選手編成まとめ(MF編)

新チームが始動して1週間が経ちました。

齊藤未月と谷晃生が選出されていたU-23日本代表はとても残念な結果に終わりましたが…
未月が大きな存在感を放っていたのがベルサポとしてとても嬉しかったですね!

そして、こちらはもう読んでくれましたかな?笑

少しスパンは空きましたが、今日は第3弾のMF編です。

加入

山田直輝(←J1・浦和レッズ)
中川寛斗(←J1・柏レイソル)
三幸秀稔(←J2・レノファ山口)
福田晃斗(←J1・サガン鳥栖)
茨田陽生(←J2・大宮アルディージャ)

放出

菊地俊介(→J2・大宮アルディージャ)
秋野央樹(→J2・Vファーレン長崎)
新井光(→J3・ガイナーレ鳥取)
神谷優太(→J1・柏レイソル)

このポジションに関しての1番のトピックは菊地俊介の大宮アルディージャへの完全移籍だろう。
2014年に日本体育大学から加入して以来、ルーキーイヤーはボランチ(たまに最終ライン)の位置で、2年目以降はボランチとシャドーの位置で持ち前の万能さを発揮し、ベルマーレの中心選手とも言えるべき選手として活躍していた。
(キャッチフレーズも"湘南乃要"だっだし)

しかし、2016年に膝の大怪我を負って1年をほぼ棒に振り、翌年以降は慢性的な負傷が目立って1年フルに試合に出続けることは不可能に近い状態にあったのは間違いなかった。
怪我がちな状態にあっても2017年に8得点(J2)、2018年に7得点(J1)を記録するなど、高い得点力を誇っていたが、昨シーズンはわずか3得点に終わり、アウェイ浦和戦で挙げた2得点がシーズンのハイライトだった。
それらを踏まえると、昨季まで以上にタフさと賢さ、勇気を持てるかどうかが試されそうな今年のチームにとって構想に入らなかった可能性が高い。

また、今季が高卒3年目になる新井光は出場機会を求めて、育成型期限付きという形でガイナーレ鳥取へ武者修行の道へ。
昨シーズンの途中にV・ファーレン長崎へ期限付き移籍を果たした秋野央樹はそのまま完全移籍へと移行し、2018シーズンから2年間愛媛FCで背番号10をつけてプレーした神谷優太はベルマーレへと戻らず、昨年のJ2を席巻しながら優勝と昇格を決めた柏レイソルへと完全移籍。
神谷はちゃっかりステップアップしたと言えよう。笑

出て行った選手に触れた後は、入ってきた選手の話。
今年のオフ、ベルマーレはついに山田直輝を浦和レッズから完全移籍で獲得することに成功。
2015シーズンから3年をかけて輝きを取り戻した童顔のサッカー青年は満を持して心のクラブの浦和レッズに戻ったものの、怪我や監督交代などの要因に苦しみ、また燻りかけていた。
やーまん自身が燻りかけていたのと、上位進出を目指してより攻撃の引き出しが欲しかったベルマーレとの思惑が合致して夏昨年に再び平塚市にやってきたのだが、クラブが過去最大級にゴタゴタしていたので、本領発揮できる時間は短かったが、浮島敏監督就任以降は攻撃のリーダー的存在としてベルマーレ関係者の大きな心の拠り所となっていた。
今シーズンも中心選手として周囲を引っ張ってくれることだろう。

山田直輝と同様に、所属元のクラブで居場所がなくなりかけていた中川寛斗も今季ようやく柏レイソルから完全に湘南ベルマーレの一員として加入を決めた。
良くも悪くもプレーが落ち着いているのが中川の特徴ではあるが、中盤と前線を繋ぐリンクマンとしての役割を与えられることが増えてきそう。

柏レイソル絡み、という点では、柏レイソルの育成組織出身で、昨シーズンまで大宮アルディージャでプレーしていた茨田陽生の加入はベルマーレサポーターを大きく驚かせた。
元々はボランチの位置で使われることが多かったが、プロ生活を経ていくうちにサイドバック、サイドハーフ、シャドーの位置もこなせるようになっていた(外から見た印象)。
パスにしてもシュートにしてもとにかく右足のキックが上手いところがあるので、浮島さんの元でどう使われるかが注目される。
柏レイソル育成組織時代のチームメイトの指宿洋史も居るので、馴染むのも早そうだ。

齊藤未月、金子大毅に次ぐ…いや、彼らを脅かす存在として2人の選手が加入した。
1人目はJ2のレノファ山口からやってきた三幸秀稔
山口ではキャプテンマークを巻き、主に中盤センターの位置で使われることが多かった。
運動量も多くてボールも奪える選手だが、最大の武器は長短の距離問わず繰り出される右足からの正確無比なキック。
昨年のJ2リーグでは9アシストを記録し、中盤後方から相手守備陣の隙を突くキラーパスを放つことから、"維新のピルロ"という異名もつけられていたとか、いないとか。
キラーパスが武器のプレーメーカー(司令塔)で、下の名前が"ひでとし"というところを踏まえると、ある意味ベルマーレにやってきて当然の選手とも言える。笑

2人目はサガン鳥栖からやってきた福田晃斗
正直、彼の加入はベルマーレにとってめちゃくちゃ大きいと思われる。
昨年、ベルマーレと共にJ1残留争いを演じていた鳥栖のキャプテンを引っこ抜けたこともそうなのだが、福田のプレースタイルは体力もあって、運動量も多くて、身体も張れて、展開によっては中央のエリアだけでなくサイドのエリアにも位置することができる器用さもある。
献身性が高くて気の利いた動きが出来るセンタープレイヤーをベルマーレサポーターはとにかく気にいる傾向が強いので(笑)、福田の存在が大きく認められるのもそこまで時間はかからないと思う。

このポジションには、昨年リーグ戦で1番試合に出た松田天馬に、前述の未月、金子、復活を期する梅崎司、加入直後の大怪我からの巻き返しを図る澤田恒、ベルマーレ生え抜きの柴田壮介、DF編でも名前が挙がってきた馬渡和彰、古林将太、鈴木冬一、舘幸希といった面々も、時と場合によっては中盤の位置で出場機会を与えられる可能性も充分にあり得るので、競争が非常に激しくなることが予想される。

対戦相手によって中盤の構成をその都度変えていくことも大いに予想されるので、日ごろの練習からの激しい出場機会争いを制し、試合に出るための権利を与えられるのはどの選手なのか、楽しみながら待ちたい。

誰がベルマーレの"真ん中"、と、"先導役"になってくれるかなあ?





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