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8月4日(1993年) 歴史的快挙、喜びの四重奏

 これを読むと「そんなことで大喜びしてんの?」と突っ込まれるだろう。
 しかし当時は、レッズとして画期的なことだったのだ。

 1993年8月4日(水)、浦和レッズは万博記念競技場に乗り込んで、ガンバ大阪とJリーグ2ndステージ第3節を行い、1-0で勝利した。開始3分、堀孝史がFKをクイックリスタート。左サイドから福田正博が上げたクロスを柱谷幸一が中央でヘディングで決め、その先制点を守って勝った。1stステージ第15節以来、6試合ぶりの得点だった。

 5月16日、記念すべきJリーグ開幕戦で敗れた相手とスタジアム。そのリベンジができた。
 前節、ホームで横浜マリノスに勝利。2連勝は今季初めてだった。
 1stステージは3勝15敗。開幕4連敗で始まり、一度も白星が負けの数を上回ることがなかったが、2ndステージは2勝1敗の勝ち越しスタートになった。
 1stステージの3勝と、前節の勝利はいずれもホーム。アウェイでの勝利は初めてだった。
 
 どうだろう。いま見ると、笑ってしまうようなレベルだが、当時は歓喜の四重奏だったのだ。
 こういうたとえ自体がわからないかもしれないが、1stステージで開幕4連敗した後、ホームでヴェルディ川崎にPK戦で勝ったときのうれしさに匹敵するものだったし、特に「2ndステージ2勝1敗」という事実が、「強い方」に入ったような気分にしてくれて、今後の楽しみという部分で、それまでの勝利とは違う次元のものだった。
 もっとも2勝1敗の勝ち越しではあるが、得失点差が-3だったので順位は10チーム中6位だったのだが。

 もし、このあとの第4節がホームだったら、MDPがそんな喜び満載のものになっていただろう。だが、第4節はアウェイだったから、この歴史的快挙がモノとして残っていないのだ。

MDPに載ったのはこれだけ

 じゃ、その第4節の結果は?
 それはノーコメント。

 さて、みなさんは1993年8月4日、何をして何を感じていましたか?

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。


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