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ウエスタロス ランダム周遊記      1. キャスタミア城

海外ドラマ『ゲームオブスローンズ』の原作『氷と炎の歌』シリーズにはまり、ドラマが終わってからも何度も読み返しています。

巷では感染症がはやり、私も在宅勤務になりました。近所の散歩(これがないと心が死ぬ。散歩ラブ)とたまの食料品買い物くらいしか出歩かなくなり3週目。
どーこーかー行きたい!!

心をなるべく健康に保っためにも何かが必要だ!ということで、せめて頭の中だけでもウエスタロスを旅してまわることにしました。

北から南とか西から東ではなく、そんな順番に書けるとはとても思えないし、ここはヴァリスの瞬間移動マシーンを借りて、思いつくままランダムに、行きたいところに行くことにする。

というわけで第一回目はいまや雨が降り注ぐ音すら聞く人のいない廃墟、レイン家のキャスタミア城です。一応ラニスタースタンの西部っ子なので、西から。

さっそく地図ですが、ほら、載ってないんですよね。クラッグの下、海岸沿いにあるはずなんだけど。

というのもキャスタミアのレイン家(シジルが赤いライオン)と、ターベック家がラニスター家と対立してタイウィンに滅ぼされたからなんですが、このやり方がマジ怖いよ!

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西部は鉱山で財を成した家が多く、カスタリーロックで金がザクザクとれるのは有名だけど、キャスタミアも金と銀がとれた。で地下をどんどん掘っていったら巨大な空間ができたので、そこに大きな広間とか城の設備を作ったんですね、レイン家は。
お城の9割は地下にあったんだけど、ラニスター英と対立して(タイウィン父のタイトスがダメ城主だった話、これについては別の日に書きたい)城攻めにあいました。で、普通だったら包囲して兵糧切れを待ち、弱ったころに突撃!だと思うんだけど、タイウィンだからそんななまっちょろいことはしないよ。キャスタミアの雨だよ!

レイン家、家臣、兵士たちは地下の城にこもりました。そこをラニスター軍は近くの小川から水を引いてきて、地下に注ぎこむ…。
遠く地下からはかすかに悲鳴が聞こえてきたが、夜明けには何も聞こえなくなったそうですよ。

うえぇ~!タイウィン!
ちなみにこの時19歳。父親がまだ生きていたので、諸侯になめられながらも自分のやり方で進められないイライラをぶつけた、とも言えるし、怖いものなしの若者だからこんなことまで、とも言える。

3巻でジェインの母、サイベル・ウエスタリング/スパイサーの兄は城をもらって、キャスタミア公になってたけど、廃墟だよ?いいの?幽霊出るよ?きっと。ハレンホール以上に城も何もない、名前だけの「公」ですが。

赤いライオン、ローガー・レイン公。タイウィン時代の幕開けを予見できなかったのは不運であった。



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