【堺シュライクス】激しさを増すアピール
バレンタインデー
世間はバレンタインである。この日に自分の思いの丈を好きな人にぶつける人もさぞ多いだろう。残念ながら筆者にはそこに良い思い出がないため割愛する。
しかし、野球界にはそんな華やかな日も、服をチョコ色に染めてアピールを続ける人たちがいる。
そう、ここでアピールができなければ次へは進めない。そういう世界なのだ。
(どんどんチョコ色に染まる堺シュライクスの選手たち)
合同練習も2週目の終わりに近づくと首脳陣も遠慮がない。ノックの雨を降らせ続けている。そういえば去年もそうだったか。
ただ去年と違うのは、ボール回しひとつしっかりとした送球で確実に決めていくところだろうか。特に捕手コンバートされた拓人はノックやボール回しで速く低い球をガンガン投げ込んでいく。
(間違いなく送球の質が11月と違う拓人)
内野手は樋口勇次が華麗なグラブ捌きを見せていた。今いる選手の中ではおそらく別格だ。抜けそうな当たりに食らいつき、グラブトス、という動きを何度も見せていた。
(内野一通り守れる守備力を持つ樋口)
注目のルーキー
今日は個人的に楽しみにしている選手が二人いた。
一人は、WBC予選フィリピン代表のパウロ・マカサエト投手。WBCまでの期間中、シュライクスと共に練習をし、調整するという。
(「おはようございます!」と元気に日本語で挨拶をしてくれたパウロ投手)
今日はブルペンでの投球はなく、ランニングなど個人での練習に取り組んでいた。
もう一人が、フルタイムナックルボーラーとして話題となった佐野太河投手。
思った以上に小柄だなと思っていたが、マウンドに登れば驚きの連続だった。
思わず一眼レフにも関わらず動画を撮ったのでこちらをどうぞ
キャッチャーがギリギリのタイミングで捕球をしているのがわかるだろうか。そして受けるたびに「ウフー!!!オホホホォー!」と曲がりのエグさに驚嘆しながら叫ぶ様も映っていると思う。
実際近くで見たナックルは、浮かび上がったり鋭く落ちたり、右に左に寄ったりする。なかなか軌道にバットを合わせられないのではないだろうか。
(ちょっと打席に入ってみた河村将督。パウロ投手も入ったあと天を仰いだ)
ストレートも何球か投げたが、特筆すべきは「荒れ球がほとんど無い」ことだ。
ボールを受けていた山田偉琉も落としたボールこそあったが、取れない、弾くというシーンはなかった。打者相手にどれぐらいの効果を発揮するか、早く見てみたい。
完成形はどうなるか
さて、2月の練習も明日で折り返しとなる。
今日のノックでは佐藤将悟がライトに入るなどの動きもあった。
(ライトから返球する佐藤将悟)
外野手は(大西監督含めて)5名。入り込む余地は確かにある。
また、首脳陣が平岡楓にセカンドやサードの準備をするように指示をする場面もあった。賢雨の入団取りやめもあり、逆に内野も様々な起用が想定されるようになってきた。
オープン戦まで25日。開幕まで50日。目立って目立って目立ち倒してスタメンの座を射止める選手が少しでも多く出るように祈りたい。
参考:本日の守備シフト
外野ノック
レフト:平岡 センター:鶴巻 真路 ライト:辰巳 佐藤
内野ノック
ファースト:鶴巻 真路
セカンド:丹羽 平岡
サード:大神 今井 佐藤
ショート:樋口 辻田
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