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読書日記(2024.3.15)少年ジャンプ

鳥山明氏の担当編集だった鳥嶋和彦氏のインタビュー動画をみた。


インタビューYouTubeには他の動画もあるので、削除されたら探してほしい。

鳥嶋1952年生まれである。全共闘運動が終わってから、集英社に入社。
文藝春秋が第一希望だったが、オイルショックで採用がなく、集英社に入社したそうである。

最初に担当したのが平松伸二の『ドーベルマン刑事』

私、この作品、映画で見た。千葉真一主演である。

『ドーベルマン刑事』人気がなかったので、榊原郁恵似の婦警さんを登場させたら、読者投票で急上昇して打ち切りを免れたそうである。



マガジンがストーリー中心の漫画であるのに対して、ジャンプはキャラがメインであるという考えから、作家には、魅力的なキャラを創造するように促していたらしい。

コロコロコミックの読者が成長したらジャンプに流れてくるようにするというマーケティングだったそうだ。

コンテンツ産業としての漫画ということについて、いろいろ思うところがあった。



この本以前買って読んだのだが、今はもう品切れらしい。

初代編集者西村繁男氏のスポコン的な要素を80年代に徹底的に否定したというのが鳥嶋氏という編集者であったということはわかった。

新日本紀行 「江差追分 〜北海道江差〜」をみた。

ニシン漁で栄えた江差では追分が歌われていた。

追分とは信州の中山道で歌われた民謡である。

北前船で出稼ぎに来た、人々が江差に追分を伝えたのである。

小諸節愛好会の副会長が、江差追分の源流は小諸節にあるのではないかという仮説を紹介していた。

江差追分の名人である漁師の青坂さんが紹介されていた。



私は、三橋美智也や春日八郎の歌も哀愁があって、結構好きなのだが、その源流は街道の労働歌としての追分にありそうだと思う。


(おわり)


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信州読書会 宮澤
お志有難うございます。