2021年8月の記事一覧
人はもっと曖昧な現象だったのかもしれない
一人ボーッと布団で音楽を聴いている。強すぎた雨音を遮るように穏やかな音によりかかり、考え事をしている。世界とか、死とか、森とか、海とか、言葉とか、心とか。こう見えて全部仕事のことなのも驚くけれど、そんな言葉と思考の海を漂うお盆休み。
僕が生まれた北海道はただっぴろくて、コンビニまでは歩いて30分かかり、夜にはしまっている。本屋はなく、祖父の本棚からあさって獲物を選ぶか、難しすぎて断念して、ゲーム
圧倒的な美しさの中に小さく生きてる
異常なほど晴れ渡った日本海を眺めて日影を探す。
このまま、ここに突っ立っていると命が削られていく。海へと出た撮影クルーを漁港から見送り、朝5時の海辺を歩く。もちろん日陰なんてなかった。
たっと数分前とも違った表情をする自然を眺めて、圧倒的な美しさの中に小さく生きてるのだなと思う。足元に転がる貝殻も到底僕には放つことのできない美しい輝きを示していた。
誰もいない早朝の浜辺でタバコに火をつけて海を