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氷と炎の歌読書会 36. ダヴォス(選ばれる男の条件)

海外ドラマ『ゲームオブスローンズ』の原作、ジョージ RR マーティン著の『氷と炎の歌』シリーズ読書会に参加しています。 

  5月の課題のひとつ 『剣嵐の大地』中巻より 36.  ダヴォス。

 ドラゴンストーンの地下牢から出され、いつものように本当のことを言ったら王の手に出世!五王の戦いのうちまだ生きている、ジョフリー、ベイロン・グレイジョイ、北の王ロブにヒルの呪いがかけられるまで。

再読っていいですね。
読書会で感想語り合うからちゃんと読まなきゃ、と熟読するのもあるし、そうか!そういう見方もあるんだ~!おもしろい!と、みなさんから新しい視点が提示されて目からうろこ、というのもある。

今回「ん?」と思ったのは、スタニスは本気でレンリー殺しにもコートネイ・ペンローズが死んじゃったのも、メリサンドルは関係ないと信じてるんじゃあ...?
ということ。

スタニス談:
「もしできれば、彼女はレンリーを助けていたろう。
かれと会見して、反逆を償う唯一のチャンスを与えてやれと進言したのは、メリサンドルだった。
サー・アクセルがきみを主に与えたいと願ったとき、きみを呼びにやれとわたしにいったのは、メリサンドルだったのだぞ」
かれはかすかに笑った。
「驚いたか?」

おどろきましたよー!
もぉ!陛下!!
なにコローッと騙されてんすか!?

そりゃあシャドウベイビー見てないからね、陛下は。
こっちはねぇ、ドラマのシーズン2であれ見てすっかりスタニスのストーリーラインが苦手になったんですよ!
ドラゴンストーンも薄暗いし、怪しい魔術とか、セリースが赤ん坊を瓶に詰めてるとか余計な脚色も怖かった。

今ではスタニスのお話も好きです。最後のシーン、陛下らしくて良かったよね。
もちろん、本ではまだまだ活躍してくれる、と信じています。
氷の戦い(スタニス軍  VS ボルトン軍)をひかえて、これからが一番面白いところだから。

読書会でも、このあたり本はドラマとだいぶ違うよね、という話になったけど、いや、ほんとダヴォス章最高でしょ笑

三巻は物語がのりにのって大きく動いていく巻。そのドライブ感がたまらない、全部の章が最高傑作!ってくらい好き。
その中でも今回のダヴォス④は傑作ですね。

そして、2件の暗殺事件のことはともかく、メリサンドルがダヴォスをかっている、というのは事実。

どのくらい評価してるかというと、いっしょにシャドウベイビー3号を作りましょうよ!とお誘いされるレベル。

これってすごいことでは?

今までメリ姉に選ばれたのって、スタニス...メリ様はエゾーアハイの再生と信じているのでここはOK。
ジョン・スノウ。こちらも、火を見るといつも見えるのは”スノウ”で、何か特別なもの、まあ、救世主的なものを感じてるのでよし。

ダヴォスは...?
彼もまた、何か特別な使命をもって生まれてきたのかもしれない、と今回思いました。

あと、余談ですがレンリー(と、サー・コートネイ)。
氷と炎の歌世界への愛が止まらず、よく解説ポッドキャストを聴くんだけど、そのうちのひとつで、メリサンドルがレンリーに会いに行けとスタニスに行ったのは顔を確認したかったから、という説を聞きました。
シャドウベイビーに暗殺させるにあたって、顔を知っておく必要があったから、だそう。
サーコートネイのときもいたもんね、メリ姉。

六巻ではまたメリサンドル章があることがほぼ確実、と言われているけれども(壁に他に視点人物がいない)、The Winds of winterで楽しみなことベスト5に入るくらい心待ちにしております。
ダヴォスがユニコーンに遭遇するのも!



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