初めてのリーグ戦

8月7日。それはとてもとても大事な日。
親友の誕生日でもあり、プロとして初めてのリーグ戦日でありました。

わたしはもっぱら赤3金1、花牌(春夏秋冬)ドラ飽和三麻をやっている人間。
なんと今回は四麻を一度も打てる時間を取れず、リーグ戦に挑むこととなりました。

それは幸いにもオープンしてまだ1ヶ月のお店が、賑わっているからこその多忙であり、副店長としての責務を果たすためです。
これより幸せな多忙が世の中にあるでしょうか。

わたしは三度の飯、三度の昼寝よりも麻雀が好きなので、週6勤務(週1休みだけど店に行っちゃうか、別の店に打ちに行く)でもメンタルがやられることはありません!

素敵な多忙。素敵な麻雀生活。死ねるなら、雀荘で死にたい。どう考えても迷惑だけども。

あーだこーだ言いましたが、結局言いたいのは四麻全然打ってないけどわたしリーグ戦大丈夫?心配だが?という事です。

結果。

(最高位戦北海道本部のTwitterから拝借しました)
3.3.1.4でした。-6.2pt。
順位点だけで合計で-20ptついていると考えればそこそこ頑張れたほうなのではないかと思っています。

反省点の数?聞かないでください。
でも勝手に書きます。誰かが答えのひとつを教えてくれるかもしれないので。


一半荘目。オーラス時親番2着目、トップも見える。
トップ目との点差1000点未満、3着目との差はちょうど1000点。

役あり聴牌を組めず、字牌の暗刻とヤオチューハイの頭があるため悠長な役あり聴牌に路線変更はできない。ただしそこそこ良さそうな69sで聴牌しました。
競っているふたりとも、片方は6sを、もう片方は7s9sの順番で切っていました。

結局その時の判断はリーチ。
1着目の人間はヤオチューハイのポン、345pのカンスーピンチーの役バックの仕掛けを先にいれていたので全ツはして来ないだろう。(筋が切れすぎてしまい、役暗刻ではなくシャンポンバックと判断。345三色の目は相当薄かった。実際片上がりダブ南バック)してきたとしても先に切っている69sはツモ切りと安易に考えてしまいました。
降りるでしょう、わたしにツモられたって2着だし。放銃したら3着まで落ちるし。の考えでした。
そして、3着目が引く選択をしても勝ち。押してきた時に、既に切っている69sの筋は河に並ぶ手組の可能性のほうが高いと思っていました。

いまのわたしには未だに正解がわかりません。リーチをかけないと、3着目のひとに自由にやらせてしまうと思いましたし、この2者現物は3人で引く69sだと思い込んでいました。

リーチ棒を出したら、片上がり役バックに無筋を押し切られて、ダブ南をツモられリー棒を出したせいで3着。
はたしてこの役なし聴牌両面、2者から切られている69sはリーチせずダマ押しがベストな選択だったのでしょうか。悔いが残るスタートとなりました。


二半荘目。道中の手組にそこまでのミスはなし。
強いて言うならば、南場の親。先制リーチが掛かったときに南がドラの萬子ドラドラメンホン七対子を聴牌。
最高位戦ルールならばとても破壊力のある打点だ!と思いワンプッシュはしてダマテンに構えてしまおうと思いました。
56sの筋が河に先に切れていて、通りやすそうであるがあたれば良い待ち、な染めていない色の7sを聴牌打牌でプッシュ(すでにわたしが河に切っていてさらにリーチ後に持ってきてしまった)してメンタンピンの3900点に放銃。
自分が持っている以外のドラの南は2枚切れだったので、相手の打点は手役が絡まないかぎりは安いと判断して、自分の手牌に溺れて押してしまったが、その聴牌は40000点近く持っていた2着目の自分が取るべき聴牌だったのだろうか。
手牌には現物と南のドラを合わせて最低4回(あとは中筋牌もあった)放銃を避ける選択肢があった。他家はもちろんいくような手格好ではなさそうなので降りていた。
親番とはいえ、40000点の2着は死守するつもりで降りに徹することができる人間が、このルールでは強いのだろうか。
結局2着目で迎えたオーラスも、条件をクリアされ3着に。


三半荘目。自分の自信のある待ちには追っかけリーチをしっかりと打ち、ツモメインで加点できた半荘だった。
細かい反省点はもちろんあるけれど、ここでは割愛する。


四半荘目。これが強いて言うならいちばん反省点が多い半荘であった。
東発親番で3000-6000親かぶり。なかなか重たいスタート。
なんとか加点は重ねるが、2段目に入ってすぐのダブ南含みのポンテン役3に刺さり5200点の失点。
そのあともオーラスまでに、4着目からも満ツモで4→1条件が残るところまで粘って加点。

オーラス計3局も4→1の条件を満たす手組を二度、リーチや仕掛けにまわりにまわってつくることができた。
だけれど、全て叶わずラス目で終了。自分にとってこのラスは悔しいラスではありませんでした。
なんなら、珍しく自分のことを褒めたくなるようなオーラスの計3本場でありました。

ただ対局が全て終わったあと、Aリーグに所属している先輩から、1本場の58sのリーチ(ドラ6s)高め8sで一盃口のメンピンドラドラのリーチ(66778s)を打たないことが、このリーグ戦を勝ち抜く打ち方だと教えられました。

全員がもう今すぐこの状況から逃げ出したいと言わんばかりの、重たい場でした。
ひとり役バックの仕掛けあり。まわりにまわって聴牌し直した58sの景色は正直とても良い。特に8sは山に十分にあると判断できる状況でした。

わたしは満ツモか8000以上を出上がりしないとトップにはなれない。
このルール上のわたしのこのリーチは、放置してもいいリーチと判断されるのか、多少のリスクを追って迎え打つか、三半荘ともに打ってきたわたしのリーチがどれだけの信頼度のものと評価されるか、わたしにはわかりませんでした。

リーチをかけずにどこからでも安めの5sが出ても3900は4200で2着に浮上。
うっかり高めの8sが出たらどこからでも8000は8300で1着浮上。

「フリーならば、あれは鉄でリーチ。
ただこれは30-10の競技麻雀。ラスは罪。
あそこでこぼれる58sの2着を確実に取りにいける人間が強いゲームだ。」

そう言われた時に衝撃が走りました。
ラスを引いてはいけないとずっと思って挑んだはずのリーグ戦、いつのまにかトップを取らなければいけない、と違う自己暗示を掛けてしまっていました。

同期の成績を見て焦ってしまったのかもしれません。
卓の中に、自分がリスペクトしている先輩がいたからかもしれません。
なぜだか、焦っている自分に気付くことができませんでした。
あの時に、自分の悪手を指摘して頂けたことを心から感謝しています。

対局が終了したあと、各プロが、先生・師匠としている先輩方に、あれはだめだこれはだめだこうしたほうがいいと言われたり自分の意見を述べたりと反省会をしていて、羨ましいなと思いました。
わたしにはこのルールの師匠がいません。
普段なら後ろ見をしてその人の意図を汲み取れるまで 勉強し、ほとんどが同じ打牌になるまでずっと勉強しています。
ただそれがなかなかできません。わたしにとって1番の課題です。

とりあえず、Aリーグの放送対局を見るところから始めようと考えています。
そして、早速同期や先輩に声をかけて勉強会をする予定も立てました。
反省するならばすぐに行動にうつすべきだと思っています。

早く勉強会やりたいな。最高位戦ルール打ちたいな。


ミスをした自分を責めるだけではなく、許してあげられるように勉強をすることをやめない自分でいたいと思います。

日が経ってから書いたので、場況などきちんと文字に起こせずすみません。
それでも自分の反省を忘れないように、やはり文字に残しておきたいと思って急いで書き出しました。

たぶん今後のnoteもこんな内容や反省点が多く載っていくと思います。

もしよろしければ、応援、勉強会の開催などしていただけたら嬉しいです!

次のリーグ戦は9月4日!
実はその前に新人王戦の予選が今週末!

頑張るぞーーーー!!

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