🥎合同チーム私見

私が部活指導員をさせていただいてる地元高校女子ソフトボール部。

新チームとして8月に市民選手権、9月に新人戦を戦った。技術的にはまだまだ覚束なく、試合運びもソフトボールになってないけれど大会毎に振り返りを行い、課題を上げて次の大会までには１つでもミスを減らし少しずつ技術を積み上げていこうとしている。前チームは練習試合が少なく実戦経験を積めなかったことを踏まえ、現チームにはなるべく試合経験を積まそうと思い、『人脈が無ければ作れば良い精神』で中学、高校に営業を仕掛けた。お陰様で少しは顔を知ってもらえるようになった。

11月の大会に向けてリスタートした先日のこと。ご縁の出来た某校ソフトボール部の監督さんより合同チームでやれないかと相談があったと顧問先生よりLINEがあった。

先方さんは部員３名、自校は９名。
自校は人数ギリギリの崖っぷちながらも単独チームを維持している。

合同か単独か？
この件に関して部活指導員の私からとやかく意見することはない。顧問先生と選手たちが決めることである。その決定に従い私は来年3月末までの任期を全うするのみである。

…なんだけど、少し私見を書いとこうかと思う。どっちが良いとかではなくて2つの選択肢のそれぞれで私見を述べてみる。

先ず単独チームで行く場合。
これは現状の方針のままなので当初の目的を果たすだけである。先方の３名の選手には気の毒な回答になるけれども。

合同で行く場合。
新人戦後の振り返りで話し合った内容は一旦保留して、合同チームとしての目標を擦り合わせなければいけない。お互いの温度差なく同じ方向に向かえるなら問題ない。

2校とも部員不足の『合併型』ではない。ギリギリながら単独チームの自校に先方が加わる『合流型』チームになる。距離が離れてるので合同で練習やるのは週末だけになる。
実力次第になるが3人合流すれば誰か３名が補欠に回る。自校の1年生の内の４名は高校からソフトボールを始めた初心者だ。ポジション争いに敗れて出場機会を失えばモチベーションも無くす可能性はある。

実力勝負なんだからそれは仕方ないといえば確かにその通りだが、その当たり前の道理が自校に当てはまっていれば初心者の４名は最初っから入部してきてないんじゃないかと思う。

3年生が引退した4月。
2年生は3名。
つまり新入部員が６名以上来ないと単独チームは成立しなかった。
弱小チームに６名確保のハードルは高く思えた。事前の調査では中学でのソフトボール経験者は４名。実際に入部してくれたのは２名だった。
でもフタを開けてみれば未経験者４名が入部してくれ、晴れて新チームは単独チームでスタートが切れた。

もう心ん中でガッツポーズした。
心ん中で道頓堀ダイブした（私は巨人ファンだけど）

ソフトボールに興味を持って入部してくれた選手らにソフトボールの楽しさを味わって卒業してもらいたいと思った。

なので指導者としては大甘なのは百も承知ですが、11月の大会に向けて基礎から見直そうと少し目の色変わってきた選手たちがポジションを失う可能性があると思うと胸が苦しくなります（こーいうとこがコーチに向いてないのかも💧）

いや、先方の3人も辞めずに練習続けてるってことには頭が下がります。試合に出させてあげたいと思うのは当然でしょう。

合同で１２名になれば棄権のリスクも減ります。ただ、そのメリットを活かすには2校でしっかり目標を共有して同じ方向を向かなきゃいけません。それが可能なら合同チーム有りかなと思います。

また、合同チームで行くなら秋の大会のみの暫定チームでなく、最終ゴールである来春の総体予選まで行くべきかなと私は思ってます。

自校は弱小ながらも大会毎に積み上げて行こうと話し合ってます。秋の大会もその一つです。秋も勝利することを目標にして来春に繋げようとしています。『秋だけ合同でやることが目的』になってしまうと積み上げにならないのです。やるなら最後までタッグ継続すべきだと考える。

でも来年4月にはまた新入部員が入ります（入らないかも知れんけど）
互いに部員数が増えると合同チームの規約から外れる可能性があります。それを思うと合同チームは自校にはメリットが少ないかなと考えてしまいます。

まだ結論は出てないんだけど…先ずは選手らの意見を聞いてみるみたいです。

まぁ、『やれ』とも『やるな』とも言えないんですけど静観して待つのみです。