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書籍「書くのがしんどい」から得た「書けるようになる」5つのコツ

昨年お世話になりましたライティングカレッジ(以下ライカレ)。

入学した昨年10月は大切な方の誕生月だったのですが、
誕生日を忘れていたことに気づいたのはなんと、卒業後!
怒涛の3ヶ月でした(笑)。

というのも、ずっと放置していたTwitterで
発信することになり、四苦八苦していたのです。

そのライカレの推薦図書。
竹村俊助さんの『 書くのがしんどい 』

実はライカレ入学前にも読んでいたのですが、
電子書籍を書く前にもう一度読みたくなり
引っ張りだしてきました。

『書くのがしんどい』竹村俊助 著

この付箋の数!!
重要ポイントがぎっしりです。

著者の竹村俊助さんは、手掛けた書籍が累計100万部以上の編集者。
もともと書くこと自体は好きではなく、苦手だそう。

今日はこの書籍から得た自分なりの気づきを
5つに絞って書かせていただきます。

1.書けない原因はメンタル?!

大切なのは「書こう」とすることではなく、
「伝えよう」とすることです。

『書くのがしんどい』

伝えるためには「共感」が大事。

ということも随所に書かれていて、
わたし、奇抜な人になろうとしていたかも……
と気づけて良かったです。

「生み出そう」というメンタルがそもそも間違っています。

『書くのがしんどい』

とバッサリ斬られました(笑)


2.読まれるための「編集者マインド」

読まれる文章を書くためには自分の中に
「書き手」と「編集者」をつくりだすことです。

『書くのがしんどい』

「まず下手でもいいから書きなぐる。
そのあと冷静になって編集者の立場で文章を見直して整えていく」

最初からわかりやすくておもしろい文章が
書けるような人なんてほぼいません。(中略)
あの村上春樹さんですら、何度も書き直しながら作品を磨いていきます。

『書くのがしんどい』

そ、そうですよね……お恥ずかしい。
ド素人なのに自分に期待しすぎていたことに気づきました。
これだけでも収穫!

小説家には簡単になれないけど、
「ここがいい」「ここが悪い」というのは意外に誰でもできる。
まずはひたすら主観的に書き、
少し時間を置いたら編集者になって客観的に見ながら整理していく。

とのことでした。

書くときは自分をほめながら。
読むときは自分をけなしながら

『書くのがしんどい』

これなら書けそうな気がしてきませんか?
私はその気になってきました。

3.「いいから、書く。」

発信が簡単になっていく一方で、
読んでくれるハードルは年々厳しくなっているのです。
(中略)
「最後まで読んでもらえたら分かるんですが……」
という人もいますが、最後までどころか
入り口にすら立ってくれない人が大半なのです。

『書くのがしんどい』

本書では詳しいテクニック的なことも書かれていますが、
いくらノウハウを詰め込んでも、やはり最後は
「実際に書いて、みんなに読んでもらう」ことで
腕を磨いていくしかない。

スキーの教則本をいくら読んでも、
スキーがうまくならないのと同じです。

実際に滑って転んでみなければ、
腕は上達していきません。

『書くのがしんどい』

最初のうちはとにかく発信して、どんどん失敗すること。
そこでおすすめされていたのが
ライカレの課題にもあるTwitterでした。

インフルエンサーを目指す必要はない。
自分なりの「目的」を持って、
「ビジョン」を描いてTwitterをやること。

意外と大切なのが「何を書くか」ではなく
「何を書かないか」を決めることです。

『書くのがしんどい』

これも次の【長めの文章を書くコツ】も
ダイエットと共通するなーと思いました(笑)

厳しい食事制限は推奨していませんが、
「何を食べるか」より「何を食べないか」
を決めることはとても大切だと思っています。

4.長めの文章を書くコツ

わたしは今、人生で一番長い文(電子書籍)を書こうとしています。
そこで、長文に対する苦手意識が出てきたのですが、
竹村さんが本をつくるときのポイントが刺さりました。

「読み終えてどういう感情になってほしいか」を考えています。
読後感から逆算して文章を組み立てていくわけです。

『書くのがしんどい』

どうしてもゴールまで寄り道したり
迷子になってしまうのですが、
【読者の感情】にフォーカスすることですね。

そのうえで

長めの文章を書くコツは、なによりもまず
「自分は意志が弱い」と認めることです。

『書くのがしんどい』

・ちゃんと寝ておく
・その原稿のことしか考えないような環境に身を置く
・作業を小分けにする
・そもそも長く集中できないと知っておく
・締切日を宣言する
・質より終わらせることを優先させる 

やる気になるから動けるのではなく、
動き始めるからやる気が出るのです。

『書くのがしんどい』

ダイエットも寝ることが大事です。
運動も意志に頼らず、やり始めることが大事だったりします(笑)

5.私が書いても意味がない?

きちんと言葉にしないとわかってもらえない時代。
「これを書いてみんなに伝えることで、
世界を0.01ミリでもレベルアップさせるのだ」

使命感をもって書くと、結果的にうまくいくのだそう。

大切なのは変に見返りを期待せず、ギブを続けることです。
「他者に貢献しよう」という意識で発信することです。

『書くのがしんどい』

「上から」ではなく「一緒」に盛り上げる意識が大切。
やっぱり共感が大事ですね。

文字にはその人のこれまでの人生が凝縮されています。
その重みは読んでいる人にも伝わるはずです。

『書くのがしんどい』

と仰るとおり、竹村さんのお人柄がにじみ出ていました。

2回拝読しましたが、最低でもあと1回!
いえ、
そばに置いて何度も読み直したくなる書籍です。

書けなくてうんうん悩んでいるのは「便秘」と一緒です。
飯を食わず運動もしていないのに、
便座で唸っていてもう〇こは出ません。

『書くのがしんどい』

こんな楽しいたとえ話を交えながら

「書くことがなくてしんどい」
「伝わらなくてしんどい」
「読まれなくてしんどい」
「つまらなくてしんどい」
「続かなくてしんどい」
をすべて解決してくれる書籍でした。

中高生にもわかる言葉で書かれていて、とても読みやすいです。
書くことにメンタルブロックのある方はぜひ読んでみてください!!

Twitter を続けられたのはライカレのおかげです。
はじめてでも開設の仕方から教えていただけるサポート付き。
続けるコツも仕込まれていて本当におすすめです!


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