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環境適応で猫に負ける人間

9月から本気出すとのたまったうえに9月2日の今日から喉の不調と確実にこれ熱あるな…という体感から出遅れスタート。暑いのかちょうどいいのかわからない夜にクーラー全力で寝落ちしていた自分が悪い。
でも、微妙に暑いよね。その微妙なところをクーラーに甘えた結果こうなった。

一人暮らしの頃、扇風機をつけて寝ると朝疲れ切った自分がいた。
なんで疲れているのかわからずにタバコをふかして先輩と話していたら「何時間も風に吹かれ続けることが人間になかったからかもな」と言葉をこぼした。すごいさりげないことだけど、人類の歴史で人工風に吹かれて涼しく寝れるなんて人類史的には最近のことなんだ。扇風機から人類の歴史にまで話が及んだ。

ふと、我が家の猫をみると、どうにも夏毛じゃない。
家猫なので外に出ない。生まれたときから家の中。そんな猫たちは毛を生え変わらせることを忘れたようだ。ずっと冬毛。だって部屋は大抵涼しいから。猫史にとっても、ここ近年で圧倒的に快適な生活に突入したはずだ。
人類はまだ扇風機に対応できていないというのに、猫は先に対応している。
ただ忘れただけかもしれないけど。

暮らしや仕事においても同じことがある。
新しい環境・新しい生活においてリズムに慣れるまで時間がかかる。
暮らしで言えば、子育てとかが一大事だ。全てが新しい。でも今振り返ってみるとその慌しさに慣れ当たり前になっている。

仕事でもそうだ。最初は小さいことしかできない。
それに挑戦して、ちょっと思いダンベル持ち上げるみたいにやってるうちにそれが当たり前にできるようになる。見積り作るのすごい苦労したのに今はサクッと作れたり、スケジュール書く前に頭の中に描けたりする。昔はあんなに難しかったのに。僕たちはそれなりに成長しているのだなと思う。

脳みそは割と変化に適応しやすいのだろう。
体の方はそう簡単に適応できない。イメージすることに行動が追いつかないとき、大体は体の方が追いつかない。

ハードは変えにくく、ソフトは変えやすい。
この人間特有の癖を把握して、だましだまし自分を成長させていったらいいのかもしれない。なんとなく、モッフモフの猫をみて、負けてるのかもなー俺とか思う月曜日。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。