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11月1日(2019年) 思わぬ経緯で福島がJ1デビュー

 2019年11月1日(金)、浦和レッズはカシマサッカースタジアムに乗り込み、鹿島アントラーズとJ1リーグ第30節を行い、0-1で敗れた。この試合でGK福島春樹が先発でJ1デビューした。

 福島は専修大学から2016年に加入。その年6月、J3のガイナーレ鳥取に期限付き移籍したが、11月に右膝を負傷。2017年にレッズに復帰し、翌年ルヴァンカップでレッズデビューした。その後、西川周作の控えとしてベンチには入り続けたが出番は来なかった。

 10月23日、広州恒大とのACL準決勝第2戦で、西川が通算2度目の警告を受け、決勝第1戦を出場停止になることが決まった。福島がゴールを守ることはほぼ決定的だったが、丸1年以上公式戦出場がなかったことから、ACL決勝第1戦の前に国内の試合で試合勘を戻す必要があると思われた。それが、この鹿島戦だった。

 試合は緊張感のある攻防が続き、後半はレッズが押し気味に進めたが72分、鹿島のシュートを福島が好セーブしたこぼれを蹴り込まれ、それが決勝点となった。
 福島に自信を持たせるためにも、勝ちたい試合だったが、良い形で攻撃を仕掛けながらも点が取れなかった。

 京都サンガを経て現役を引退した福島にとって、これが唯一のJ1出場記録となった。

 なお、この試合の前まで続いていた西川のJ1リーグ連続フル出場は225試合でストップ。曽ヶ端準が持つ歴代1位の244試合に追いつくのはほぼ不可能になった。ACL決勝第1戦の出場停止により、福島にリーグ戦の先発を譲る可能性が浮上したときには「どんな形でもチームが勝つためにできることを考えたい」と語っていた。

さて、みなさんは2019年11月1日、何をして何を感じていましたか?

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