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9月6日(2015年) 意地を見せた第2戦だが“3点止まり”

 2015年9月6日(日)、浦和レッズは埼玉スタジアムにアルビレックス新潟を迎えて、Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦を行い、3-0で勝利した。アウェイの第1戦は0-5の大敗を喫しており、2試合合計3-5でレッズはナビスコカップから姿を消した。

 前週の水曜日、新潟から戻るときはさすがに勝ち上がりは難しいと思っていた。しかし、浦和に帰ってしばらくすると、もしかしたら、というより、もし大逆転するようなことがあれば歴史的な試合になる。これを見逃してはいけない、と思うようになった。まあ、仕事だから見逃すことはないのだが。

 何の根拠があるわけではなかったが、絶対に5-0で勝てないと決まったものでもない。つまりは超楽観的希望というやつで、そうでも思わなければ第2戦を見るのが苦痛だったかもしれない。

 前半はその超楽観的希望が現実に変わっていく45分だった。
 開始から、失うものは何もない、という姿勢でガンガン攻めることもありうる、と考えていたのだが、レッズは何故か慎重な試合運びで、シュート数はわずか1本。新潟はシュート7本。点を取らなければならないのはどっちだ、と言いたくなるような展開だった。

 しかし後半はギアを上げた。
 55分にセットプレーから阿部勇樹がヘッドで合わせ1点を奪うと、ケチャドバではないが攻撃に火がついた。58分には宇賀神友弥の左クロスから李忠成がゴール。さらに70分、阿部がエリア内で倒され得たPKを阿部本人が決めて3-0と迫った。
 そこからは新潟が守備に重心を置くようになり、それ以上は点が取れなかった。
 3点も取って「3点止まり」とは失礼な表現だが、必要なのは最低5点だった。言っても仕方のないことだが、なんで第1戦で5点も取られたんだ、とも思った。

 第2戦自体は面白かった。見方を変えれば、後半の攻勢のために前半は抑えていたのかもしれない。もし4点目が取れていたら、最後の何分間かはすごく白熱したものになっていただろう。
 西川周作、槙野智明、興梠慎三に加え、ズラタンも招集された代表ウイーク。その中でも第2戦である程度の意地を見せたことに、満足はできないが、自分を納得させた。

 さて、みなさんは2015年9月6日、何をして何を感じていましたか?

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。


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