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自分は誰かと問うてみる

朝日が眩しくて目を覚す。ここはどこだ?酒が残っている。
一瞬自分が誰なのかも忘れる。毎日、違う課題に向き合って人間のモードを変えているから混乱が生じる。こんな悩み自分しかいないもしれない。

昨夜は渋谷で作業とMTGとホテル缶詰からの夜の渋谷散策。
友人の友人と仲良くなり、渋谷にあるオーセンティックバーでしこたまジェントルロックを飲み続ける。お会計が恐ろしく安かった。いい店だ。渋谷行きつけにしよう。バーというかパブの盛り上がりだが渋谷らしい。

10年前、僕は小豆島にいた。FBの10年前の今日がそれを知らせる。あの日、「お前は何ができるんだ?」と問いかけられてから、割と人生観が変わった。「何もできない」ってのがその時の答えだった。入れ替わるアーティストやクリエイターが溢れていた当時の小豆島では何も悪気があっての強い言葉ではない。次はなんだ?ってことだったと思う。

アイデンティティみたいなカタカタ言葉は苦手だけど、ここでいい感じにぶち壊していただいた。「自分ってなんだ?」って素直に悲しくもなくすっきりとクリアな疑問が浮かんだからだ。そうか、まだ何者でもないなって具合に。

あれから10年。
いまだに僕は落ち着かないような気がしている。
あ、自然と打ったこの言葉「若者のすべて / フジファブリック」やな。
でも、本当その言葉だ。ホテルのくしゃくしゃの白いシーツの上でそう思った。得体の知れない半透明な生き物みたいだと思う。感情も言葉も本当のようで全て嘘みたいな。でも人間総じてそんなもんかもしれない。

世界のどこかで、
美しい浜辺で、
鬱蒼とした森で、
誰も歩いていない夜道で、
ひとりぼっちの移動で、
知らない布団の中で、
自分が誰かを問うている。
いつも、その問いをポッケにしまっている。

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