令和版ゲーム脳——人生がゲームになってしまった人たち
人生はゲームじゃない。
そんなことは分かりきっている。
しかし、人生にはゲームみたいなところがある。
そう言われると否定できないような。
子どもの頃。
親からゲームは1日30分と怒られたものだった。
1993年生まれのぼくが子どもの時代は、「ゲーム脳」って言葉が、支配的で教育感度の高い親はこの言葉をありがたがって引用した。
ゲームはやり過ぎるとバカになる。
今となっては、「ゲーム脳」は一部の脳科学者の見切り発車と引くに引けないプライドでしかなかったわけである。
ゲームは