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肩の力を抜いて、鼻唄でも

天邪鬼かも知れないが、年始の肩に少しずつ力が入っていく感じが苦手だ。体も心も柔らかく球が手に離れる刹那にすべての力を込めれば良い。知ってるはずだ去年の今頃もこう力んでた気がしないか。

来週には徐々に忘れていく今年の抱負なんかも、一大決心のような何かも、残念ながら春風が舞う頃には頭の片隅の埃より軽く消え去っている。それをみんな知っている。知っているけどムードで何か自己反省的な気持ちが溢れてくるだろう。

おみくじを数年ぶりに引いた。中吉だった。もう吉の上下関係がわからない。神の忠告も一読したがくくった瞬間に失念してしまった。ひとまず謙虚にいとけ的なことな気がしている。

まぁ、それでも生きてこれたのだから、昨日今日明後日くらいより他の362日の何かうっすらとしたものの方がとても大切なように思っている。例えば毎日鼻唄うたっていたり、ルンルンしていたり。猫に毎日可愛いなーと話しかけたり。

いや抱負を決めた人をdisるつもりはない。
多分それより大切な、あなたを動かした何かがあったはずだ。自分のできなさより、去年何か小さくても出来たことはないかを考えよう。靴紐しっかり結んでたとかでも良い。その小さなあなたの出来たことをじっくり褒めたら良いんじゃないかなと思う。

僕は割とそれを大切にしようとだけを決めている。去年と同じように程よく仕事を頑張る。しっかり呑む。家族と過ごす。たくさん笑う。よく生きる。

その暮らしの中で気付く自分の課題の方が大切なんじゃないかなと思う。もう少し早く寝ようかなとか。夜食食うのやめようかなとか。すごい些細だけど散り積もって毎日のことはバケモンみたいなサイズになる。良いことも悪いことも。そういう小さいものは三が日にはなかなか出てこないかもなと思う。

ひとまずダラっとこの時間くらいダラけて、久しぶりに何も考えないくらいが良いかなぁと思う。

肩の力を抜いてさ
鼻唄でもうたおうぜ

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。