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【Robo Blocksの使い方】文字を表示する

ソフトバンクロボティクスでPepperを使ったプログラミング教育を担当してる佐藤です!
今回はPepperのディスプレイに文字を表示するときに使える小技を紹介します!


基本編

Robo Blocksで文字を表示するときは以下のブロックを使用します。
表示する文字の他に、フォントを設定することもできます。

"あいうえお"を明朝体で表示する

長い文章を表示すると、変なところで改行されてしまい読みにくくなることがあります。例えば次のように少し長い文章を表示してみます。

長い文章の例

ディスプレイの表示はこうなりました。

ディスプレイの表示

「今週末はクリスマスです。」の後に改行を入れたいところです。
改行は自動でされますから、何文字で改行されるのかを調べてみましょう。
Robo Blocksでは以下のように1行に全角文字であれば15文字、半角文字であれば26文字表示されます。

全角文字の表示例
半角文字の表示例

ですので、1行15文字になるように調整すれば良さそうです。
先ほどの文章を空白(スペース)を使って調整してみました。
1行目に「今週末はクリスマスです。今年は」と表示されいたので、「。」と「今」の間に空白を3つ挿入しました。

空白を入れて調整する

これを実行すると表示は以下のようになりました。

改行を調整した例

いい感じに改行ができています。

応用編

基本編では15文字に調整して改行しましたが、他にもやり方を1つ紹介したいと思います。
それは特殊文字を使用する方法です。
緑の演算ブロックに以下のブロックがあります。

特殊文字 改行

これを文章の中に入れることで改行することができます。
先ほどの文章なら以下のようになります。

改行ブロックで区切った例

この方法の良いところは空白をいくつ入れればいいのか考えなくて良いところです。変数に文字列を入れてそれを表示するようなプログラムを作るときに時に使うと楽ができるでしょう。
以下の例で見てみましょう。1/2の確率で洋菓子のセットか和菓子のセットかが表示されるプログラムです。

洋菓子2つか和菓子2つが表示されるプログラム

ランダムな数で1が出た場合「チョコレート」は6文字ですから空白を使うなら9文字必要ですが、もし2が出た場合「まんじゅう」は5文字ですので空白は10文字必要になります。
この差をプログラムで調整するのは少々めんどくさいので、このような場面では特殊文字を使用するのがおすすめです。

ちなみに空白の数で調整しようとすると以下のようになります。プログラムの練習にはなりますので、こちらの方法で1度作ってみるのも良いかもしれません。
"お菓子1をお菓子1と○にする"の○には空白が1つ入っています。

空白の数で調整した例

この例だと改行は1回ですのでまだいいですが、これが3つ4つになるとめんどくさそうなのがわかっていただけるかと思います。

まとめ

今回は文字表示についてご紹介しました。
きれいに改行できているプログラムは見ていて気持ちが良く、しっかり作られているプログラムだなという良い印象を持ってもらうことができます。
もちろん好印象のプログラムの方が長く沢山使ってもらうことができますので、文字を表示するときはぜひ改行を調整してみてください!

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