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清尾淳のレッズ話#279 ここから20年目~川崎との戦い /埋められる差を埋めるために

 周知のとおり、川崎は2005年に昇格してから今まで一度も降格していないばかりか、J1で4度の優勝を果たしている。昨季まで31シーズンあったJ1リーグで優勝したことのあるクラブは11だが、そのうち7クラブがオリジナル10(東京V、鹿島、広島、横浜FM、浦和、G大阪、名古屋)。それ以外の4クラブは、磐田、柏、神戸と川崎。磐田、柏、神戸は、いずれもJFLからJリーグに昇格したクラブ。その後、降格もしているが、最初のJリーグ入りは、JFLからだった。川崎はJ1リーグ優勝経験クラブの中で唯一、J2からJ1に昇格したクラブで、言葉を変えれば優勝経験クラブの中でJ1初昇格が最も遅かったクラブという言い方もできる。
 だから何?と言われるかな。
 
 レッズが川崎を上回っている部分はたくさん(?)あるが、逆もある。
 間違いなくJ1優勝回数ではだいぶ差を付けられてしまったし、地域活動については方向性がレッズと違うのかもしれないが、少なくともレッズよりもキメ細かそうな感じはある。
 そして、個人的な思いだが、かつ僕の力ではどうしようもなかったこと。それは川崎がコロナ禍でも、マッチデープログラムの発行をやめなかったことだ。

 J1優勝回数も地域活動も、追いつき追い越すことはできる。1年や2年では不可能だが、勝つ気持ちがあり、勝つための取り組みをすれば、いつか川崎を上回ることはできるはずだ。
 いつまでも「はず」と言わせないで欲しいぞ。

 マッチデープログラムの連続発行に関しては、もう取り返しがつかないが(しつこい)。


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