薫)

私が以前述べたように、助産の本来(「正常なお産をより生理的に」と同じ発想だと思いますが)をとり戻す法律が必要と結んでいます。

関心のある方は是非、資料(発表要旨パワーポイント)を開いて詳細を確認してください。

何かを誰かに提案するときには、きっと役立つことと思います。


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