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授業

子どもがこちらが望むことをやらなくても、子どものせいではない。こちらが子どもの興味を持つもの、そしてその内容を明確に提示できていないだけだ。

個性を引き出す家庭教師、2、30分の内容だが、昨日はなんとなく不完全燃焼に終わってしまった…


授業を旅行に例えるなら、ツアーの旅行ではなくて、自分で計画を立てて行くんだが、旅行に行くということは決まっている。

ツアー旅行が悪いというわけではないが、教育とは何かを考えると、これからの「社会」で生きていく能力を身につける。自分らしく生きられる能力を身につけるということだろう。

この「社会」とは、イメージすると今現在のあたかも固定化されたような社会をイメージしがちだが、自分の体調がいつ変化するかわからないように、社会とは常に変化していて、完璧な予測など不可能だ。
そういう社会に一人一人がそれぞれに楽しみ生きていけるための教育が必要だ。

仕事を選ぶときにツアー旅行を選んでもいいのだが、

2013年のダボス会議では、その当時ない仕事に、その年以降に生まれた子どもの65%がつくことになると推計されている。

そうなると、ツアー旅行の楽しみ方もその人なりに色々あるが、ツアー旅行自体がかなり少なくなると、やはり自ら計画を立てていく必要がある。

演劇の巨匠ピーター・ブルック『なにもない空間』

「どこでもいい、なにもない空間ーーーそれを指して、わたしは裸の舞台と呼ぼう。ひとりの人間がこのなにもない空間を歩いて横切る、もうひとりの人間がそれを見つめるーーー演劇行為が成り立つためには、これだけで足りるはずだ」

教室はこれでいい。
この教室で、子どもたちが、未来の社会を生きていく力が育まれる。
その仕掛けを教師が提供する。

教師は子どもたちに、「教科」や「伝えたいこと」に興味を持ってもらう仕掛けをつくり、提供することが大切な役目になる。

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