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全員をエキストラにしてしまえ

19時までにスタッフは撤収。
今年の終業と来年の始業を告知し友人にもらったビールをチェイサーにウィスキーを飲む。まだいくつかの仕事は残りつつも、2019年が終わった感じがほんのり。お酒のせいかな。サザンオールスターズのネット配信が始まり音だけは夏な事務所。

自分のことは自分で計画して実現すればいい。超簡単。
でも、この1年は増えていく仲間に僕の価値観(文化)を理解してもらうための期間でもあり、この1年残業ゼロを実現できた。それが当たり前になったのは自分を褒めたい。定時とか守る意味が理解できなかった。仕事終わってるのに?帰ったらあかんりゆうなんやねん。

僕はたった3人だけど、その3人の当たり前の行動をつくれた。
たった3人の当たり前の価値観を作れたことを褒めたい。

うちは年棒も自分で決める。自己申告制だ。
自分のキャパシティを把握させる、次はどこまでいくか考えさせる。
今はお金のことを自分たちで管理してみるというところまできた。
たった1年ちょっとで本人たちは気付いてないかもしれないけど確実に成長している。これで万が一、僕が泥酔して凍死してもなんとかなるんじゃないか。

人を育てているという感じはゼロだ。
みんな自分で努力してきた。それにつきる。
今、30プロジェクトが同時併走している。一人なら死んでいた。
20を超えたら危険というラインで生きてきたのに、仲間たちのおかげで任せられる仕事がたくさんうまれた。

誰かに託す練習でもあったのかもしれない。
それは相手を知り、信頼する練習でもあった。
自分がいないとダメなんじゃないか…ちょっとそんな心配もあった。
んなこと全然なかった。しっかり自分の仕事になっていた。
ちょっと感動しちゃうよ。

僕があげれるものは全て与えるから、自分なりに血肉化させて、君にしかできないことを見つけ出してくれたらいい。
僕は大した夢なんてなかった。でも、かっこいい、ダサいだけはわかった。
ダサいことだけはしたくなかった。それを頑なに守っているのが、
僕であり、ぬえだ。

どこに言い値で年棒きめる会社があるか。
どこに残業ダサいから評価落ちるって会社があるか。
でも、こっちの方が正しいしカッコよくない?という稚拙な社長についてきてくれた社員がいるから実現できている。いつ潰れるかわからんけど、正しいこと、かっこいいこと突き詰めて潰れるんだったら、そりゃ社会がわりーわと思う。
だったら、その社会に負けていい。闘うだけ無駄だ。

でもなんだかんだいうて、やってこれている。
ビジネスモデルとか、そんな難しいものなんてない。
良いか、悪いか。それだけだ。

「じゃあ、良いもん作りましょ」
それが打ち合わせでの締めの言葉だ。
僕が会社をやるのはお金のためだけじゃない。
自分が思った正しさを示したい。そこの方が大きい。
それが当たり前だと思う人を生み出したい。

5本の指の中で一番折れやすい指がどれか知ってる?
今までのあたり前に、そいつを突き立てるのがぬえだ。
これからさ松倉だけじゃなく、ぬえの仲間がかき回すから、刮目せよ。

オペレーターになるな。
プレイヤーになれ。って言い続けている。
わかるやつはわかる。
わからないやつは永遠にわからん。

主役は君よ。
周りのやつも、俺も、全員をエキストラにしてしまえ。
記憶に爪痕残す生き方をしていこう。

さぁ、木屋町いってきます。

いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。