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スピーカーの一本化!CDやレコードをPCのスピーカーで聴く

YAMAHAのMG12XUというミキサーを導入しました。
今まで、CDプレイヤーとアナログプレイヤーのためにプリメインアンプとスピーカーを別途用意していたのですが、デスクに置くスピーカーを、Macにオーディオインターフェイスを介して繋いでいるGENELECのスピーカーに一本化することにしました。

オンラインレッスン用のマイクとSYNCROOM(オンラインセッションのサービス)用のマイクもミキサーに繋ぎたかったので、INPUT1、2にそれぞれ繋ぎました。

ここで一つ問題が発生します。
CDプレイヤー、アナログプレイヤー用は、オーディオインターフェイス側でモニタリングの音量を上げておかないと、Macに音は取り込めてもスピーカーから再生はされません。
しかし、オンラインレッスン用のマイクについては、スピーカーから再生されてしまうと自分の声が返ってしまうことになり、会話がしにくくなります。

そこで、ミキサーのグループ機能を利用し、CDプレイヤー、アナログプレイヤーを通常のステレオアウトへ送ってそれをオーディオインターフェイスのINPUT3・4へステレオで送り(INPUT3は左チャンネル、INPUT4は右チャンネル)、オーディオインターフェイス側でモニタリングの音量を上げました。
なお、INPUT3・4はそれぞれ左チャンネル、右チャンネルになるので、オーディオインターフェイス側でPANを左と右に振っておくこともお忘れなく。各ケーブルの、左右のつなぎ間違いにも注意してください。

そして、オンラインレッスンとSYNCROOM用のマイク2本については、ステレオアウトへは送らずグループアウトへ送り、オーディオインターフェイスのINPUT1へモノラルで送りました。
オーディオインターフェイス側でのモニタリングの音量はゼロにしておきます(ここがゼロになっていてもMac側に音は取り込まれているので、オンライン通話などの際は相手へ音声が届きます)。

ミキサーの様子
オーディオインターフェイス側の設定(Antelope Discrete 4SC)

これで、無事にスピーカーの一本化に成功しました。
ミキサーについてはもう少し小さなものでもよかったのですが、グループアウト機能の付いている機種が欲しかったのでこちらにしました。
あと、オーディオインターフェイスに万一のことがあってもよいように、USB端子が付いていることや(オーディオインターフェイスの代わりになる)、リバーブ機能が付いていることも、この機種を選ぶ決め手になりました。
リバーブ機能はSYNCROOM用のマイクを使用するときに使っています。ライブなどで外へ持ち出すことがあればなお便利かもしれません。

今回、スピーカーの一本化を決意した最大の理由は、2組のスピーカーの性能の違いでした。GENELECのスピーカーの方が圧倒的に性能が高く、折角持っているCDやアナログプレイヤーで音楽を楽しむ気持ちが失せてしまっていました。
もう一組のスピーカーをよいものに買い換えることも考えたのですが、GENELECのスピーカーは中古でも10万円ほどするものなので、これと同じグレードのものを買うのは予算的にも厳しいですし、大きなものになると場所も取るので難しいと感じました。
デメリットとしては、レコードやCDを聴くときにオーディオインターフェイスの電源をONにしないといけないことだと思いますが、部屋にいるときには必ずMacとオーディオインターフェイスを使うので特に問題ありません。
個人的にGENELECの音はすごく気に入っているので、お気に入りのスピーカーでお気に入りのCDやレコードを聴くことができるようになってよかったです。

マニアックな話題でしたが、参考にしていただけましたら幸いです。

※USB端子が不要であれば、右下部分がグレーになっている新製品の方がおすすめです。また、今回のように出力を2つ以上に分ける必要がない場合は入出力数の少ない機種でもよいですし、逆にグループアウトが更に必要である場合は入出力数の多い機種を選ばれるとよいです。
ご購入の際は仕様をよくご確認の上お願いいたします。

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