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上町駅で歴史を学ぶなら、ココ!!【1/2】

こんにちは。
sbccの稲田紗弓です。

世田谷線沿線で歴史と縁が深いところというと「松陰神社前駅」の松陰神社や松田松陰を思い浮かべていましたが、実は「上町駅」にも歴史にゆかりのある場所があります。

上町駅から歩いて5分ほどのボロ市通り沿いに世田谷区立郷土資料館があり、同じ敷地内には世田谷代官屋敷もあります。

今回は世田谷代官屋敷を見学してきたので、感想をまとめていこうと思います!

世田谷代官屋敷って何?

まず、世田谷代官屋敷について簡単に調べた事をまとめてみます!

国指定の重要文化財に指定されていて、大場代官屋敷とも呼ばれています。

元々は彦根藩世田谷領20ヶ村の代官を世襲していた大場家の役宅だったことからそう呼ばれていたそうです。

ちなみにこの世田谷代官屋敷ですが、都内で唯一の大名領の代官屋敷との事で、都史跡にも指定されているとの事です。

世田谷代官屋敷を見て回る

実はここは前回の記事用の写真を撮りに行った帰りにボロ市通りを自転車で走っていたときに初めて見学してみました。

こういうところは拝観料が数百円掛かるイメージがあったのですが、無料だったので割と気軽に入れる感じがありましたね。

見学できるところは1階部分で、室内は土間を中心に見学する事が出来ました。

世田谷代官屋敷の室内はこんな感じ

まずは土間の中を見学してみました。
土間と言うと今でいうところの台所というイメージがあったのですが、写真を見てもらうと分かる通りかなり広いですよね。

女中さんや丁稚奉公などがあくせく食事の支度やらお客様用のお茶なんかをここで準備していたのでしょうか。

世田谷代官屋敷の土間(大ガマ)
世田谷代官屋敷の土間(かまど)
かまどと手を比較すると大きさがよくわかる

土間からすぐのところに板の間と2階へ上がる階段が近くにあります。

板の間
階段

この階段のお隣には名主詰所、その奥には代官居間と腹切の間が続いています。

実は入った時に世田谷代官屋敷のパンフレットをいただいていたのですが、そこに平面図が載っていて「腹切の間」の文字を見つけた時に、武士の生き方の厳しさを感じたように思いました。

ちなみに土間に入った時と反対側に抜けて見る屋敷はこんな感じです。

木の奥に隠れていて見にくいですが、2階座敷の軒先が見えています。
もう一度、土間へ入った入口の方へ行くと、玄関を見ることが出来ました。

玄関

この玄関と土間の隣にあった板の間が繋がっています。

玄関から板の間を見た様子、奥に土間が見える
玄関から板の間を見た様子、右側には部屋が続いている

玄関から板の間を見て右側には手前から役所の間、役所次の間、その奥に腹切の間が続いています。

役所の間、奥は役所次の間、さらに奥は腹切の間

次回は屋敷の周りを見ていきます

今回は屋敷内で見学出来たところを中心にお伝えしました。

こういった歴史を間近に感じさせてくれる資料館など大人になってから楽しめるようになったので、見学中はワクワクが止まりませんでしたが、どこか緊張感が漂っていて、当時の空気感がまだ残っているように思いました。

もしお近くの方でまた行ったことが無い方は是非、見学に行ってみてはいかがでしょうか。


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