見出し画像

【関西独立リーグ】対東京ヤクルトスワローズ戦(9.4)選抜メンバースカウティングレポート

前回のレポートはこちら

いよいよシーズンも佳境!

さてさて、いよいよ9月が近づいてきました。ドラフト会議に向けてシーズンも佳境。そんな中行われる対東京ヤクルトスワローズ戦。6月以来の翔んで埼玉。選ばれた選手も今回は一味違う感じになりました。選手を解説していきたいと思います。


※成績は2019年8月30日現在
※カッコ内は今季代表に選ばれた回数
※年齢は現在の年齢

首脳陣

監督:加藤秀司(5)
阪急ブレーブスの黄金期を支えた名内野手。昨年よりインパルスの監督として関西独立リーグに関わっている。前回のオセアン滋賀ユナイテッドBC戦で今季初勝利。

投手

草間サトル(06ブルズ)(5)右投左打 26歳
シーズン:16試合5勝1敗2セーブ 防御率2.94
代表:3試合0勝0敗0セーブ 防御率13.50
先発、ロングリリーフをこなせる投手。8月に入ってからは先発先発起用が主となっている。その上で安定した投球を続けている。

白戸颯(06ブルズ)(2)右投右打 25歳
シーズン:19試合0勝1敗6セーブ 防御率3.68
ブルズの守護神。6月25日から7試合連続無失点(代表戦を入れたら8試合連続無失点)中。6セーブはリーグトップ。
球威のあるストレートが武器。実は入団時は内野手だった。

野井優星(堺シュライクス)(2)左投左打 20歳
シーズン:14試合1勝5敗0セーブ 防御率5.83
代表:1試合0勝0敗0セーブ防御率0.00
今回選抜の唯一の左投手。先発中継ぎでフル回転をしているシーズン。スピード以上に伸びのあるストレートが武器。

楠本陣(和歌山ファイティングバーズ)(5)右投右打 21歳
シーズン:17試合6勝4敗0セーブ 防御率2.38
代表:3試合0勝0敗0セーブ 防御率3.00
スリークォーターからキレのあるストレートとスライダーを投げ込む。ロッテ戦、ソフトバンク戦では1イニングを無失点に抑えた。防御率はリーグトップ。

周人(兵庫ブルーサンダーズ )(5)右投右打 18歳
シーズン:22試合1勝1敗1セーブ 防御率2.75
代表:5試合0勝0敗1セーブ 防御率0.00
三段フォームでおなじみ。代表戦になると必ず話題になる。代表メンバー最年少。現在代表で10イニングを投げ未だ失点なし。

藤山大地(兵庫ブルーサンダーズ )(2)右投右打 20歳
シーズン:19試合6勝4敗0セーブ 防御率4.46
代表:2試合0勝0敗0セーブ防御率0.00
140キロ台のボールを荒々しく投げ込む。調子のいい時は全く相手が手が出ない。
ロッテ戦では先発し3回無失点。

服部健太(兵庫ブルーサンダーズ )(3)右投右打 25歳
シーズン:20試合1勝2敗4セーブ 防御率4.41
代表:3試合0勝0敗0セーブ 防御率3.86
150キロ近い速球の持ち主。通称「兵庫のラスボス」。抑え固定起用されてからは安定した成績を残している。

捕手

山北耕平(06ブルズ)(5)右投右打 25歳
シーズン:32試合100打数26安打1本塁打13打点0盗塁 打率.260
代表:5試合7打数1安打0本塁打1打点 打率.143
好調ブルズ投手陣を支える捕手。ツボにハマればどこまでも飛ばす強打の捕手。

西河洋樹(和歌山ファイティングバーズ)(5)右投右打 25歳
シーズン:29試合109打数31安打4本塁打13打点 打率.285
代表:5試合8打数2安打1本塁打2打点 打率.250
オリックス戦では漆原からホームランを放った。6月22日の堺戦ではサードも守った強打の捕手。7月15日の堺戦ではホームから何度も一塁へ牽制を仕掛けた。

深谷力(和歌山ファイティングバーズ)(初)右投左打 19歳
シーズン:28試合93打数23安打2本塁打12打点7盗塁 打率.247
捕手登録だが、ショートサードなど様々なところを守ることができるプレーヤー。8月9日の堺戦では豪快なホームランも放っている。周人は同じ高校の同級生。

内野手

孫入優希(06ブルズ)(5)右投右打24歳
シーズン:33試合129打数42安打7本塁打33打点10盗塁 打率.326
代表:5試合13打数0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.000
昨年度リーグ三冠王。ホームランと打点はリーグトップ。強肩を生かしたショートの守備にも注目。場面によって右打もできる器用な打者。

洋平(06ブルズ)(4) 右投左打19歳
シーズン:30試合107打数25安打0本塁打13打点23盗塁 打率.327
代表:3試合2打数1安打0本塁打2盗塁 打率.500
ブルズの切り込み隊長。打順を組み替えた最近では3番を担当。6月29日の堺戦では4安打3盗塁と大活躍。6月のロッテ戦では2試合で内野安打1本と盗塁2つと持ち味を発揮。盗塁はリーグトップ。

上村健斗(06ブルズ)(4)右投左打 28歳
シーズン:33試合120打数35安打1本塁打18打点13盗塁 打率.292
代表:4試合7打数0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.000
昨年は最多安打と盗塁王のタイトルを得た韋駄天も今年はチーム戦略から5番を打ち活躍。セカンドの守備位置を大胆に取るようになり「なぜそこに上村」と悔しがるシーンが多発。

松本聡(堺シュライクス)(2)右投右打 24歳
シーズン:30試合103打数34安打0本塁打16打点2盗塁 打率.330
代表:1試合1打数0安打0打点0盗塁 打率.000
堺不動の5番。つなぎ役として渋い活躍を見せている。6月25日の和歌山戦では4打数4安打の大当たり。走塁も抜け目なく、ヘッドスライディングでタッチをかいくぐる。

丹羽竜次(堺シュライクス)(3)右投左打 22歳
シーズン:27試合86打数24安打0本塁打12打点8盗塁 打率.279
代表:2試合2打数0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.000
6月は打率.643と大暴れを見せた。シュライクス史上初のホームランを打った男。7月末に死球を受け戦列を離れたが復帰。

神原裕司(堺シュライクス)(3)右投左打 25歳
シーズン:28試合92打数32安打2本塁打28打点0盗塁 打率.348
代表:3試合7打数1安打0打点0盗塁 打率.143
堺の4番。一時調子を崩していたが、8月に入り打点12の荒稼ぎ。代表ではオリックス比嘉からヒットを放っている。

安永周平(和歌山ファイティングバーズ)(3) 右投左打 24歳
シーズン:27試合70打数21安打0本塁打4打点17盗塁 打率.300
代表:2試合3打数1安打0本塁打0打点0盗塁 打率333
和歌山ファイティングバーズのキャプテン。主に9番を打つが、巧みな打撃と守備で盛り立てる。FM TANABEのラジオCMではお茶目な一面ものぞかせる。

松浦仁(兵庫ブルーサンダーズ )(5)右投左打 22歳
シーズン:33試合138打数44安打3本塁打29打点3盗塁 打率.317
代表:5試合14打数3安打0本塁打0打点0盗塁 打率.214
前回の代表では滋賀の高井から三塁打。8月16日の堺戦では吉田からレフト方向へ特大のホームランを放った。

外野手

奥田一弘(06ブルズ)(5)右投右打 23歳
シーズン:33試合129打数29安打4本塁打16打点19盗塁 打率.225
代表:4試合7打数1安打0本塁打1打点0盗塁 打率.143
俊足とパンチ力の持ち主。最近は1番に座り打率をじわりじわりと上げている。ロッテ戦ではタイムリーヒットを放った。

菅野亜門(和歌山ファイティングバーズ)(初)右投左打 25歳
シーズン:29試合91打数22安打0本塁打8打点3盗塁 打率.242
入団当初から4番を打つも、6月ごろまでは打率1割台と低迷。しかし夏になるにつれ調子を上げてきた。セカンドやファーストでもスタメン出場する。

猪飼真(和歌山ファイティングバーズ)(初)左投左打 23歳
シーズン:16試合53打数11安打0本塁打4打点8盗塁 打率.208
怪我など出遅れたが、7月より本格復帰。主に3番に座り猪飼につなぐ。

二角太陽(和歌山ファイティングバーズ)(4)右投両打 22歳
シーズン:29試合119打数29安打0本塁打15打点19盗塁 打率.244
代表:3試合3打数2安打0本塁打0打点0盗塁 打率.667
俊足強肩のリードオフマン。ソフトバンク戦では代表初ヒットを放つなど1安打、2出塁、滋賀戦でもヒットを放っている。

濱田勇志(兵庫ブルーサンダーズ )(3)左投左打 22歳
シーズン:29試合81打数21安打0本塁打17打点3盗塁 打率.259
代表:2試合2打数0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.000
広い守備範囲が魅力の外野手。どの打順も任せられるタイプの選手。8月29日のブルズ戦では3安打2打点の活躍だった。今季2度頭部死球に見舞われた。

甘露寺仁房(兵庫ブルーサンダーズ )(4)右投右打24歳
シーズン:32試合111打数35安打7本塁打20打点2盗塁 打率.315
代表:4試合9打数1安打0本塁打0打点0盗塁 打率.111
主に6番を打つ。リーグトップのホームランを記録しているパワーヒッター。8月17日の堺戦では野井からポール直撃のホームランを放っている。

松本昌大(兵庫ブルーサンダーズ )(4)右投左打 28歳
シーズン:33試合121打数39安打1本塁打20打点2盗塁打率.322
代表:3試合4打数0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.000
17年打点王。今回の代表最年長選手。松浦の後をしっかり固めるポイントゲッター。

総括

外野手でこれまで出場機会の多かった聖矢らが外れたため、外野手は初選出の和歌山の選手を含めフレッシュな顔ぶれに。

また久々に代表に招集された、野井や神原がどのような活躍を見せるか楽しみである。

逆にヤクルトには坂口、畠山と言った実績のあるベテランがファームにいたりする。そんな選手相手にどんなプレーができるか、楽しみだ。

9月4日戸田球場でプレイボール!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?